この記事では大学職員に転職・就職を目指す人がどのような手順で転職活動・就職活動を進めるべきかについてお伝えいたします。
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はじめに
大学職員に転職・就職したい人にとっては、「大学職員になるための手順」はすごく気になるところだと思います。
ここでは、現役大学職員で、採用試験の面接官(キャリアコンサルタント資格保有)を担当している私なりの大学職員に転職・就職するにあたっての準備方法をお伝えしたいと思います。
大学職員は人気職種であることもあり、なかなかすぐに働きたい大学の大学職員に転職・就職することは難しいので、そういった意味では長い道のりになるかもしれません。
大学職員への就職・転職活動途中はきっとやる気がなくなることがあるでしょう。
また、勉強やアルバイト、仕事やプライベートが忙しくて時間的な余裕もなくなったりするでしょう。
さらに女子に振られてさらにやる気がなくなったりすることもあるでしょう。
それでも、転職・就職活動を続けることが何よりも大事です。
多くの現役大学職員も、「なりたい」と思ってすぐに採用されたという人はあまりいないので、そのことをご理解いただいて、途中で休憩することがあってもよいので、ぜひ大学職員になるための活動を続けていただければと思います。
大学職員への転職・就職のステップ①「なぜ大学職員になりたいのかを考える」
大学職員に転職・就職するためには、大学という職場や大学職員がどんな仕事をしているのかを知って、なぜ自分が大学職員になりたいのかについて、しっかりと確認をしておく必要があります。
まずは、この点についてご説明をします。
大学職員に転職・就職するには仕事の理解が必要
大学職員に転職・就職をするには、なぜ仕事の理解が必要かと言うと、この部分がしっかりしていないと、面接対策がうまくいなかくなってしまい、いざ面接を受けるときに回答があやふやになってしまうことによって、なかなか合格ができなくなってしまうからです。
もちろん、大学職員の実際の仕事内容に魅力を感じているのではなく、例えば、「大学職員の仕事は楽だ」とか、「福利厚生がよい」とか、「有給休暇がとりやすい」という大学職員の仕事環境のイメージに魅力を感じて大学職員を目指す人もいると思います。
実は私ももともとはそのような考え方のほうが強かったですし、私の周りの大学職員の人もそういった人は多いです。
私は「仕事内容」でも「仕事環境」でもどちらが大学職員になりたいと思うきっかけになってもよいと思っています。
なぜかというと、実際に大学職員として働いている人を見てみると、当初の大学職員になりたいと思ったきっかけはあまり関係なく、頑張っている人は活躍できるし、どんなに採用試験のときに情熱がある人でも、活躍できない人は活躍できないからです。
なので、まずは大学という職場を知り、「なぜ大学職員になりたいのか」ということを自分なりに確認してください。
そして、仮に、大学職員の仕事環境に魅力を感じた人は、少なくとも「志望動機」の点では、大学職員の仕事内容に魅力を感じた人よりは回答の準備が必要になります。
大学職員の仕事がイメージできていないと面接でうまく答えられない
大学職員の仕事がイメージできていないと、「なぜ大学職員を目指したのですか」という最初の質問には答えることができるのですが、第二、第三の質問として突っ込まれたときは、回答に屈してしまうことが多いです。
大学職員の採用試験の面接官は、「大学職員の仕事は楽だと思って受験しているのではないか」というところを見ていることも多いので、そこがわからないような準備が必要になります。
特に転職者に対しては、その傾向が強いです。
ただ、実際に最初は大学職員の仕事環境に魅力を感じた人であっても、大学職員の仕事を調べてみると、当初よりも仕事内容自体に魅力を感じることができたという人もいるので、まずは、大学職員の仕事内容を確認してみてください。
ちなみに私自身は、もともとは残業が少なく、給料も高く、休みが取りやすいだろうというイメージで大学職員への転職を目指しました。
実際に大学職員になってみると、イメージどおりのところもあれば、そうでもないと思うところもありますが、仕事内容も含めて大学職員に転職してすごくよかったと思っています。
ぜひ、大学職員の仕事を理解していただいて、大学職員の魅力を知っていただければと思います。
大学職員に転職・就職したい人が仕事内容を理解するには
もし、大学職員の仕事内容や仕事環境に疑問がある方は、「大学職員の仕事内容」という記事で、大学職員の仕事を9つのカテゴリーに分けて簡単に解説していますので、ご参考にしていただければと思います。
また、私が実際に大学職員として働いてみて気になったこや感じたことについては、「大学職員コラム」で紹介していますので、大学職員の実態が気になるという方は参考に見ていただければと思います。
<主なコラムの記事>
大学職員コラム「大学職員に転職してメリットだと感じていること」
大学職員コラム「大学職員に転職してデメリットだと感じていること」
