この記事では転職で大学職員になりたい人が大学職員の業界研究や採用試験対策を効率的に進めるために利用すべきサイトやツール等を紹介します。新卒の方については「新卒で大学職員になりたい人が登録すべきサイトやツールの紹介」(文字数が多くなってしまったため「転職」と「新卒」を分割しました)をご覧ください。
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大学職員の内定を勝ち取るためには情報収集がカギ
大学職員に限らず採用試験を勝ち抜いていくためには、できるだけ多くの採用試験の情報を得ておく必要があります。
例えば筆記試験の場合、過去にどんなものが出されていたかを知ることができれば対策にかかる時間を大きく削減できたりするからです。
また、面接試験の質問については、実際に大学職員の採用試験を受けた人から聞くと、かなりのバリエーションがあり、それをすべて準備しておくことはできません。
このため、過去にどんな質問が出されていたかがわかればその質問を中心に対策を進めることができ、対策の方向性がつかめたり、効率的に対策を進めることができます。
このように、大学職員の採用試験情報を得られるサイトに登録しておくことは、大学職員の内定を勝ち取るためにとても重要になります。
また、大学職員の内定を勝ち取るためには、多くの大学に同時に応募することになりますが、応募書類を作るだけでも大変になるので、できるだけ効率的に進められるように、応募書類等を作成するツールや採用試験対策ができるツールを積極的に使うべきです。
さらに、大学職員はかなりの高倍率になっているので、自分ひとりでチャレンジするよりは、誰かのサポートを受けたほうがうまくいくということもあります。
このようなこともあり、ここからは大学職員の採用試験を受けるうえで利用できるサポート・ツールにはどのようなものがあるかを紹介し、その後、そのサポート・ツールが使えるサイトを紹介します。
大学職員でアピールする「強み」が発見できる自己分析ツール
就職・転職活動を始める際には、まずは自己分析をし、自分の「強み」や「弱み」、向いている職業などを分析することになります。
特に、大学職員採用試験の中ではこの「強み」をアピールし、大学に貢献できる人材であることを説明していくことになります。
「強み」については自分自身でなんとなくわかっている人も多いと思いますが、それが大学職員に求められる能力にマッチしているかが重要になります。
大学職員に求められる能力とは、一般的に「課題発見力」「問題解決力」「協働力」「主体性」「自己研鑽力」「粘り強さ」などになりますが、様々なツールを活用し、このような能力が自分の「強み」としてアピールできないかを改めて考えてみるとよいと思います。
★自分の強みがわかる「グッドポイント診断」★
グッドポイント診断はリクナビネスクストの就職支援ツールで、無料で診断テストを受けることで、自分の「強み」を探してくれます。
本格的にやりたい人は以下のような専用の書籍を購入する必要がありますが、このグッドポイント診断はネットだけで無料できるのでオススメのサイトです。
<イメージ>
グッドポイント診断を行い方は公式サイト「グッドポイント診断」から行うことができます。
(参考記事)「無料でできるストレングスファインダー!?自分の「強み」がわからないときはリクナビネクストのグッドポイント診断が素敵!」
★コンピテンシー診断とパーソナリティ診断ができる転職サイト「ミイダス」
こちらは大手人材サイトのインテリジェンスが無料で提供しているツールです。
コンピテンシー診断では、マネジメント資質、パーソナリティの特徴(ヴァイタリティ、人あたり、チームワーク、創造的思考力、問題解決力、状況適応力、プレッシャーへの耐力、オーガナイズ能力、統率力)などの診断を行うことができます。
パーソナリティ診断では、生まれ持った個性として次の8つのタイプから自分に当てはまる2タイプがわかるようになっています。
・主導者(新しいことを自由にやりたい、未来志向)
・堅実主義(こつこつやる・段取り(プロセス)重視・効率)
・理想主義(称賛する・自己防衛・高い理想)
・平和主義(心配・安心させる・合意をとる)
・芸術肌(承認する・見捨てない・感情豊か)
・完璧主義(正確さ・完璧・合理的にやる)
・職人気質(否定する・納得感・クリティカルな視点)
・先駆者(自分でやる・アイディア・自由を尊重)
いずれもかなりしっかりとした適性検査になっているので、これが無料で利用できるのはすごいサービスです。
また、無料登録で本来有料である「日経バリューサーチの業界レポート」を無料で読むことができ、深い業界研究がしやすいこともこのサイトの1つの特徴になっています。
魅力的なエントリーシート・志望動機を作成するためにエントリーシートの作成例を見れるサイト
