この記事では、大学職員への就職・転職を目指す方の参考になるように、大学職員の志望動機を考える際に注意していただきたいことや、知っておくべき大学の現状、志望動機の作成例を紹介します。

大学職員を目指す人の本当の志望動機とは

就職・転職活動をする中では、かなり多くのエントリーシートなどの応募書類を作成しなければならず、企業や大学によってもそれなりにアレンジしなければならないのですごく大変ですよね。

私も大学職員への転職活動をしていた際にはいくつものエントリーシートなどの応募書類の準備をしましたが、特に志望動機を準備するのがすごく大変でした。

これは大学職員を目指す多くの方の志望動機は、「教育の仕事に携わりたい」「若者の力になりたい」「社会貢献に携わる仕事がしたい」という思いはありつつも、本音のところは以下のような理由が多く、これをそのまま志望動機としてエントリーシート等に記載することはできないからです。

・安定しているっぽい
・残業が少ないっぽい
・休みが多いっぽい
・給料が高いっぽい
・仕事が全体的に楽っぽい

実際に私の本音の志望動機の一番の理由は、「安定」と「給料」でした。

でもこのような理由はエントリーシートには書けないですし、面接でも言えないで、この思いを隠しつつ、うまいこと仕事内容面に視点を当てた大学職員を目指す動機を書く必要があります。

そこでこの記事では、大学職員への就職・転職を目指す方が志望動機を書く際の参考になるような情報を、私なりにまとめてみたいと思います。

ただ、ここに記載したものをそのまま使ってもオリジナリティが出なかったりするので、実際に応募する際は必ず自分なりにアレンジして作るようにしてください。

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志望動機を書く前にまずは大学職員の仕事についての理解が必要

大学職員になりたいと思うきっかけが大学の労働条件(給料・仕事の困難度・休日・福利厚生等)であることが多いため、大学職員の仕事内容を理解しないまま志望動機を書き始めてしまう人も多くいます。

これは、大学職員を目指す方の多くの方が大学を卒業しており、何となく大学職員の仕事内容についてイメージできてしまうからです。

ただ、しっかりと大学職員の仕事内容を研究していくと、大学時代にイメージできていなかったような仕事が多くあったり、教員との役割分担があったりと、皆さんがイメージしている仕事内容とはずれていることがあります。

私はこれまでに100人以上の方から大学職員の志望動機の相談を受けていますが、実際に書いたものを見せていただくと、そもそも職員では実現できないような内容を記載していたり、応募している職種では関わることのできないことをやりたいと言っている場合がよくあります。

そうなってしまうと、

応募者:〇〇をしたいです
面接官:うちの大学だとそれは専門職の職員がやっています(教員の役割になっていて直接的に関われません)
応募者:・・・。

などとなってしまったり、焦ってその場しのぎのことを言ってしまい、その後の選考の際にそれを前提とした回答をせざるを得なくなってしまい、面接対策での発言内容が制限されてしまうこともあります。

このため大前提として、まずは大学職員の仕事内容をしっかりと研究しておく必要があります。
(参考記事)大学職員の仕事内容
大学職員の業界研究に活用できる各分野の特色ある取組まとめ

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大学の置かれている状況の理解も必要

大学職員の志望動機を考える上では、大学が置かれている状況についてもなんとなく理解しておく必要があります。

これは大学がどんな状況に置かれていてどんな課題があるのかを知っておき、その課題を解決できる人材であることをアピールする必要があるからです。

つまり、志望動機には大学の置かれている状況や大学の課題を散りばめながら、自分が必要とされている人材、大学でも活躍できる人材であることをアピールしながら記載することになります。

以下に、大学の置かれている状況について簡単にまとめたので、志望動機を作る前に頭に入れておくとよいと思います。

大学が抱える少子化問題

みなさんもご存じのとおり、日本の18歳人口は大きく減少をしています。

数字で確認すると、1992年に205万人だった18歳人口は2020年には117万人を切っており、約90万人も減少している状況にあります。また、2040年には88万人まで減少するとの試算もあります。

次に、少し別の観点になりますが、大学の学校数についても1985年に450校程度だったところ、大学数は、2019年には786校程度になり、300校以上増えている状況にあります。

このため、大学間の競争が激化してきており、魅力のある大学にならなければ生き残ることができない状況になってきています。

このような状況があるため、各大学は、受験者を集めるために、大学の魅力を高める新しい改革をどんどん実行していくとともに、入試改革や効果的な広報をしていくことが求められています。

