大学職員への目指すルートとして、「大学事務の人材派遣社員⇒正職員」というルートはないかと考える人もいると思います。そこでこの記事では、大学事務の人材派遣から大学職員への道はあり得るかについて私なりの考えをお伝えしたいと思います。

大学職員の雇用形態の現状

どの大学でもそうだと思いますが、現在の大学の職場では実に色々な立場の人が働いており、いわゆる正社員の大学職員だけでなく、期間契約職員、人材派遣社員、パート、アルバイトなど様々な立場の人が働いています。

ときどき「とりあえず人材派遣社員になって経験を積んでから大学職員になることはできますか」と聞かれることがあります。

結論としては「人材派遣社員から大学職員になる人も全くいないわけではないがかなり少数」ということになると思います。

ただ、私が知っている限りでももともと人材派遣社員として大学で働かれていた方が、最終的に大学職員(大学の正職員)になったとケースは何人か知っています。

人材派遣から大学職員に採用されるパターン

人材派遣から大学職員に採用されるパターンとしては、人材派遣社員で数年の経験を積んで、大学職員(大学の正職員)になられる方もいますが、人によっては人材派遣社員⇒任期付き契約社員⇒大学職員(大学の正職員)と段階を踏んで大学職員(大学の正職員)になられる方もいます。

また、①A大学で3年人材派遣社員⇒②B大学で3年人材派遣社員⇒C大学で大学職員(大学の正職員)という人もいます。その他にも①A大学で任期付き職員⇒B大学で3年人材派遣社員⇒C大学で大学職員(大学の正社員)というパターンもあると思います。

採用されるまでのルートとしては、一般の採用試験に混ざる形で採用試験を受験して合格する方もいれば、ケースとしては少ないかもしれませんが、大学によっては内部の方のみを限定とした採用試験があり、それを受験して合格する方もいます。

合わせてチェック

人材派遣社員の人が正社員になれる理由

ではなぜ人材派遣社員の方が一般の採用試験を受験して、大学職員(大学の正職員)に合格する方がいるのでしょうか。

もちろんの大学での経験が考慮されているということもありますが、恐らく面接の場面で大学業界の実態を踏まえた回答をすることができるので、面接までいければ他の受験者よりも有利になるからなのかなと思います。
(小論文試験がある場合も大学の実態を知っているので有利になると思います。)

個人的には現在、正社員として働きながら大学職員への転職を目指している方は、あえて人材派遣社員を経験する必要はないと思います。

これは他業界から大学職員の正職員になる人は多く、無理に人材派遣としての経験を積む必要がないからです。

ただ、

・どうしてもすぐに今の会社を辞めたいという人や
・現時点で働いていない方で大学職員への転職・就職を目指している方
・履歴書の経歴に空白が多い方

などは、大学職員(大学の正社員)として合格するためには一定の時間がかかってしまうので、とりあえず人材派遣社員として大学の経験を積むのはアリだと思います。

人材派遣職員と正職員の仕事内容の違い

人材派遣職員の方は、多くの場合は正職員の補佐的な仕事というよりは、ある程度1人前の仕事をすることが多いのです。

よくあるケースで言うと、統括的な正職員がいて、その下に何人かのスタッフがいるのですが、そこには正職員も人材派遣職員もいて、統括的な正職員のもとで、その他の正職員とある程度同等の人材として仕事をしたりします。
正職員の方と同じような仕事をするケースが多いです。

例えば、学生支援部門であれば正職員と一緒に窓口に出て対応することもあれば、正職員と同じように残業をすることもあると思います。

実際の現場では、正職員の2~3年目の職員と人材派遣職員の方が全く同じ仕事をしているという場合もあって、その時点では人材派遣職員の方のほうが仕事ができるという状況もありえます。

ただ、正職員の中でもより高度な業務を行う、主任や係長などの業務を担当することはほとんどありません。また、大学によっては、同じ部署であっても一部の仕事については人材派遣職員の方は携われないというルールを設けている場合もあります。

その他にも正職員と違って将来的に昇任していくことを求められないので、仕事内容が同じだとしても、求められる仕事の水準や求められる成長スピード、受けなければならない研修や備えていなければならない責任感は異なることになります。

このように仕事内容そのもののは正職員と同じ場合もあるので、大学職員の仕事を経験したいという場合は、人材派遣職員といて大学の仕事に携わるという選択肢もあります。

本サイト人気記事

大学職員を目指す人のための人材派遣会社ランキング

私自身は人材派遣会社で働いたことはないのですが、私の大学で勤務している人材派遣社員の方のお話などを参考にし、大学職員の求人のある派遣会社をランキング化してみました。