大学職員を目指す方は同時にいくつもの大学に応募する人が多いですが、これはそれだけの数のエントリーシートや志望動機を作成する必要があるということになります。
就職・転職活動中は、応募書類の作成だけでなく、筆記試験対策や面接対策も併行して行うことになるため、忙しい中ですべてのエントリーシート等を一から作るのはかなり大変です。
このため、エントリーシートの作成例を見ながら作成することができれば、エントリーシートや志望動機を作成する際に効率的に作成できるだけでなく、自分自身の考えを整理しやすくなるので、徐々により魅力的なものを作成できるようになります。
ただ、新卒者と異なり、転職・中途採用者向けのエントリーシートそのものの例を見れるサイトはあまりないのですが、自己PRや職務経歴書などの作成例を見ることができるサイトはいくつかあります。
・シチュエーション別自己PR作成例、長所に合わせた自己PR作成例(マイナビ転職)
・職種別職務経歴書作成例(転職サイトtype)
また、大学職員のエントリーシートそのものの作成例としては、私がこのサイトとは別に運営している会員限定の「大学職員への就職・転職対策サイト」で「志望動機実例集」や「エントリーシート作成実例集」をご紹介していますが、それ以外はあまりないのでここではエントリーシートの作成をサポートしてくれるサイトもいくつか紹介します。
就職・転職活動を進めていくうえでは、エントリーシートや職務経歴書等を作成する必要がありますが、時間があまりない状況で就職・転職活動をしている方も多いため、あまりしっかりと作成できてないケースがあります。
私自身もエントリーシート・職務経歴書の作成支援を行っておりますが、実際にエントリーシート等を見たうえで、「エントリーシートに記載のある〇〇は具体的にどういう意味ですか」などと聞いてみると、なんとなく書いただけでうまく回答ができないものだったり、「自己PRに記載のある〇〇についてもう少し具体的に教えてもらえますか」と聞くと、ほとんどアピールにならないようなエピソードを言ってきたりと、「面接を想定した記載」になっていないケースがよくあります。
私にご相談いただける方のように、事前の作成段階で確認することができればよいのですが、それが提出後に見つかってしまうと、実際に面接対策をしている中で、「こういうことを言いたい」と思ったり、「これはアピールにならないから別のエピソードにしたいな」と思ったとしても、面接ではエントリーシートに記載したことを前提に進めることになるので、面接の場で思ったようにアピールができなかったりもします。
このため、エントリーシートや職務経歴書は、単なる書類の提出ではなく、その後の面接にもつながるものとなるため、「面接を想定した記載」にしておく必要があります。
ただ、実際にはエントリーシートや職務経歴書は自分1人でも作成できてしまうため、誰にも確認してもらうことなく提出してしまうケースが多いのですが、事前に第3者や専門知識のある方に見てもらうことで、自分では気が付かなかった課題や問題点に気づくことができ、それが面接にもつながるものになるため、できるだけ第3者や専門知識のある方に見てもらうことをおススメします。
そこで、「エントリーシート・職務経歴書等の作成をサポートしてくれるサイト」についてですが、大きく無料で利用できるものと、有料で利用できるものがあります。
無料でできるものとしては、転職エージェントがあります。転職エージェントは、社員や職員を採用したいと考えている企業や大学等に人材を紹介し、採用が確定すると、企業や大学等が年収の何割かを手数料としてもらうというビジネスモデルとなっています。
このため、利用者は費用を支払うことなく支援を受けることができるようになっており、転職エージェントは、利用者が採用されないと利益を上げることができないので、利用者に対しては、エントリーシートや職務経歴書の添削を行ったり、面接指導をしたりすることで、利用者が企業や大学に採用してもらえるようにサポートしてくれることになっています。
このような無料のサポートは転職エージェントならではのもので、どの転職エージェントでもそれなりのサポートを受けることは可能となります。
ただ、私自身のオススメとしては、「doda」と「リクルートエージェント」です。
この2つのサイトは、転職エージェントの中でも比較的大学職員の求人が多く、転職エージェント側としても、自社のサイトから採用される可能性のある利用者への支援のほうがモチベーションが上がるからです。
もしこのような転職エージェントから無料で支援を受けたいという方は、まずはこの2つのサイトに登録するとよいと思います。
⇒doda(公式サイト)
⇒リクルートエージェント(公式サイト)
次に、有料で利用できるものとしては、実際に大学職員として採用に携わっている人や、エントリーシート等の添削を専門に行っている人が、自分のスキル等を活用したサービスを販売している「ココナラ」というサイトがあります。
