この記事では大学職員採用試験の面接試験の最後に「最後に一言」や「最後に何かありますか」などを聞かれた際の好印象を残す回答のポイントや注意すべきことの解説、新卒・転職(中途採用)別の回答例を紹介します。

面接官が「最後に一言」を聞く理由

面接官が「最後に一言」や「最後に何かありますか」を聞くのは、単に面接の流れ的にとりあえず聞いていたり、決まり文句だから聞いているのではなく、これらを聞く理由がしっかりとあります。

その理由は、

・面接官からの質問だけでは聞き取れなかった応募者が伝えたいことを把握するため
・応募者に回答を委ねることで応募者の積極性を見るため
・最後にアピールする時間を与えるため

などと言われています。

なんとなく遠慮して「本日はありがとうございました」や「入職した際は貴学に貢献できるように頑張ります」などと挨拶程度で終えてしまうこともありますが、面接の中で伝えたいことが伝えられていない場合は、遠慮せずにしっかりと伝えることも必要になってきます。

次に、上記の3点の理由にある背景や事情などをもう少し詳しく解説していきます。

面接官からの質問だけでは聞き取れなかった応募者が伝えたいことを把握するため

面接試験では、面接官が聞きたいことだけではなくて、応募者が伝えたいと思うような応募者の魅力や強みなどについても、面接官としてはできるだけ聞くようにしています。

これは応募者が話したいことを話して応募者自身のことを伝えきってもらうことも、面接官が正確な合否判断をするために必要だからです。

ただ、面接時間が限られていることもありますし、やりとりの中で詳細に聞きたいことが出てきてしまい、結果的に聞きたいと思っていたことが聞き出せないということもあります。

私が実際に面接官をやった際も、評定をする段階で「これを聞いておけばよかったな」と思うこともあったり、面接官として聞き損ねてしまったことがないかを確認する意味でも「最後の一言」を聞いていいます。

このため、もし「最後の一言」で面接官が知りたいと思っていたことを応募者が言ってくれたら、面接官としてもすごくありがたいことになるので、「伝えきれていないこと」があれば積極的に伝えるようにしましょう。

応募者に回答を委ねることで応募者の積極性を見るため

「最後に一言」や「最後に何かありますか」などの質問については、「特にありません」という選択肢がある中で回答を求めることで、応募者の志望度の高さを図ることができるという側面があります。

もちろんそれまでのやりとりの中でも志望度の高さをアピールできるので、すでにアピールができているのであれば「最後の一言」で強くアピールする必要がない場合もあります。

ただ、面接時間が15分や20分などの短い場合で、あまり志望度の高さが説明できていないときに、「特にありません」や当たり障りのない回答だと、面接官としては志望度が低いと感じてしまいます。

就職活動・転職活動をする中では、併行して多くの大学職員採用試験を受けることになるので、実際に「最後の一言」まで準備が行き届かない人も多くいます。

大学としても「志望度が低い」人よりは「志望度が高い」人を採用したいと感じますので、特に志望度の高い大学の場合は、「最後の質問」で何を言うかをしっかりと準備しておくようにしましょう。

「最後の一言」でも志望度の高さを見られていたり、志望度の高さをアピールすることができるということも覚えておくとよいですね。

最後にアピールする時間を与えるため

面接試験では、特に開始まもない時間帯については、緊張によってうまく話すことができない応募者もそれなりにいます。

ただ、それだけで終わってしまうと、応募者の本当の良さがわからないまま面接を終えてしまいことになり、そうなってしまうと面接官としても正しい判断がしにくくなってしまいます。

このため、面接の雰囲気に慣れてきている最後の場面で「応募者が伝えたいこと」をもう一度聞くことで、応募者への理解を深めようとしています。

このような意図もあるので、面接の中でうまく伝えられないことがあれば、例えば、「先ほどの○○の質問の際に、うまく伝えきれなかったので、再度お伝えしてもよろしいでしょうか」などのような形で、伝えるべきことは積極的に伝えるようにしましょう。

「最後の一言」は自分自身をアピールできるリベンジの場にもなるので、もしうまく伝えられなかったとしても、最後にチャンスがくる可能性があることは頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

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「最後に一言」も当然に評価の対象である

「最後に一言」は、応募者によっては挨拶の1つのようなものと捉えてしまい、何となく評価の対象にはならないのではと思って気を抜いてしまう人もいます。

ただ、「最後に一言」は、応募者の熱意的な部分を伝えやすい場でもありますし、面接の中で説明してきた内容を補強できたりもしますので、ここで面接官に印象の残ることを伝えられれば当然にそれがよい評価に結びつくことになります。