ランキングは大学の求人の多さだけでなく、福利厚生を含めた人材派遣社員さんへのサービス(スキルアップや福利厚生)も考慮して考えてみました。

私の個人的な見解としては、規模の大きい大学で働くほうがよいと思っています。

それは、規模の大きい大学のほうが職員数が多く、職員数が多ければ採用数も多くなり、その大学に採用される可能性が高くなるからです。

また、規模の大きい大学での経験のほうが学生支援が充実していたり、多くの大学の改革を進めたりしているので、大学業界の知識が増えます。

そうすると最終的に他の大学に転職するときもきっとそれまでの経験が役に立つと思うからです。

そういった意味では、自分の未来にとって有利な大学で働けるように、ランキングにとらわれずに多くの派遣会社に登録しておいたほうがよいと思います。

第1位:リクルートスタッフィング

  • 私の大学でもリクルートスタッフィングの方がたくさんいます。
  • 比較的新しい人材派遣会社ですが、大学業界にも入りこんできています。
  • やはりリクルートグループというのが強いのでしょうか。
  • 登録は公式サイト「リクルートスタッフィング」からできます。

    第2位:テンプスタッフ

  • 大手ということもあり、有給休暇や健康診断など福利厚生が充実しています。
  • 社会保険はもちろんですが、育児休業制度もあります。
  • また、キャリアアップのための講座も多く、無料で受けられるのもあります。
  • 登録は公式サイト「テンプスタッフ」からできます。

    第3位:アデコ

  • メンタル面やキャリアプランのサポート制度があります。
  • 月刊「派遣ビジネス」の派遣スタッフ満足度調査で第1位になったこともあります。
  • 国内外の宿泊施設やスポーツクラブなどの提携施設も利用できるようです。
  • 登録は公式サイト「アデコ人材派遣」からできます。

    第4位:パソナ人材派遣

  • マンツーマンのキャリアカウンセリングをやってもらえます。
  • 3,000を超える講座でスキルアップができます。
  • もちろんパソナグループだけあって福利厚生も充実しています。
  • 登録は公式サイト「パソナ人材派遣]からできます。

    第5位:オー人事net

  • 全47都道府県に事務所があって利用しやすいです。
  • キャリアカウンセリングでは履歴書や職務経歴書の指導などもしてくれます。
  • 無料でできるE-ラーニング講座もあります。
  • 登録は公式サイト「スタッフサービス オー人事ネット」

    スポンサーリンク

    管理人プロフィール
    ・大学職員歴10年以上で採用試験の面接官を担当
    ・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
    ・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
    ・ツイッター(@daigaku_123)でも採用試験対策に関する情報を発信しています
    ・Amazonで『大学職員の採用試験を受ける前に知っておくべきデータや大学の課題・用語等』『大学職員面接回答事例集59』の2冊の電子書籍を販売しています

    新サイト(姉妹サイト)のお知らせ
    会員限定の「大学職員への就職・転職対策サイト」を新たに作成しました。このサイトでは面接試験で実際に出された質問や実際に大学職員採用試験に応募した方の志望動機・ESの実例、テーマ別小論文作成例などの一般には公開しにくい情報を中心に掲載しています。主なコンテンツは、志望動機・志望理由実例紹介エントリーシート作成例まとめテーマ別小論文作成例テーマ別グループディスカッション対策実際の面接試験で出された質問紹介面接試験に向けた作成した回答予定内容紹介採用試験前にしっておくべき66個のデータ教育改革やグローバル化等の分野別の特色のある取組紹介各種大学ランキングまとめです。こちらのサイトもぜひご活用ください。
    ⇒大学職員への就職・転職対策サイト

    2020年の人気記事(ページビューランキングトップ10)
    第1位:大学職員の面接対策「よく出される質問」と回答例
    第2位:【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~
    第3位:大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!
    第4位:現役大学職員面接官が伝える採用試験に合格するための対策
    第5位:大学職員面接質問例「大学における職員の役割は何だと思いますか」の回答
    第6位:大学職員の仕事内容を理解しておく理由と仕事理解ができる記事の紹介
    第7位:面接質問例「大学職員に採用されたらどのような仕事がしたいですか」の回答
    第8位:大学職員の面接試験でよい印象を与える逆質問とは
    第9位:面接質問例「あなたの大学職員に採用された後のキャリアプランについて教えてもらえますか」の回答
    第10位:大学職員の仕事②「教務の仕事内容」の紹介

    本ブログの主な記事一覧
    ★「大学職員の仕事理解・職業理解」に関する記事★
    ★「大学職員採用試験に応募する前の準備」に関する記事★