大学職員コラム「転職者から見て大学職員の仕事は楽なのか」
大学職員コラム「大学職員に転職して10年になって思うこと」
皆さんが特に興味のあるお給料(年収)については、「大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!」にまとめてありますので、ご興味がある方はこちらも見ていただければと思います。
当然、私のブログだけでは不十分ですので、インターネットを使って、色々なサイトを見て、勉強することも大学職員への就職・転職を目指すうえでは大事になります。
大学職員への転職・就職のステップ②「大学職員の採用情報の収集体制を確立する
大学職員の新規採用や中途採用の募集は他の業種と比較するとそんなに多くないのが現状です。
また、自分が通勤できる範囲の求人となると、東京、神奈川あたりに住んでいる人であればよいかもしれませんが、そもそも大学が少ない地域になってしまうとさらに少なくなります。
そのため、1つ1つの募集の情報を逃さないようにしておくことがかなり重要になります。
大学職員の求人は応募までの期間が短い場合ある
大学職員の求人情報は、発表されてから応募締切までの期間が短い場合もあるので、求人が出てからすぐに知ることのできる状況にしておく必要があります。
これは、応募締切に近くなって募集があることを知っても、 履歴書を書く時間が取れなかったり、 気分が乗らなかったりすると、少ないチャンスを逃してしまうからです。
なので、募集がでたらできるだけ早くに知ることのできる体制を作っておく必要があります。
そのためには、就職サイトや転職サイトに登録しておく必要がありますが、就職サイトや転職サイトの数がかなり多いので、大学職員の求人が出ているサイトに絞って登録することが望ましいです。
大学が転職・就職サイトの求人を出す場合の特色
上記に記載したように、大学職員に転職・就職するためには、常に求人の情報を得られる体制にしておく必要がありますので、これまでに大学職員の求人が出たことがある就職サイト・転職サイトを中心に私が登録したほうがよいと思うサイトをいくつか紹介いたします。
気を付けていただきたいのは、このような就職サイトや転職サイトに、大学が職員を採用するために求人を掲載する場合、大学は数十万円以上のお金を払って掲載をしています。
そうすると、A大学はX社のサイトに、B大学はY社のサイトに、C大学はZ社のサイトに掲載するということが多いです(A大学が3つの会社に掲載するということはほとんどありません)。
このため、例えば、X社のサイトが一番規模が大きかった場合、X社のサイトだけ登録しておけばいいやと思う人も多いのですが、X社のサイトは掲載料が高かったりするので、少し小さ目の規模であるY社だけに求人を掲載する大学もあります。
そうなると、X社のサイトにしか登録しないというのはかなりリスクがあるので、最終的には無駄になってしまうかもしれませんが、可能な限り幅広く登録をしておく必要があります。
このブログを見ている方は、すでに就職活動や転職活動を進めている方も多いと思うので、まだ登録をしていないサイトがあれば、チャンスを逃さないという意味でもお時間のあるときに登録しておくことをオススメします。
新卒で大学職員を目指す方
新卒で大学職員を目指す方は、基本的には大手の就職サイトには登録している人が多いと思います。
最近は、売り手市場ということもあって、就職サイトもだんだんと増えてきています。
少し小さなところでも、幅広く登録をしておくようにしましょう。
また、以前は就職サイトに登録をして、求人を探すというのが主流でしたが、最近は、就職活動をする人のサポートをする就職支援会社も増えてきています。
日本では、大卒時が一番幅広い業界に就職できるチャンスですので、ぜひ利用できるものは利用するようにしていきましょう。
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- リクナビ
- マイナビ
求人登録数・規模がナンバー1です。登録していない人はさすがにいないですかね。登録は公式サイト「リクナビ」からできます。
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面接のノウハウを教えてくれる記事や添削講座など、就職活動をする人にとって優しいサイトです。登録は公式サイト「マイナビ」からできます。
転職で大学職員を目指す方
転職で大学職員を目指す人にご理解いただきたいのは、転職サイトには大きく2つの種類があることです。
1つ目は一般の転職サイトで、そのサイトに登録して求人を探すことになります。
2つ目はエージェント系の転職サイトで、エージェント系のサイトでは、個人ごとに担当のキャリアアドバイザーが付いて、履歴書の指導や転職にあたってのアドバイス、 面接の日程調整などをしてくれたりします。
大学職員の求人を見逃さないという意味では、どちらのサイトにも登録する必要がありますが、私としては特にエージェント系の転職サイトを活用してもらいたいと思っています。