このサイトでは、大学職員への就職・転職に特化したサービスが販売されていたり、エントリーシートの添削や面接指導を行うサービスが販売されていたりします。
私自身も、「大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします」や「大学職員の就職・転職活動を1ヵ月間サポートします」、「大学職員採用試験のメール模擬面接を行います」などのサービスを販売しています。
他にも色々なサイトがありますので、まずは無料会員登録を行い、利用してみたいサービスがあるかと確認してみるとよいと思います。
人気のサービスは一時的に「満枠(売り切れ)」なる場合もありますので、利用してみたいと思うサービスがあった際は、早めにアプローチすることも重要になってくると思います。
⇒スキルのオンラインマーケット「ココナラ」(公式サイト)
実際に働いたことのある社員・職員の口コミ情報が見れるサイト
就職・転職活動を進めるうえでは、基本的には求人情報や大学のウェブサイトなどの大学が公式に発信している情報を参考にすることが多いと思います。
ただ、このような公式に発信している情報は、大学としては当然に応募者によい印象を与えるために情報を精査して発信していることが多いです。
一方で口コミ情報サイトでは、実際に働いた職員が、職場の雰囲気や給料、福利厚生などについて情報を実際に働いている人の目線で情報提供してくれています。
もちろん、この口コミ情報は記載した人がどんな人かによっても記載のスタンスが変わりますので、これはこれで偏りがあると思います。
(大学に対する満足度の高い人はよい書き込みをしますし、大学という職場が合わなかった人は悪い書き込みをします。)
このため、公式の情報と非公式の口コミ情報をどちらも見ながら自分なりに情報を精査して志望大学を決めるとよいと思います。
転職者向けのサイトとしては次の3サイトくらいがよいと思います。
★転職会議
年収・給料・ボーナス・評価制度、働く社員の印象、福利厚生・社内制度、入社理由・入社後の印象・ギャップ、女性・子育て支援・産休・育休・時短勤務、残業・ワークライフバランス、仕事の魅力・やりがい・面白み、人事・教育・研修体制・スキルアップ、退職した人の退職理由・離職率、成長・将来性、トップ(学長等)の魅力などの口コミ情報を見ることができます。
⇒転職会議(公式サイト)
★キャリコネ★
会社や大学の年収・給与明細・賞与(ボーナス)、残業代・残業時間などの実態、ホワイト度・ブラック度チェック、その他(働く環境、やりがい、残業・休日出勤、女性の働きやすさ、長所・短所、出世、退職した人の退職理由)などの口コミ情報を見ることができます
⇒キャリコネ(公式サイト)
★OpenWork★
年収・給与情報、女性の働きやすさ、ワークライフバランスなど計9項目の口コミ情報を見ることができます。その中には「退職理由」もあるので、どのような人が退職してしまうかなどもイメージできると思います。
⇒openwork(公式サイト)
採用試験で出される筆記試験(SPI等)の対策がでいるサイト
大学職員の採用試験でも、多くの大学で筆記試験が課されています。
大学職員はかなり競争率が高いということもあり、「足切り」をするために筆記試験を行っている大学もあります。
このため、大学職員の内定を得る確率を高めるためには、より多くの筆記試験は通過して、できる限り多くの大学の面接試験に進む必要があります。
そのためには、筆記試験対策もそれなりにやっておく必要があります。
筆記試験は参考書を購入して対策を行うのが一般的ですが、最近は無料でSPIの問題を解けるサービスもあったりするので、そのようなサイトは積極的に利用するとよいと思います。
★Study Pro「SPI無料学習サイト」★
SPIテストを無料で体験できるサイトです。アプリ版もあるので、外でサクッと勉強したい人にもオススメです。
⇒Study Pro(公式サイト)
実際に面接試験で出された質問等の採用試験情報を見ることができるサイト
採用試験対策を進めるうえでは、過去の面接試験で実際に出された質問を知ることができれば、面接試験対策を進めやすくなります。
過去の面接試験の質問内容を確認できるサイトとしては、「口コミ情報が見れるサイト」と重なりますが、次の2つがオススメです。
★転職会議★
転職系の口コミサイトはいくつもありますが、採用選考に関する口コミ情報があるサイトは少ないです。転職会議では、筆記試験の内容や面接で出された質問、面接官の人数や面接時の雰囲気などの口コミ情報を見ることができます。
⇒転職会議(公式サイト)
★キャリコネ★
キャリコネも採用試験に関する口コミ情報が見れる数少ないサイトの1つです。
⇒キャリコネ転職(公式サイト)
社会人でもOB訪問できるサイト
これまでは大学生がOB訪問をする仕組みはそれなりにありましたが、転職者向けにはあまりありませんでした。
