大学職員としての経験が10年以上になったので、改めて大学職員のやりがいについて、考えてみることにしました。

これから大学職員を目指す方の参考にしていただければと思います。

大学職員のイメージ

最近は、大学職員の情報もインターネット上にたくさん出てきているので、ある程度の情報は簡単に手に入れられるようになりました。

しかし、インターネット上の情報の多くは、「大学職員は楽だ」とか、「大学職員はストレスがない」とか、「給料が高い」など、仕事そのもののやりがいや魅力よりも、大学職員という職業の大雑把なイメージのみの情報が多いように感じます。

もちろん、そのような印象があることも事実の部分もありますし、大事なところでもありますが、今回は大学職員の仕事の中で「やりがい」に着目して考えてみたいと思います。

私のこれまでの経歴

私は、大学卒業後に、数年の一般企業での経験を経て、大学職員になりました。

大学職員になってからは、教務(留学生支援含む)、入試、庶務、会計、人事、企画など割と幅広い業務に携わってきました。

もちろん、大学の中には、研究支援や社会貢献、財務など、もっと色々な仕事があるので、大学職員のすべてを知っているわけではありません。

このため、ここでお伝えする大学職員のやりがいは、経験をしたことのある業務から感じるものを中心に、私の同僚から聞いたものも含めてお伝えしていきたいと思います。

大学職員に近づくための採用試験対策をまとめています。

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大学職員のやりがいは「学生支援ができる」ということ

大学職員のやりがいとして一番にあげるべきなのはやはり「学生支援ができる」ということだと思います。

もちろん、先生方のように教えることはできませんが、大学生の中にも様々なタイプの学生がいますが、その中には大学職員のサポートが必要な学生も多くいます。

このため、大学職員に頼ってくれる学生もいますので、そのような学生の支援ができるということは非常にやりがいとある仕事です。

私もこれまでにいくつかの学生支援に係れる部署に配属されましたので、その内容についてもお伝えしたいと思います。

ただ、学生に接する部署であっても、単に手続きだけを行うという仕事もありますので、そのような仕事はそこまでやりがいはありません。

そのあたりもしっかりお伝えしたいと思います。

やりがい①:留学生のサポート

私が一番やりがいと感じていたのは留学生のサポートです。

留学生のサポートと言うと英語ができないと携われないと思いがちですが、私の大学では、英語だけで卒業することができない大学なので、多くの留学生はある程度の日本語が話せたり、理解できたりする学生になります。

留学生は、日本人学生と異なり、日本での生活や学習に慣れていないので、日本人学生よりも大きな不安を抱えている学生が多いです。

このため、通常の日本人学生よりも丁寧に説明をしたり、学内の地図を見ても教室に行けなそうであれば案内したり、生活上の悩みを聞いてあげたりと色々なサポートができます。

そうすると、留学生自身も職員に頼ってくれるので、すごくやりがいがありました。

特に、卒業するときに、お礼を言いに来てくれたりすると、ほんとに素敵な仕事だなと思います。

前職では、法人の営業担当で、仕事で若者と接するということは全くなかったのですが、大学職員という、教職免許やカウンセラーなどの特別な資格がないような職員でも、このような仕事に携われるのは、本当にラッキーなことだなと思っています。

やりがい②:特別な資格取得の支援

これは私の同僚からの話ですが、私の大学では、教職免許を取得することができます。

教職免許を取得する際は、通常の履修手続きと異なり、特別の科目を履修する必要があったり、必要な科目や単位数が細かく定められていることから、学生が履修手続き上の相談に何度も事務の窓口に足を運ぶことになります。

このため、教職免許の取得を目指す学生とは自然と接する機会が多くなり、履修手続き上の面だけでなく、学生生活上の悩みなどを聞く機会も増えます。

逆に、通常の学生は、今ではウェブで履修手続きができてしまうので、あまり事務の窓口にきて、履修に関する相談職員にするというようなことは少なくなってきています。

また、教職免許を取得する学生は、教育実習にいかなければならず、これも学生にとってはかなり大変なプロセスになります。

このため、職員としてはできる限り学生が不安にならないようサポートしたり、心の支えになってあげる必要があり、このような学生をサポートできるという仕事はすごくやりがいがあると思います。

こちらも、無事に教職免許を取得できたときは、多くの学生が担当職員に挨拶にきたり、卒業後は、同じ教育業界で働く者として、数年後に改めて挨拶に来るという学生もいるとのことで、すごく素敵な仕事だと感じています。

大学職員になるためのステップをまとめました。

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やりがい③:奨学金・給付金取得のためのサポート

現在の大学の学生は、返済が必要な奨学金(貸与型奨学金)を借りたり、返済が不要な給付金(給付型奨学金)をもらいながら大学生活を送る学生が多くいます。

このような貸与型奨学金や給付型奨学金は、大学の事務を通じて申込手続きを行うため、経済的な支援が必要な学生のサポートを行うことができます。

貸与型奨学金の多くは、日本学生支援機構となりますが、日本学生支援機構については、一定の要件が定められており、それに該当するかしないか、適正な書類が提出されているかが重要であるため、そこまで学生から本質的な相談はなかったりします。

一方で、返済の必要のない給付型奨学金については、一定の競争があるものが多く、相談に来た学生が選ばれるように、提出書類についてアドバイスをしたり、面接がある場合などは、過去の質問例を教えたり、場合によっては模擬面接をしたりするなどの支援を行います。

給付型奨学金はなかなか取得することが難しい分、取得できた際は自分のことのように喜ぶことができ、とてもやりがいを感じることができます。

やりがい④:キャリア相談・就職相談へのアドバイス

キャリア相談・就職相談へのアドバイスについては、特定の部署の職員がすることが多いと思います。

私もキャリア・就職支援系の担当になったことがないため、直接的な相談を受けたことはありません。

しかし、教務系の部署では、「留学をした場合に4年で卒業が可能か」や「留学をすると就職活動に影響があるか」など、間接的にキャリア・就職に関する相談を受けることがあります。

このような相談にくる学生は、真面目で将来のことを真剣に考えているので、そのような学生にアドバイスができるというのもやはりやりがいがあると感じています。

学生に接するけどそこまでやりがいにはならない仕事

大学の事務の窓口では、その他にも、証明書の発行や住所などの変更など、多くの手続きを行うことがあります。

しかし、このような手続き系のみの業務は、学生と接することは多くなりますが、淡々と処理を行うだけになるため、あまりやりがいという面では薄いと感じています。

学生支援のやりがいまとめ

私が特に感じた「学生支援のやりがい」をお伝えさせていただきました。

大学職員の仕事には、学生支援だけでなく、その他に多くのやりがいがあると感じています。

ここでは「学生支援」に着目して記載いたしましたが、また別の機会に学生支援以外のやりがいをお伝えしたいと思います。

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