この記事では、実際の求人数などに基づいた大学職員に転職したい人が登録しておいたほうがよい転職サイト・転職エージェントを紹介します。
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大学職員への転職を成功させるポイント
大学職員への転職を成功させるためには、大学職員の求人を見つけてできるだけ多くの大学にチャレンジする必要があります。まずは、大学がどのように求人を出すのか、なぜ多くの大学にチャレンジをする必要があるのかについて説明をします。
大学職員の求人が出る転職サイト・転職エージェントに事前に登録しておく必要性
大学職員の求人の出し方については、大学によって、
①大学のホームページと無料の求人サイト(ハローワーク等)のみに出している大学
②転職サイトに出している大学
③転職エージェントに出している大学
に分かれることになります。
その中で①については、
(1)お金を出して求人広告を出さなくても人が集まる(求人広告を出してしまうと人が集まり過ぎてしまう)
(2)そもそも採用する人がある程度決まっており形式的に募集している
のいずれかの可能性が高いです。
次に、②転職サイトと③転職エージェントについては、お金を出してまで採用活動をしているので、形式的な募集ということは考えににくいため、そもそも合格の可能性がほとんどないということにはならないことになります。
このため、②転職サイトと③転職エージェントに登録し、大学職員の求人を探せる状態にしておくことが大事になります。
ただ、多くの大学職員関連のサイト・ブログでは、リクルートエージェントやマイナビエージェントなど、③転職エージェントの登録を薦めるところが多いですが、実際にはリクルートエージェントやマイナビエージェントは、大学職員の求人がかなり少ないのが実態です。
これは、
(1)③転職エージェントの求人広告の費用は、「年収の〇%」となっていると言われており、例えば、年収が600万円の30%の場合、大学側としては180万円の費用がかかるため、それだけの予算を確保するのが難しいこと
(2)②転職サイトの求人だけでも十分な応募者がくること
が理由となります。
このため、私自身は、③転職エージェントも含めてすべてのサイトに登録するのは手間や管理の面から大変になることもあるため、まずは②転職サイトに登録し、
(1)かなり求人数が少なくても求人が出る可能性があるなら登録しておきたいと思う人
(2)③転職エージェントの特色である職務経歴書の添削等のサポートを受けたい人
(3)大学職員以外に自分自身に合いそうな求人があった場合にオファーをしてほしい人
に該当するのであれば、手間をかけてでも③転職エージェントにも登録してもよいと思っています。
できるだけ多くの大学職員採用試験にチャレンジする必要性
また、できるだけ多くの大学にチャレンジする必要があるのは、
①地域によっては大学職員の転職者向けの求人はあまり多くないこと
②採用倍率が高く簡単には合格できない状況にあること
③採用試験の経験を積むことで大学職員の業界研究や試験対策ができること
などの状況があるからです。
私がこれまでに色々な方から大学職員への転職に向けての相談を受けてきましたが、やはり多くの大学にチャレンジした人のほうが、最終的には大学職員への転職を成功させているような感覚があります。
もちろん、1つの大学しか受けていない状況で合格したり、3つの大学のみ受けて、3つとも合格するという方もおりますが、そのような特別な人以外は、粘り強くチャレンジしていく必要があると思います。
実際に転職活動を進める中で、何度も採用試験で不合格になってしまうと、その後の転職活動のモチベーションを維持するのが非常に難しくなったりします。
また、不合格が続くことが耐えられない人もいると思います。
しかし、大学職員という仕事は仕事のやりがい的にも、仕事とプライベートのバランス的にも非常に魅力だと感じていますので、何度も不合格になってダメージを受けたとしてもチャレンジし続けてほしいと思っています。
私自身は、15以上の大学にチャレンジをいたしましたし、私の友人は3年をかけて大学職員に転職した人もいますので、チャレンジし続けるということが非常に大事だと思います。
登録すべき転職サイト・転職エージェントの考え方
ただ、転職サイト・転職エージェントと言っても、専門職の求人を扱っているところを含めると100社以上あるので、どこのサイトに登録しておくべきか迷ってしまうという人もいると思います。
そこで、この記事では過去に大学職員の求人が出た転職サイト・転職エージェントと、私のほうで確認ができた大学名をまとめておりますので、どの転職サイト・転職エージェントでどの大学の求人が出たことがあるかを確認していただければと思います。