このサイトは最近できたサイトで興味のある職種のリアルな職場の声を聞くことができます。
オンラインでもOB訪問ができる仕組みになっているのも利用しやすいです。場合によっては自分の経験談を登録して相談できるようにしてみてもよいかもしれません。
↓詳細はこちら↓
総合的に大学職員の採用試験対策ができるサイ
本サイトとは別に「大学職員への就職・転職対策サイト」という会員限定のサイトを作成しています。
このサイトでは、
・ESの作成例
・5つのテーマの小論文作成例
・テーマ別のグループディスカッション対策
・面接試験での回答例
・各大学の面接試験で実際に出された質問
・大学職員を目指す人が知っておきたい66のデータ
・各分野ごとの特色ある取組
・各種大学ランキングまとめ
など、一般には公開しにくい状況を掲載しています。よろしければこちらのサイトもご活用いただければと思います。
⇒大学職員への就職・転職対策サイト(会員限定)
・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
・ツイッター(@daigaku_123)でも採用試験対策に関する情報を発信しています
・Amazonで採用試験対策に関する電子書籍を販売しています
⇒大学職員への就職・転職対策サイト
第2位:【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~
第3位:大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!
第4位:現役大学職員面接官が伝える採用試験に合格するための対策
第5位:大学職員面接質問例「大学における職員の役割は何だと思いますか」の回答
第6位:大学職員の仕事内容を理解しておく理由と仕事理解ができる記事の紹介
第7位:面接質問例「大学職員に採用されたらどのような仕事がしたいですか」の回答
第8位:大学職員の面接試験でよい印象を与える逆質問とは
第9位:面接質問例「あなたの大学職員に採用された後のキャリアプランについて教えてもらえますか」の回答
第10位:大学職員の仕事②「教務の仕事内容」の紹介
- 大学職員の9分野(①学生支援、②教務、③就職・キャリア支援、④産学連携・研究支援、⑤国際化(グローバル化)、⑥広報・入試、⑦人事・総務、⑧企画・財務・会計、⑨情報システム)の仕事の紹介
- 医学部(病院勤務)のある大学に応募する際に知っておきたい病院での仕事内容
- 大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!
- 大学職員コラム「転職者から見て大学職員の仕事は楽なのか」
- 大学職員コラム「大学職員の仕事上の大変さや辛さとは」
★「大学職員採用試験に応募する前の準備」に関する記事★
- 大学職員に転職・就職するための手順
- 【新卒・転職別】大学職員になりたい人が登録すべきES作成・面接対策等ができるサイトの紹介
- 大学職員へ転職したい人が登録すべき転職サイト・転職エージェント
- 大学職員になりたい人が読むべき本まとめ
- 大学職員採用試験のエントリーシート等の応募書類を作成する際に気を付けること
- 大学職員採用試験の書類選考の実施方法と倍率・合格率
- 【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ
- 【例文16個】大学職員への転職を目指す人の志望動機・志望理由実例紹介(姉妹サイト)
- 大学職員のエントリーシート作成例まとめ(姉妹サイト)
- 大学職員採用試験の筆記試験・適性検査の内容と効率的な試験対策の進め方
- 大学職員採用試験の筆記試験・適性検査が「テストセンター」だった場合の試験対策や注意すべきこと
- 大学職員採用試験の作文・小論文対策の進め方(準備しておくべきテーマ)や注意すべきポイント
- 【テーマ別作成例あり】大学職員採用試験の小論文試験対策(姉妹サイト)
- 大学職員採用試験の集団面接(グループ面接)で注意すべきことやよく出される質問とは
- 大学職員採用試験のグループディスカッションで好印象を与えるポイントや試験対策の進め方
- 【テーマ別対策例あり】大学職員採用試験のグループディスカッション対策(姉妹サイト)
- 大学職員の面接対策「よく出される質問」と回答例
- 大学職員採用試験のオンライン面接(Web面接)で気を付けること
- 大学職員採用試験の最終面接で準備することや気を付けること
- 大学職員の面接試験で「自己紹介」を求められたときの回答のポイント
- 大学職員の面接試験で「短所(弱み)」を聞かれたときの回答のポイント
- 大学職員の面接試験で「他大学の併願状況・選考状況」を聞かれた場合の回答のポイント
- 大学職員の面接試験でよい印象を与える逆質問とは
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