というのも、転職活動を実際にやっていくと、けっこう孤独との戦いになるんです。
そんな中で、転職エージェントに登録していれば、担当の方が一緒になって転職に向けて活動してくれるので、本当に励みになります。
また、それよりも大事なことは、自分自身では気づいていないことを色々とを教えてくれることです。
例えば、面接での自己アピールについて、自分ではこう伝えるべきと思っていたことが、このように伝えたほうが面接官の印象がいいと教えてくれたり、自分でも考えもしなかった長所を見つけてくれたり、短所のうまい言い方を教えてくれたりと本当に新しい発見がたくさんでてきます。
私自身が転職活動したときも、最初は人からアドバイスを受けるのは何となくめんどくさいなと思っていたのですが、友達が絶対に登録したほうがよいと言ってきたので、エージェント系の転職サイトに登録をしました。
登録してみると、担当者の方がかなり親身に転職の相談に乗ってくれたり、 面接ごとのアドバイスをしてくれました。
そして、落ちたときは優しく慰めてくれました(笑)。 これにはすごく助けれました。そして何より驚きなのは、これらのサービスはすべて無料ということです。
なんでこんなすごいサービスを無料でやっているか不思議だったんですが、よくよく聞いてみると、転職エージェントとしては、 企業に人材を紹介してその人が採用されると、 企業から転職エージェントに成果報酬が支払われることになっているんです。
だから転職エージェントとしては何とか利用者が合格できるように 色々と努力をしてくれます。そして、転職エージェントでは非公開求人というものがあり、一般に公開していない求人を紹介してくれることがあることです。
私も実際に非公開の求人を紹介していただき、受験をしました。そのときは非公開求人だったせいかすんなり最終面接までいけたのですが、 最終面接で落ちてしまいました。
でも、最終面接まで行けたこと自体がすごくよい経験になったし、自分自身の自信にもなりました。
ここでは、これまでに大学職員の求人があった転職サイトを中心にご紹介します。
(転職エージェントは大学職員の求人は少ないです。)
めんどくさい作業になりますが、ここがスタートとなるのでぜひ頑張ってください。
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- マイナビ転職
- リクナビネクスト
- doda
- リクルートエージェント
- リクルートスタッフィング
- テンプスタッフ
- パソナの人材派遣
- アデコ(Adecco)人材派遣
- オー人事net
- どんな特色ある教育を行っているか
- どんな研究が有名なのか(有名な先生は誰か)
- 地域貢献や社会貢献はどのようなことをやっているのか
- キャンパス(施設)の特色は何か
- 国際化(グローバル化)の取組はどのようなものがあるか
- どのような入試を行っているか
- 今後、大学が生き残っていくにはどのような取組が必要か述べなさい
- 本学の魅力を高めていくためにはどのような取組が必要か述べなさい
- 地域貢献や社会貢献で本学が進めるべきことについて述べなさい
- 大学職員の役割について述べなさい
大学職員の求人数が一番多いので絶対に登録しておくべきサイトです。登録は公式サイト「マイナビ転職」からできます。
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マイナビ転職の次に大学職員の求人数が多いサイトです。登録は公式サイト「リクナビネクスト」からできます。
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大学職員の求人がそれなりにあります。転職エージェントのサービスもあるので通常の転職サイトと転職エージェントの両方のサービスを受けられます。登録は公式サイト公式サイト「doda」からできます。
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大学職員の求人は少ないですが、転職エージェントのためキャリアアドバイザーが丁寧な指導をしてくれます。登録は公式サイト「リクルートエージェント」からできます。
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まずは人材派遣職員として大学職員を目指す方
いきなり正社員での大学職員が不安という方は、 まずは人材派遣で大学職員の経験をするというのもよいと思います。
現在の大学では、多様な雇用形態の人が働いており、人材派遣職員として大学で働いている方も多くいます。
大学職員の中途採用では、大学での勤務経験がある人のほうが、大学の実態を知っており、面接での得点も高くなる傾向にあります。
もちろん最初から大学職員の正社員として働けるほうがよいですが、まずは大学で働いてみたいという人にとっては、人材派遣職員のほうがかなりハードルが低くなります。
