この記事では、大学職員採用試験の面接で「〔転職向け〕プロジェクトのリーダーのような仕事をまかされたことはありますか」と聞かれた場合の考え方や回答例を紹介します。
この質問では、転職者としてのリーダー経験、調整力、進捗管理、周囲を巻き込む力が見られます。大学でも、入試、オープンキャンパス、式典、システム導入、業務改善など、複数の関係者を調整する仕事が多くあります。
<面接官の視点や回答の方向性>
大学職員の仕事では、一人で完結する業務だけでなく、教員、職員、学生、外部業者などと連携して進める業務が多くあります。特に入学式、卒業式、オープンキャンパス、入試、学内イベントなどでは、関係者を調整し、全体を進行する力が求められます。
面接官は、この質問を通じて、応募者が周囲に指示を出した経験があるか、トラブルが起きたときに対応できるか、チームで成果を出した経験があるかを確認します。回答では、プロジェクトの内容、自分の役割、苦労した点、工夫した点、成果や学びを整理して話すとよいでしょう。
リーダー経験を話す際は、自分が中心だったことだけを強調するのではなく、メンバーの協力を引き出したこと、関係者と調整したことを伝えると、大学職員としての適性が伝わりやすくなります。
<回答例1>
現在の会社では、来場者が多いイベントの運営リーダーを担当した経験があります。事前準備、スタッフの役割分担、当日の動線確認、トラブル対応などを行いました。大きなイベントでは予想外の対応が必要になることもありましたが、事前に役割を明確にし、当日は状況を共有しながら進めることで無事に終えることができました。大学の行事運営にも生かせる経験だと思います。
【考えられる追加質問】
・イベントを統括するうえで、特に苦労したことは何ですか。
・当日のトラブルに備えて、事前にどのような準備をしますか。
<回答例2>
前職で、業務改善プロジェクトのチームリーダーを担当したことがあります。チームには自分より年上の社員も多く、最初は意見をまとめることに苦労しました。そこで、最初に目的と期限を共有し、メンバーそれぞれの得意分野を生かして役割を分担しました。最終的には業務手順の見直し案をまとめ、実際の改善にもつながりました。年齢や立場が異なる人と協力する経験になりました。
【考えられる追加質問】
・年上の社員がいる中で、どのようにリーダーシップを発揮しましたか。
・チームの意見が分かれた場合、どのようにまとめましたか。
<回答例3>
社内システムの切り替えに関するプロジェクトで、現場側の取りまとめを担当したことがあります。システム担当者と利用部門の間で認識がずれることがあり、現場の要望を整理して伝える役割を担いました。全員の希望をそのまま実現することは難しかったため、優先順位を付けて調整しました。この経験から、関係者の間に立って現実的な着地点を探す力が身に付きました。
【考えられる追加質問】
・関係者の要望が対立した場合、何を基準に判断しますか。
・システム導入で現場の不安を減らすには、どのような工夫が必要ですか。
<回答例4>
新入社員向け研修の企画リーダーを担当したことがあります。研修内容を一方的に決めるのではなく、若手社員や上司から意見を聞き、実務で困りやすい内容を中心に構成しました。研修後にはアンケートを取り、次年度の改善につなげました。大学でも、新入職員研修や学生向けガイダンスなどで、参加者の立場に立って企画する力を生かせると考えています。
【考えられる追加質問】
・研修やガイダンスを企画する際に、何を重視しますか。
・参加者の満足度を高めるためには、どのような工夫が必要ですか。
<回答例5>
部署横断で行うキャンペーンの進行管理を担当したことがあります。複数部署が関係すると、情報共有が遅れたり、担当範囲が曖昧になったりすることがあります。そのため、役割分担表と進捗表を作り、定期的に確認する場を設けました。大きなリーダー経験ではありませんが、関係者が安心して動けるように準備することも、プロジェクトを進めるうえで重要だと学びました。
【考えられる追加質問】
・部署横断の仕事で、情報共有を円滑にするにはどうしますか。
・担当範囲が曖昧な場合、どのように整理しますか。
<まとめ>
プロジェクトリーダー経験を答える際は、役割、苦労した点、調整方法、成果を具体的に伝えることが大切です。大学職員の仕事でも、多くの関係者を巻き込みながら行事や改善を進める場面があるため、前職での経験を大学業務にどう生かせるかまで説明しましょう。
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