<18歳人口の推移>

<今後の18歳人口の将来推計>

<大学数の推移>

⇒大学職員を目指すうえで知っておいたほうがよいデータは、「大学職員の採用試験を受ける前に知っておきたい大学のデータ66(会員限定サイト)」も併せてご覧ください。

社会や企業が大学に求めるもの

最近の大学では以前よりも社会の目が厳しくなっており、社会や企業が大学に求めるものも変わってきています。

昔は企業側に人材をゆっくりと育てる余裕があったと言われていますが、最近では時間の面でもお金の面でも余裕がなくなってきており、大学にも人材育成の機能を強く求めてきています。

このため、企業は即戦力となるような人材を大学に求めるようになってきており、大学の教育力を高めることを望んできています。

このような企業の期待に応えるためには、大学として教育の質を向上させ、学生を企業が求める人材に育成できるようにしていく必要があります。

これまでの大学では、知識を詰め込む教育が中心と言われておりましたが、現在は企業が求める能力(課題を発見できて解決できる能力)を育成できるような、いわゆるアクティブ・ラーニングなどを活用した教育に転換することが求められています。

教育の中心はもちろん先生方が中心となりますが、職員として先生方がよい教育を提供できるようサポートしたり、場合によっては職員側が先生方がよい教育をできるような環境を主導的に構築していく必要があります。

また、2020年からは国の「高等教育の無償化」政策に伴い、一定の要件を満たす学生にはかなりの金額が給付されることになります。

この給付金の費用は税金でまかなわれることになり、これまで以上に大学に対して税金が投入されることになります。これは大学にとってはとてもありがたいことなのですが、大学に対する社会の目も更に厳しくなるということになるので、大学としてはこのようなことも頭に入れながら、社会に必要とされる大学になっていく必要があります。

<企業が大学・大学院教育に期待するもの(教育面)>

大学職員に求められる能力の変化

大学職員に求められる能力も変わってきています。従来の大学職員の仕事はいわゆるルーティン業務が中心と言われていて、決まったルールに従って正確に仕事を処理していくというイメージが強い仕事でした。

しかし、現在は大学が生き残っていくために様々な大学改革を進める必要があり、その新しい取組を行うための企画力や調整力が求められるようになってきています。

また、仕事が高度化していることに伴い、粘り強く仕事を進めることができるタフな人材を求めるようになってきています。

現在の大学職員の仕事には様々な新しい取組があり、仕事が高度化することによって仕事量はものすごく増えてきています。一方で、大学の収入は急には増えないので、人件費の制約から職員の人数を増やすことができないという状況もあります。

このため、無駄のないように効率的に仕事をすること(コスト意識を持つこと)も職員には求められるようになってきています。

ただし、大学職員の仕事には地味な仕事がそれなりにあることも事実です。そういった意味では、地味な仕事にも懸命に取り組むことができそうで、新しい仕事や課題に対応でき、忍耐強く、辛抱強く働いてくれそうというイメージを伝えることが大事になります。

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大学職員は教員から信頼が得られるかがカギ

大学では様々な改革を進める必要があることはすでに説明をしてきましたが、その改革を進めるうえでの決定権は、事案にもよりますが教員に決定権があることも多くあります。

そうなると、大学職員として大学の魅力を高めるためには「これをやるべきだ」ということがあった場合、教員に説明をして決定をしてもらう必要があります。

現在の大学は魅力を高めるためにどんどん新たな取組を推進していく必要がありますが、大学という組織は事務職員だけの意見で新たな取組を行うことを決定することができないことが多いです。

特に、「教育」や「研究」に関する取組は基本的には先生方の了解を得なければ進めることができない組織となっています。

しかし、先生方にとって新しい取組が増えるということは、今まで以上に先生方の仕事が増えることになることが多く、新しい取組をやりたがらない先生も多かったります。

例えば、学生への支援を強化するため、「1年生には担当教員(担任教員)をつける」という取組を提案したとしても、先生方の仕事が増えることになるので、実施をするにはかなりハードルが高くなります。

逆に、「1年生には担任の職員を配置して、学修のサポートをする」といったものであっても、教育の専門家ではない勝因にそのような役割を担わせることに反対する先生も多いです。

このような状況がある中で、先生方から了解をもらうためには、普段から先生方と積極的にコミュニケーションをとって良好な関係を築いておくこと、先生方から信頼されるように「大学」、「教育」、「研究」になどに関する様々な知識を身につけておくこと、先生方を説得する説明能力(プレゼン能力)が必要になります。