また、例えば、A大学がXという転職サイト・転職エージェントに求人を出していたとしても、次の年度ではYという転職サイト・転職エージェントで求人を出すケースもあります。
これは、転職サイト・転職エージェントでは登録している人材が異なることもあるため、Xという転職サイト・転職エージェントでうまく採用ができなかった場合は、次の年度ではYという転職サイト・転職エージェントで試してみようということになるケースがあるからです。
それ以外にも、大学で人事をやっていると色々な転職サイト・転職エージェントからの営業を受けることいなります。
その際に、「XサイトからYサイトに乗り換えてくれたら広告費用を安くしますよ」や「〇〇大学と〇〇大学ではYサイトに乗り換えたのでこのタイミングで乗り換えてくれたら安くなりますよ」などといった営業がかけられる場合があります。
そのような場合にも、XサイトからYサイトに変更したりすることもあるので、A大学にしか転職する気がなくて、A大学はXサイトで求人が出されているからXサイトだけ登録しておけばよいと思っていても、気が付いたら別のサイトで求人が出されているというケースもあります。
このため、大学職員の求人が出やすいサイトには事前に登録しておくとよいと思います。
転職サイトと転職エージェントの違い
次に、少し話は逸れますが、「転職サイト」と「転職エージェント」の違いは何なのかということを気にする人もいると思います。
大学職員の求人を見つけるという意味では同じなのですが、一応、転職活動を進めるにあたっては、それぞれの違いを押さえておいたほうがよいと思います。
すごく簡単に言うと、「転職サイト」は、そのサイトに企業や大学などの求人が掲載され、利用者は随時それを見て、そのサイト経由で利用者自身が応募手続きを行うというものです。
基本的に利用者がそのサイトの情報を見ながら転職活動を進めることになります。
一方で、「転職エージェント」では、担当のカウンセラーやコンサルタントがつき、非公開求人を含めた大学職員の求人が出たら随時連絡をしてくれたり、実際に応募する際の応募手続きなどをサポートしてくれたり、履歴書や職務経歴書のチェックや、面接に向けたアドバイスをいただけるなど、転職に向けた各種支援を無料で受けられるというものです。
(ただ、実際には大学職員の求人はかなり少ないので、求人数以外の部分に期待をする場合のみ登録すればよいと思います。)
利用者から見ると、「転職エージェント」のほうがサービスがよいですが、大学側から見ると、転職エージェントのほうが広告費用(利用料)が高くなるということがあります。
このため、求人の数としてはどちらが多いかという点では、大学にとって広告費用(利用料)が安く抑えられる「転職サイト」のほうが、大学の求人数が多いということになります。
大学職員の求人が出たことのある転職サイト・転職エージェント一覧
ここでは過去に大学職員の求人が多く出された順に紹介をいたします。
<転職サイト>
上記にも記載しておりますが、「求人数」という点では、転職サイトの登録のみで十分だと思っています。
その中で圧倒的に求人数が多いのは「マイナビ転職」となります。
この記事を読んでいる人はすでに転職活動を始めている人が多いので、もうすでに登録している人がほとんどだと思いますが、大学職員を目指すのであればマイナビ転職は絶対に登録しておく必要があります。
次に求人数が多いのは、「リクナビネクスト」となります。
マイナビ転職ほど求人数は多くないですが、リクナビネクストにも大学職員の求人はそれなりに出ます。こちらもすでに登録している人がほとんどかと思いますが、まだ登録していないのであれば登録しておくことをおすすめします。
次に求人数が多いのは、「doda」となります。
dodaはリクナビネクストにやや劣るくらいの印象ですが、大学職員の求人はそれなりに出ている状況です。dodaについては登録していない方もそれなりにいるので、まだ登録していないのであれば登録しておいたほうがよいと思います。
その他にも「エン転職」や「転職サイトtype」にもときどき求人が出ることがありますが、基本的には上記の3つのサイトに登録しておけば十分だと思います。
大学職員になりたいのであれば、
・マイナビ転職
・リクナビネクスト
・doda
の3つに登録しておくようにしましょう。
<転職エージェント>
続いて、転職エージェントについては、何度も申し上げているとおり求人数が少ないため、単に「大学職員の求人を探す」という目的であれば、求人数はかなり少ないため登録しなくもよいと思います。