運がよければそのまま勤務している大学に正社員として採用される可能性もあるので、人材派遣からでもよいという方は、まずは人材派遣職員として大学職員になるのもよいと思います。
場合によっては、正社員と派遣社員を並行して受験してもよいかもしれません。
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私の大学でも多くの人が働いています。登録は公式サイト「リクルートスタッフィング」からできます。
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福利厚生も充実しています。登録は公式サイト「テンプスタッフ」からできます。
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3,000を超える講座でスキルアップ。登録は公式サイト公式サイト「パソナ人材派遣」からできます。
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メンタル面やキャリアプランのサポート制度があります。登録は「公式サイト「アデコ(Adecco)」からできます。
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全47都道府県に事務所があって利用しやすいです。登録は公式サイト「スタッフサービス オー人事ネット」からできます。
大学職員の転職・就職へのステップ③「受験対策をする」
求人情報が得られる準備ができたら、次に、大学職員に転職・就職するための受験対策をしておく必要があります。
実際に受験する大学を見つけてから始めるのもいいですが、できれば時間のあるうちに少しずつ準備をしておくことが望ましいです。
特に、転職者の場合は、働きながら転職活動をするケースも多いと思うので、早い段階で準備をしておくことをおススメします。
大学職員の採用試験には、大きく、書類審査、筆記試験、論文試験、面接試験などがありますので、それぞれの準備方法を簡単にご紹介します。
大学を知る
まずは、当たり前のことですが、受験する大学について、どんな大学なのか(学部、学生数、有名な先生)、どんな特色(教育なのか、研究なのか、学生支援なのか、国際化なのか、入試なのか等)があるのかについて調べてください。
調べる方法としては、大学の公式ウェブサイトや大学パンフレットを見ることになりますが、それだけではなくて、高校生向けの進路情報サイトも見ると、割と特色がわかりやすく説明されていたりします。
というのは、高校生向けの進路情報サイトでは、少ないスペースに大学として伝えたいことを選んで掲載しているので、大学の特色をつかむためにはもってこいの媒体となります。
「○○大学 特色」などと検索すると、高校生向けの進路情報サイトも結果に出てくるので、そこから確認するとよいと思います。
なんとなくの視点としては、
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などについて、大学の特色を確認するようにしてください。
大学の特色は、志望動機や面接対策をしていく上でも重要になります。
共感する取組はあるか、おもしろい取組はあるか、自分だったらこのように発展させられるというものはあるか、などの観点から見るのもよいと思います。
もし、その大学の特色がなんとなくわからない場合は、私が大学職員の立場として、その大学の特色は何かをお伝えすることもできます。
現在、「ココナラ」というサイト経由で無料で大学職員を目指す方の就職相談を行っています。興味がある方は以下のバナーから登録し、「大学職員 アドバイス」で検索してください。
また、大学パンフレットの手に入れ方としては、大学の入試部門を扱っている部署の前に設置してあったりするので、そこでもらうのが原則になりますが、大学によってはウェブ上で大学パンフレットを公開している大学もあるので、そこから確認することもできます。
どうしても見ることのできない場合は、あまりよくないかもしれませんが、資料請求サイト経由で大学パンフレットを請求することもできます(基本的には入学希望者向けのサイトになると思います)。
その他に、タイミングがあえば、文化祭やオープンキャンパスに行くのもよいと思います。
ここでは、大学の様子だけでなく、実際に働いている職員の様子がわかったり、職員と学生との関わり方がわかったりします。
面接でも、ときどき、「先日の文化祭は来ましたか」と聞かれることもあったので、そういう意味でも、うまくタイミングが合えば、文化祭やオープンキャンパスに行ってみるのもよいと思います。
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大学職員の筆記試験対策
まずは、受験する大学でどのような筆記試験を行うかを調べる必要があるので、採用試験の募集要項やネット上での情報を確認してください。
特に転職者は、各大学の口コミ情報が見れる「キャリコネ」で、採用試験に関する口コミ情報を見つけられる場合があります。
