大学職員は一般的に、「安定している」とか、「楽だ」という印象があります。そんな大学職員になった人でも少なからず退職してしまう人もいます。その理由についてお伝えして、これから大学職員を目指す人の参考にしていただければと思います。

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大学職員の雇用形態

大学職員と言っても、現在の大学には様々な雇用形態の職員がいます。

我々が一番最初にイメージするのは一般企業の正社員にあたる正職員ですが、その他にも任期付きの契約職員、人材派遣職員、アルバイト、パートなど、その種類は大学によっても異なっています。

私の大学でも、正職員のほかに、複数の種類の契約職員、人材派遣職員、パート職員など、幅広い方々が働いています。

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雇用形態によって退職の傾向は異なるか

大学には様々な雇用形態の方が働いていることはお伝えしましたが、雇用形態によって当然に退職の傾向は異なります。

大学の中でも雇用形態が不安定なほど、つまり、任期のある契約職員の方などは、任期満了前に退職することもそれなりにあります。

なんとなく大学職員全体が退職をしないようなイメージがありますが、実はそうではありません。

一方で、正職員については、一般的な企業などと比較すると、退職していく人は少ないという印象です。

正職員の離職率

次に皆さんが気にする大学職員の退職率について考えてみたいと思います。

ここからは、大学の正職員の情報に絞ってお伝えをしていきたいと思います。

公式な離職率のデータ

まず、大学職員(正職員)の離職率については、公式に発表されているデータはほとんど確認することはできず、数値的にお伝えすることができません。

このため、これまでの経験からの感覚でお伝えすることになります。

私の大学の離職率

私の大学は、正職員の人数が200人程度ですが、毎年の退職者数はだいたい2~3名程度で推移しており、率にすると1%~1.5%程度だと感じています。

ただ、私の大学のレベルは、中堅よりもやや高いレベルの大学なので、学生募集に困っているわけでもなければ、問題を起こすような学生もそこまで多くありません。

このため、大学のレベルが低い場合は、もう少し正職員の離職率が高い大学もあると思っています。

大学のレベルが低いと離職率も高まるのか

一概には大学のレベルの高低で判断できないかもしれませんが、レベルが低い大学ほど、学生募集に力を入れたり、新たな取組・改革を進めていく必要があり、それによって業務が増える傾向があります(全く危機意識のない大学はそうでもありませんが・・・)。

業務が増えるのであれば、職員数も増えればよいのですが、一般的には人件費の観点からなかなか難しく、現在の人員の中で対応するケースが多くあり、単純に1人あたりの仕事が増えていくような状況になってきています。

また、職員としては、自分が働かなければならない期間(現状だと65歳まで)は、大学が生き残り続けてもらう必要があり、そのことについて不安になることもあります。

このため、特に、20代、30代の職員は、より潰れにくい大学に転職したいと考えている職員もそれなりにいると思っています。

以上の理由から、レベルの低い大学ほど、離職率は高くなっているのではないかと考えています。

年代によって退職の傾向は異なるのか

こちらも公式なデータはありませんが、退職者の多くは30代前半までの若手職員が多いです。

逆に40代後半や50代の職員については、家族の事情(実家の家業を継がなければならない)等のやむを得ない事情がなければ、退職をする人はほとんど見かけません。

上記にも記載しましたが、大学職員(正職員)になってから退職する人は若手が中心になっています。

地域によって退職の傾向は異なるか

東京、神奈川、大阪、京都など、大学が多く集積している都市・地域や、他の業界の求人が多い都市・地域のほうが、退職する人が多いと思います。

逆に、その他の地方大学で、他大学への転職が難しかったり、他の業界の求人が少ない都市・地域の職員の離職率は低くなると思われます。

大学職員を退職する人は同じ業界に転職するのか

大学を退職した場合、そもそも大学職員という経歴で転職ができるのか、できるとしたらどのような業界が考えられるのかという点について、気になる方も多いと思います。

私が勤務する大学で退職した人を見てみると、退職者の7~8割は、他大学の職員に転職しています。

そして、残りの2~3割は、大学や教育業界ではなく、一般企業の営業や総合職など、大学とはあまり関係のない業界に転職しています。

大学職員を辞める人の退職理由

最後に、私が勤務する大学での実例を踏まえながら、大学職員の退職理由についてお伝えしたいと思います。

大学職員になった人がどんな理由で退職するかについて、知っておいていただければと思います。

他大学に転職する人

最近は、インターネット上に大学職員に関する情報が増えてきているので、自分の大学の待遇と他大学の待遇が比較しやすくなっています。

このため、「よりよい条件のある大学で働きたい」という理由がそれなりにあります。

また、語学が得意な人は、「留学生が多い大学で自分の能力をさらに活かしたい」という人や、特定の専門職の募集があり、現状のジェネラリストではなくスペシャリストになりたいという思いから、専門職の求人に応募する人もいました。

大学から大学に転職する人は、新卒で大学職員になった人もいますが、中途採用で大学職員になり、さらに他大学に転職をするという人もいました。

もともと中途採用で大学職員になった人に話を聞いてみると、「元の業界と比較すると、大学はかなり働きやすく、大学業界には残りたい」と言った声が多くあります。

これは、現役の中途採用の大学職員からも同様の声が多数ありまして、中途採用組から考えると、大学職員という職業はかなりよい職業だと考えられています。

また、なんとなく、大学職員になってしまったら、その後の転職は難しいという印象があったりもしますが、同じ業界であれば、それなりの人数が転職しているという実績があります。

他の業界に転職する人

一方で、他の業界に転職する人の多くは、新卒で大学職員となった方が多い印象です。

理由は、「大学職員とは別の仕事をしてみたい」という理由が多かったです。

よくよく話を聞いてみると、大学職員の仕事は、「物事を決めるのに時間がかかる(意思決定手続きが複雑)」、「教員が権限を持っていて、職員の力が弱い」、「安定していてもっと挑戦する仕事をしてみたい」などでした。

たしかに言っていることは間違っていないと思いますし、私自身も前の会社の経験がなければ、このように思っていたと思います。

これは、中途採用組は前の会社との比較ができるのに対し、新卒で大学職員になった人は、他の業界での実体験がないので、このような違いが表れるのだと思います。

まとめ

いずれにしても、一定の年齢までであれば、同じ業界や他の業界も含めて、転職することは不可能ではないということ、大学職員という職業はそれなりによい職業であると思うので、これから大学職員への就職・転職を目指している方はぜひ頑張っていただきたいと思います。

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