いずれのサイトも、大学職員の求人が出ることはかなり少ないので、転職エージェントが行ってくれる職務経歴書などのサポートを受けたいと人や、大学職員以外の自分に合った求人のオファーを受けたいといった人のみ登録すればよいと思います。
(なお、転職エージェントとしても、利用者に採用試験を受けて合格させ、実際に転職してもらわないと自分の会社に利益が発生しないため、求人が少ない大学職員を目指す人へのサポートはあまり力を入れてくれない可能性もあります。)
その中でも登録をしておいてもよいと思う転職エージェントは、
・リクルートエージェント
・BIZREACH(ビズリーチ)
の2つです。
私自身は、「大学職員の求人」という点では期待はしていませんが、自分自身のこれまでの経験や身に付けた能力を踏まえて、自分自身では気が付くことができなかった会社の紹介をしてくれたり、自分が想像していた以上の年収の会社を紹介してくれる可能性があるからです。
大学職員はそれなりに人気の職業になってしまっているため、最終的に合格することができるかはわからないところがありますので、自分自身の可能性を広げるという意味でも、自分に合った会社を探してオファーをしてくれる転職エージェントに登録しておいてもよいと思います。
その他にも、大学職員の求人が出たことのあるサイトとしてはいくつもありますが、基本的にはほとんど求人は出ないので、無理にたくさんの転職エージェントに登録するよりは、転職エージェントは1~2程度に絞り、転職エージェント側の人とコミュニケーションがとりやすい状況を作っておいたほうがよいと思っています。
過去に大学職員の求人が出た「転職サイト」の大学名一覧
過去に大学職員の求人が出た「転職サイト」別に、大学名を記載いたします。なお、こちらで確認できたもののみとなるため、この他にも多くの大学の求人があったと考えられます。
マイナビ転職
<あ行>
藍野大学、愛知医科大学、茨城大学、岩手医科大学、宇都宮大学、桜美林大学、大阪大学、大阪医科薬科大学、大阪経済大学、追手門大学、大阪歯科大学、岡山大学
<か行>
学習院大学、神奈川大学、金沢大学、関西医科大学、関西学院大学、関西国際大学、関東学院大学、九州大学、北九州市立大学、九州産業大学、共立女子大学、京都大学、京都看護大学、京都女子学園大学、京都西安大学、京都先端科学大学、京都精華大学、杏林大学、近畿大学、国立音楽大学、群馬大学、熊本学園大学、恵泉女子大学、県立広島大学、神戸親和女子大学、国際基督教大学
<さ行>
相模女子大学、佐久大学、産業医科大学、静岡県立大学、静岡産業大学、静岡文化芸術大学、静岡理工科大学、実践女子大学、純真女子大学、秀明大学、滋賀医科大学、順天堂大学、上智大学、情報経営イノベーション専門職大学、昭和大学、昭和女子大学、白百合女子大学、駿河台大学、西安造形大学、成城大学、清泉女子大学、西南学院大学、聖隷クリストファー大学、摂南大学
<た行>
高崎経済大学、宝塚大学、多摩大学、多摩美術大学、千葉大学、筑波学院大学、帝京大学、帝京平成大学、田園調布学園大学、東京大学、東京医科大学、東京医科歯科大学、東京音楽大学、東京家政大学、東京経済大学、東京国際大学、東京慈恵会医科大学、東京女子大学、東京女子医科大学、東京造形大学、東京都立大学、東京理科大学、同志社大学、桐朋学園大学、東北学院大学、東洋大学、東洋学園大学
<な行>
長崎外国語大学、名古屋市立大学、名古屋学院大学、名古屋商科大学、奈良県立医科大学、南山大学、新潟大学、新潟星陵大学、二松学舎大学、日本医科大学、日本映画大学、日本赤十字看護大学、日本赤十字北海道看護大学、日本福祉大学
<は行>
羽衣国際大学、広島大学、広島国際大学、福井大学、福岡工業大学、法政大学、北海道医療大学、星薬科大学
<ま行>
宮城大学、武蔵大学、武蔵野大学、武蔵野美術大学、室蘭工業大学、明海大学、明治学院大学、明治薬科大学、明星大学、目白大学(契約)、名城大学
<や行>
山梨学院大学、横浜市立大学、横浜国立大学、横浜美術大学
<ら行>
立教大学、流通科学大学、了徳寺大学
<わ行>
早稲田大学
⇒登録は「マイナビ転職(公式サイト)」からできます。
リクナビネクスト
<あ行>
愛知教育大学、愛知産業大学、藍野大学、桜美林大学、大阪市立大学、大阪産業大学、大阪人間科学大学
<か行>
開志専門職大学、神田外語大学、関西医療大学、北里大学、共栄大学、京都芸術大学、慶應義塾大学、県立広島大学、神戸国際大学、工学院大学、国際医療福祉大学、国際教養大学、国際基督教大学
<さ行>
札幌大谷大学、純真学園大学、西武文理大学、成城大学、園田学園女子大学
<た行>
高崎商科大学、宝塚大学、多摩美術大学、千葉大学、千葉商科大学、東京大学、同志社女子大学、東海学園大学、東北大学、獨協医科大学、東京慈恵会医科大学、豊田工業大学