単に筆記試験といっても、問題の範囲によって対策が異なってくるので、どの範囲で出されるかを知ることは非常に重要になります。
できれば、対策する範囲を決めたうえで、準備を進めるとよいと思います。
どうしてもわからない場合は、多くの大学ではSPI系の問題が多いので、SPIで準備をしておくとよいと思います。
SPIは専用の書籍がたくさん出ているので、たくさんの問題を解いて準備をするしかありません。
大学職員の筆記試験は、いわゆる「足切り」に使われることが多いので、なんとか合格ラインに立てるように準備しておく必要があります。
参考になる書籍もたくさん出ているのでぜひ事前に準備をしておくことをオススメします。
大学職員の論文試験対策
論文試験については、すべての大学ではやっているわけではありませんが、ときどき実施している大学があります。
テーマについても様々なものがありますが、例えば以下のものが考えられます。
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いずれにしても大学の現状や大学の先進的な取組を知っておく必要があります。
よろしければ「【テーマ別作成例あり】大学職員採用試験の小論文試験対策」も参考にご覧ください。
大学職員の面接対策
書類審査、筆記試験・論文試験をクリアしたら、とうとう面接試験になります。
大学職員は人気職種ということもあり、面接まで進めないことも多いので、面接まで進めた場合は、合格を目指すだけでなく、落ちたとしても次につながるようしていく必要があります。
基本的には、事前にどんな質問がくるかを考えて、その回答を準備し、面接に臨んでいくことになります。
面接では、質問に対する回答内容はもちろんですが、面接でのやりとりを通じてあなたの人間性や、大学職員として大学の中でうまくやっていけるかを見ることになります。
面接が終わったときに、100%うまく回答することができたという人はまずいないと思うので、面接が終わった後には、うまく伝えられなかったことや想定していなかった質問がなかったかを振り返り、次の面接に活かしていくということも重要になってきます。
面接での質問例については、本ブログの「大学職員の面接対策「よく出される質問」」でも紹介しておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
<主な面接での質問例>
★〔転職向け〕仕事の効率を上げるために行ったことがあれば教えてください。
★〔転職向け〕プロジェクトのリーダーのような仕事をまかされたことはありますか。
★〔転職向け〕部下や後輩を育成する上で、大変だったことはありますか。
★〔転職向け〕これまでの業務の中で、自分が提案したことでうまくいったことはありますか。
★〔転職向け〕部下や後輩にまかせた仕事が締切までに間に合わなそうな場合は、どのような対応をしますか。
★〔転職向け〕部下や後輩が上司の指示に従わない場合は、あなたはどのような対応をしますか。
★〔転職向け〕残業がものすごく多い部下や後輩がいた場合、どのような対応をしますか。
★〔転職向け〕文句や不満を多く言う部下や後輩がいた場合、どのような対応をしますか。
また、面接試験対策を含めた全体の採用試験対策については、別途、「現役大学職員面接官が伝える大学職員採用試験への対策」にまとめて紹介しています。
その他にも、「大学職員面接回答事例集59」という本などでも対策を練ることができます。
「実際の面接試験で出された質問例や筆記試験の内容」や「大学職員の採用試験に実際に受験した方が作成した面接試験の想定問答(回答予定内容)」も併せてご覧ください。
大学職員の転職・就職へのステップ④「落ちてもめげずに受け続ける」
最後になりますが、大学職員に転職・就職するためには、落ちてもめげずに受け続けるということも大事になります。
というのは、大学職員を受験してみると、まぁ、よく落とされます(笑)
「めちゃくちゃ感触よかったのに」というときでも、まぁ、よく落とされます(笑)
電車でお年寄りに席をゆずったとしても落とされます。
朝の占いで1位だったとしても落とされます。
これは、採用数が少ないこともありますし、受験者も多いのでしょうがないことです。
すると、だんだんとやる気がなくなってきて、最終的にあきらめてしまう人も少なくありません。
大学職員はどうしても採用人数が少ないので、長期スパンになりがちなのを改めて理解をしておいてください。
私の友人には約3年をかけて、大学職員の採用決定を勝ちとった人もいるので、ぜひ、落ちてもめげずに、あきらめずに、自暴自棄にならずに、受験をし続けてみてください。
たとえ合格することができなくても、頑張った経験は今後に活きると思います。
みなさまが合格することをお祈りしております。
そして、私で何かお手伝いできることがありましたらできるだけ協力したいと思っております。
大学職員について、聞きたいことや気になることがありましたら、「ココナラ」というサイト経由で大学職員を目指す方の就職相談を行っています。興味がある方は以下のバナーから登録し、「大学職員 アドバイス」で検索してください。