逆に、ここで質問の趣旨と異なることを言ってしまったり、ダラダラと取り留めのない話をしてしまったらマイナスな評価になってしまうこともあります。

このため、「最後の一言」もあまり油断はできなくて、しっかりと「評価の対象」であることを理解しておく必要があります。

ただ、それまでの面接の中でしっかりと伝えたいことが伝えられたり、アピールすることができて満足しているという場合は、すでに伝えた内容を改めて伝え直すなどして、マイナス評価にならないようにするという戦略もあり得えます。

 

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「最後に一言」の聞かれ方

面接試験では面接の最後に面接官から応募者に投げかけられる質問が大きく2つあります。それは、「最後に一言」と「最後に何か質問はありますか(逆質問)」です。

面接官によってこれらを使い分けている人もいれば、ごっちゃにして使っている人もいます。

例えば、面接の最後のほうで「最後に何か質問はありますか(逆質問)」があった後に「最後に一言」があれば、それぞれ別の質問として考えていることになりますし、「最後に質問など何かあればお願いします」という聞き方であれば、どちらも含んでいることになります。

もし、事前に逆質問がなく「最後に一言」があった場合は、逆質問の趣旨も含んでいるケースも多いので、質問をしたいことがあるのであれば、逆質問をしてもよいと思います。

ただ、単に「最後に一言」と言われたときに、質問をしてよいか不安な場合は、質問をする前に「ご質問でもよろしいでしょうか」と確認することで、面接官の意図と異なった回答にならないようにすることができます。

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面接で「最後に一言」を聞かれた際の回答パターンと好印象を与えるポイント

「最後に一言」を聞かれた際の回答パターンとしては大きく3つのパターンがあります。ここではそれぞれの解説と好印象を与えるポイントをお伝えします。

なお、回答例については記事の後半部分で紹介しますので、そちらも参考にしていただければと思います。

パターン①:熱意・やる気をアピールする

1つ目は「熱意・やる気をアピールする」パターンです。「やる気・熱意」については志望動機でも伝えていると思いますが、志望動機はどちらかと言うと、大学職員やその大学を目指すことになった過程を説明しているので、強く熱意をアピールしにくかったりもします。

ただ、「最後に一言」の場合は端的に「熱意・やる気」だけを伝えることができるので、大学職員やその大学への想いが強い人や、第一志望の大学を受ける場合は「熱意・やる気」を伝えるとよいと思います。

面接官に対して「この人は本気なんだな」とか「他大学にはない本学の良さが理解できているな」などと思わせることができれば好印象を残すことができます。

パターン②:強みや自己PRの補強をする

面接試験では多くの場合で強みや自己PRを聞かれることになりますが、1つの質問に対して回答できる時間も限られていることから、自分なりに優先順位をつけて話すことになります。また、緊張のせいで伝いたいことの一部分が抜けてしまうということもよくあります。

そうすると「これは伝えておきたいな」と思っていたことが、面接の流れの関係で答えることができなかったり、自分自身がうまく回答できなかったことにより、面接官にうまく伝えられなかったということがあります。

例えば一番伝えたいことは「企画力・問題解決力」で、その次に「忍耐力・粘り強さ」を伝えたかったところ、面接を振り返ってみると「忍耐力・粘り強さ」の部分が「あまり伝わっていなかったな」などと感じることがあります。

そのような場合は、「先ほど自分自身の強みは〇〇力とお伝えしましたが、少し別の観点では〇〇力も強いと自負しております。もし貴学で働くことができたら、〇〇力だけでなく〇〇力も活かして組織になくてはならない人材になっていきたいです」だというようなイメージで、「最後の一言」では強みや自己PRを補強する内容を伝えることもできます。

補強した内容が大学が求める人材と一致していたり、面接官が従事する能力であれば、好印象につなげることができます。

パターン③:面接の御礼を中心に行う

面接試験では試験時間がそれなりに長い場合は、「ある程度言いたいことは伝えきれた」という場合があります。

そのようなときは無理に「最後の一言」で力を入れ過ぎたりせずに、面接へのお礼を中心に「本日は、面接の機会をいただきましてありがとうございました。面接を通じて貴学で働きたいという気持ちが更に強くなりました。なかなか狭き門だとは思いますが引き続き貴学で働けるよう努力したいと思います。ありがとうございました」などという感じで面接へのお礼を中心にした回答にするということがあってもよいと思います。

もちろん面接試験の中で伝えきれていないと単に「志望度が低い」と思われてしまうので注意が必要ですが、面接でのやりとりの中から面接官も応募者も燃焼しきったというような感じのときはこのような回答でもよいと思います。

また、もともと「最後の一言」で何か言おうと思っていたのに、準備したことが抜けてしまったという人も、無理に考えていたことを思い出そうとして沈黙になるよりは、このようなお礼を中心にした回答で切り抜けてしまうのもよいと思います。