<な行>
名古屋商科大学、名古屋女子大学、奈良科学技術先端大学院大学、日本医科薬科大学、日本女子大学、日本社会事業大学、日本保健医療大学、日本福祉大学、人間総合科学大学
<は行>
浜松医科大学、阪南大学、広島県立大学、広島大学、広島修道大学、兵庫医科大学、兵庫教育大学、福井大学、藤田医科大学、平成国際大学、法政大学
<ま行>
松本大学、宮城大学、明治学院大学、明治大学
<や行>
ヤマザキ動物看護大学、
<ら行>
立命館大学、流通経済大学、麗澤大学
⇒登録は「リクナビネクスト(公式サイト)」からできます。
doda
芦屋大学、岩手医科大学、大阪体育大学、大阪経済法科大学、大阪音楽大学、追手門学院大学、大阪公立大学、金沢大学、関西医科大学、関西外国語大学、京都学園大学、敬愛大学、甲子園大学、高野山大学、産業医科大学、産業能率大学、社会情報大学院大学、事業構想大学院大学、洗足学園音楽大学、聖マリアンナ医科大学、千葉敬愛大学、千葉商科大学、中部大学、帝京大学、帝京平成大学、東京工科大学、東京国際工科専門職大学、東京純真大学、東京聖栄大学、東京未来大学、名古屋工科専門職大学、日本経済大学、日本福祉大学広島大学、藤田医科大学、文京学院大学、桃山学院大学、早稲田大学
⇒登録は「doda(公式サイト)」からできます。
エン転職
神奈川歯科大学、甲子園女子大学、甲南女子大学、城西大学、城西国際大学、駿河台大学、東海学園大学、東京医科歯科大学、東京未来大学、武蔵野大学、横浜商科大学、麗澤大学
⇒登録は「エン転職(公式サイト)」からできます。
転職サイトtype
秀明大学、東京女子医科大学、明治大学
⇒登録は「転職サイトtype」からできます。
過去に大学職員の求人が出た「転職エージェント」の大学名一覧
リクルートエージェント
大阪青山大学、学習院大学、京都光華女子大学、京都先端科学技術大学、高野山大学、湘南医療大学、西武文理大学、中京大学、東京工科大学、東京国際工科専門職大学、東京通信大学、名古屋女子大学、藤田医科大学、藤田保健衛生大学、松本大学、桃山学院大学、立命館大学、麗澤大学
⇒登録は「リクルートエージェント(公式サイト)」からできます。
ビズリーチ(BIZREACH)
非公開求人のため大学名は公表できませんが、私自身も何度か大学職員のオファーをいただいたことがあります。
⇒登録は「BIZREACH(ビズリーチ)(公式サイト)」からできます。
randstad(ランスタッド)
環太平洋大学、国際ファッション専門職大学、情報経営イノベーション専門職大学、日本経済大学、安田女子大学
⇒登録は「randstad(ランスタッド)」からできます。
第二新卒エージェントneo
大阪成蹊大学、環太平洋大学、びわこ成蹊スポーツ大学
⇒登録は「第二新卒AGENTneo(公式サイト)
」からできます。
Re就活
近畿大学、国際医療福祉大学、上智大学、明治学院大学
⇒登録は「Re就活(公式サイト)」からできます。
type転職エージェント
グロービス経営大学院大学
⇒登録は「type転職エージェント(公式サイト)」からできます。
パソナ
非公開求人のため大学名は確認できていませんが、大学職員の求人が出ることがあることを確認しています。
⇒登録は「パソナキャリア(公式サイト)」からできます。
・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
・ツイッター(@daigaku_123)でも採用試験対策に関する情報を発信しています
・Amazonで採用試験対策に関する電子書籍を販売しています
⇒大学職員への就職・転職対策サイト
第2位:【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~
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第4位:現役大学職員面接官が伝える採用試験に合格するための対策
第5位:大学職員面接質問例「大学における職員の役割は何だと思いますか」の回答
第6位:大学職員の仕事内容を理解しておく理由と仕事理解ができる記事の紹介
第7位:面接質問例「大学職員に採用されたらどのような仕事がしたいですか」の回答
第8位:大学職員の面接試験でよい印象を与える逆質問とは
第9位:面接質問例「あなたの大学職員に採用された後のキャリアプランについて教えてもらえますか」の回答
第10位:大学職員の仕事②「教務の仕事内容」の紹介
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