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「最後に一言」の回答の際に注意すべきこと

ここまでに「最後に一言」を聞かれた際の回答パターンと好印象を与えるポイントを解説しましたが、回答を考えるにあたって注意していただきたいことが3点あります。

この3点についても念頭に置いたうえで自分なりの回答を考えるようにしましょう。

注意点①:長々と話してしまう

その大学に入りたいという思いが強すぎるあまり、「最後の一言」で長々と話してしまったり、ダラダラと話してしまう人がいます。

「最後に一言」は「一言」と言っているように、端的に話すことが求められていて、「好きなだけ話して」ということではありません。

その大学に入りたい気持ちが強い場合であっても、あまり長々と話してしまうと「この人は欲張りな人だな」とか「この人は自己中心的な人だな」と思われてしまうリスクもあります。

また、面接官としては、1日に複数人の面接をやることになっていることが多く、次の面接までにあなた自身の評定を付けなければならなかったり、次の面接者へのコメントを書かなければならなかったりするので、あまり長々と話して面接予定時間を引き延ばしてしまうようなことになるのは避けましょう。

注意点②:内容を盛り込み過ぎてしまう

注意点①と重なる部分がありますが、「最後に一言」で端的に答えたとしても、内容を盛り込み過ぎてしまうと伝えたいことも伝わらなくなってしまいます。

例えば、熱意や自己PRなど、内容を絞って端的に答えるのであればよいのですが、熱意、自己PR、志望動機、大学の魅力など、伝えたいことすべてを盛り込んでしまうと、あなたが何を本当に伝えたいのかがわからなくなってしまいます。

「最後に一言」では、優先的に伝えるべき内容だけを話すようにしましょう。

注意点③:「特にありません」と言ってしまう

「最後の一言」で「特にありません」と言ってしまうと、面接官としては「採用されたいという気持ちが弱いな」「第一志望ではないな」などと感じてしまいます。

最初からこのような回答をしようと思っている人は少ないのですが、「最後に一言」のような質問を想定していなかったため、実際にこのような回答をしてしまったという報告もあります。

仮に何もないときは、御礼と簡単な意気込みだけでも問題ないので、「特にありません」という回答は避けるようにしましょう。

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最終面接の「最後に一言」は「熱意・やる気」をアピールしたほうがよいか

上記の「面接で「最後に一言」を聞かれた際の回答パターンと好印象を与えるポイント」では3つの回答パターンを紹介しましたが、最終面接については「熱意・やる気」をアピールしたほうがよいと考える人もいると思います。

私個人としてはそのとおりだと思っていて、最終面接ではできるだけ「熱意・やる気」をアピールしたほうがよいと考えています。

最終面接では、採用の決定権限がある人が面接官になっている場合が多いです。

面接官としてもやはり淡々としている人よりは、「熱意・やる気」を感じる人に惹かれやすいと思いますし、最終的な合否判定は最終面接に進んだ人全員との面接を終わってから決定するケースも多いので、面接の最後に印象に残るようなことを言っておくことは最終決定の際に響いてくると思っています。

このため、最終面接の「最後に一言」については、個人的には「熱意・やる気」をアピールすることをオススメしたいと思っています。

回答例①(新卒・転職共通):志望度が高まったことをアピールする例

本日はお時間をいただきましてありがとうございました。私が大学職員を目指すうえで大切にしていることは、若手職員の方が活躍できたり、前向きに働ける環境が整っているかです。貴学の採用説明会で職員の方に接したときもそれを強く感じましたが、本日の面接を通じて、職員の方々が様々な改革を主導している様子がイメージできて、より貴学で働きたいという思いが強くなりました。私自身はまだまだ未熟なところがありますが、ぜひ4月から貴学の一員として、大学の発展のために尽力したいと強く思っています。本日はありがとうございました。

<面接官(キャリアコンサルタント)から見た好印象のポイント>
・面接でのやりとりだけでなく、採用説明会のエピソードを加えることで説得力が増すことができている。
・就職活動における自分の軸を伝えることで「大学職員であればどこの大学でもよい」わけではないことが伝えられている。
・文章からこの大学に対する強い思いを感じることができる。

回答例②(新卒・転職共通):面接がうまくいかなかったときに熱意を伝える例

本日は面接の場を設けていただきましありがとうございました。本日の面接を振り返ってみると最初からとても緊張してしまい、正直自分の想いをうまく伝えることができなかったと感じています。ただ、学生の成長を第一に考える貴学の様々な取組は、私の理想とする大学であり、ここで働きたいという思いや貴学の一員として学生のサポートをしたいという思いは更に高まりました。次回の面接ではもっと自分の想いを伝えられるようによりしっかりと準備をしたいと思います。ありがとうございました。

<面接官(キャリアコンサルタント)から見た好印象のポイント>
・うまくいかなかったことを正直に認めるという素直さを感じる内容になっている。
・次回の面接への想いを伝えることで志望度の高さが伝えられている。
・大学の取組に触れることで大学研究をしっかりとしたことをアピールできている。

回答例③(新卒用):学生時代の経験などの自己PRを中心に回答する例

本日はありがとうございました。貴学は第一志望の大学なので、最後に改めて自己PRをさせていただきたいと思います。私は大学時代に学業だけなく、留学やインターン、ボランティア、アルバイトなど様々な活動をしてきました。このような活動をする中で様々な年代の人と出会い、多くのことを学べたと考えています。もし貴学に入職できましたら、若いうちにできるだけ多くの業務に関わり、将来的には貴学の経営を担っていけるような人材になっていきたいと考えています。本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。

<面接官(キャリアコンサルタント)から見た好印象のポイント>
・最後にも「第一志望」であることを伝えることで「第一志望」の説得力を高めている。
・応募者の魅力を端的に伝えることができている。
・入職後のキャリアイメージを伝えることで志望度の高さをアピールできている。

回答例④(転職用):現職で培った能力や経験などの自己PRを中心に回答する例

本日は面接の場を設けていただきましてありがとうございました。本日の面接を通じて大学職員の仕事の幅広さと難しさを改めて感じました。また、現職は「教育」とは全く異なる業界ですが、業務を通じて培った課題解決力や最後までやり遂げる実行力、新入社員の育成や様々な国籍の方と一緒に働いた経験は、大学の場でも活かせるのではないかと感じました。ぜひ貴学の一員となり、学生の成長支援に関わり、貴学の発展に寄与したいと思っています。ありがとうございました。

<面接官(キャリアコンサルタント)から見た好印象のポイント>
・最後に自己PRを入れることで印象に残りやすい回答になっている。
・アピールしている自己PRが大学職員に求められる能力に一致している部分が多い。
・面接の感想を入れることで、準備したものではなくその場で本心を伝えている印象になっている。

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大学職員への就職・転職相談の中でいただいた質問とそれに対する回答

私が大学職員への就職・転職相談を受ける中で、「最後に一言は」に関する質問を受けることがありますので、いくつかここでご紹介したいと思います。

質問①:「最後の一言」は形式的な回答でも問題ないか

<質問>
先日の面接試験の際に「最後に何かありますか」と質問がありました。不意にきた質問だったので「特にありません」と答えてしまったのですが問題なかったでしょうか。

<私の回答>
面接試験に臨む際に、「逆質問」については準備をしておく人が多いですが、「最後に何かありますか」については準備できていない人もいます。

確かに不意に聞かれると、変なことを言ってマイナスな印象を与えたくないという思いも出てきてしまい、結果的に「特にありません」と答えてしまうこともあると思います。

ただ、「特にありません」と答えてしまうと、面接官に「志望度が低い」「併願として受けているな」などと思われてしまう可能性があります。

「最後に何かありますか」は、面接の最後に熱意をアピールするチャンスでもありますし、大学職員の採用試験は競争率も高く1つ1つの試験を落とせないことが多いので、「特にありません」と答えることがないようにしっかりと自分なりの回答パターンをしっかりと準備しておいたほうがよいと思います。

質問②:「最後の一言」や「逆質問」がなかった場合は不合格なのか

<質問>
先日とある大学の面接試験を受けてきたのですが、「最後の一言」や「逆質問」がありませんでした。このような場合は合格の可能性は低いということでしょうか。

<私の回答>
面接官は1日に何人もの面接を行うことが多いです。私の大学でも1日に8人だったり、多いときだと10人くらいのときがあります。

1日あたりの面接者が多い場合は、かなり限られた時間で面接を行う必要があるのですが、ときどき聞きたいことが多くなり、「最後の一言」や「逆質問」をする時間がとれないことがあります。

また、逆に「この人は明らかに選考通過だな」と感じるときもあえて「最後の一言」を聞かないケースもあります。

このため、必ずしも「最後の一言」や「逆質問」がないからといって不合格になるわけではありません。

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面接試験で「最後に一言」を聞かれ際に好印象を残すポイントまとめ

「最後に一言」は「逆質問」と異なり面接前にしっかりと準備ができていない人も多くいます。

ただ、「最後に一言」は、面接の最後に熱意をアピールできるチャンスタイムでもあるので、特に、最終面接などに進む際は、自分の熱意がしっかりと伝わる内容を準備しておくようにしましょう。

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管理人プロフィール
・大学職員歴10年以上で採用試験の面接官を担当
・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
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