ちなみこれは私の個人的な感想になりますが、先生に決定をしてもらう際はプレゼン力や資料の作成能力(資料の見せ方)はもちろん大事ですが、仮にプレゼン力や資料の作成能力(資料の見せ方)があまりよくなくても、信頼関係さえ築けていれば(「この人が言うならしょうがない」と思ってもらえるような関係を築いていれば)、簡単に決定をしてくれることも多くあります。

このため大学職員には「教員から信頼を得る能力」というのは非常に大切になります。

職員に信頼されることもカギ

組織の中で仕事を進めていくには、同じ職場で働く構成員の信頼を得ることが必要になります。これは大学も同じです。

例えば、先生と相談して新しい取組をやる方向になったします。その際に自分ひとりで解決できるという仕事は多くなく、同じ部署の同僚や上司、関連部署の職員に相談することになります。

その際に、「この人にならまかせても大丈夫」というような信頼を得ていなければ、新しい取組を進めることは難しくなります。

このため、人事や経営側としては、徐々に職員・教員の信頼を得ることができそうで、新しい取組や課題を先導して解決できそうな人材を採用したいと思っています。

そういった意味では、すぐに活躍できなくても、ある程度中長期的に活躍できそうと思えれば採用したくなります。

大学職員の中には、「やる気だけあって周りを巻き込めず孤立していく」、「外部の研修ばかりに参加していて学内の職員のことを見下している」という人がそれなりにいるのですが、そうなっていくと思わせないことも大切になります。

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大学職員の志望動機を作成する際の注意点

大学職員の志望動機を作成する際に多くの人が間違ってしまうことがあります。それは「かっこいい志望動機」を作ろうとし過ぎてしまうことです。

もちろん志望動機は個人によって異なるのは当然なのですが、「かっこいい志望動機」を作ろうしてしまって、自分の本当の思いからかけ離れ過ぎてしまったり、面接をで細かいことを聞かれるということを想定しないまま作ってしまうことが多くあります。

そうなってしまうと、面接時にうまく対応することが難しくなります。

例えば、

面接官:志望動機をお願いします。
応募者:〇〇〇と考えたからです。
面接官:なぜそのような考えに至ったのですか(どんなことがきっかけでそのような考えに至ったのですか)。
応募者:えーっと・・・
面接官:それだったら自治体職員のほうが実現できるんじゃないですか。
応募者:うーん・・・
面接官:それは現職でも実現できるのではないですか。
応募者:できなくはないのですが・・・

となってしまうことがそれなりにあります。

本来の志望動機とは、何らかの経験や体験などから感じたことや考えたことに基づいて出てきたり、もともとも持っているパーソナリティから出てくるものであり、必ずそれに至るまでのストーリーが存在します。ストーリーのない志望動機は、面接官にすぐに「作ったもの」だと感づかれてしまうと同時に、「面接で聞かれることが容易に想像できるのになぜ回答を準備してこないのか」などと思われてしまいます。

特に、志望動機を書く欄が少ない大学の場合は、3行や5行を埋めることだけを考えてしまい、面接で志望動機の詳細を聞かれることを想定した内容になっていないケースが多くあります。

特に多いのが「社会貢献をしたい」です。

「社会貢献をしたい」ということ自体は悪くないですが、「なぜそのように思うに至ったのか」、「社会貢献に関われる仕事は沢山あるがなぜ教育なのか」、「その中でなぜ大学なのか」、「そんなに社会貢献をしたいのであれば今までにどんな社会貢献をしてきたのか」、「今の会社でも広い意味では社会貢献だと思うがそれでは駄目なのか」など、色々な質問が想定されます。

もちろん面接によっては何も聞かれないこともありますが、このような質問にも答えられるように準備しておくことが無難になります。

志望動機は面接試験でも聞かれる可能性が高い質問で、かつ、序盤に聞かれることが多いので、ここでうまくいかないと面接全体が悪い印象になってしまったり、「論理的に説明できていないな」と思われてしまいます。

大学によって志望動機もしっかりと見る大学、これまでの活動歴や職務経歴を重視する大学、面接でのやりとりで感じる人柄を重視する大学など色々な考え方がありますし、個々の面接官によっても考え方は変わります。

ただ、志望動機をしっかりと説明できないことはマイナスな印象を与えてしまいますので、「かっこいい志望動機」よりも、「しっかりと説明できる志望動機」にすることが大事になります。

大学職員の志望動機は2種類ある

そして、いよいよ本題の大学職員の志望動機の話をしていきます。志望動機を作成するうえでは、まず採用する側が何を聞きたいかについて考える必要があります。

大学の採用側としては、①なぜ大学職員になりたいのか、②なぜこの大学を選んだのかという2種類について聞きたいと思っています。

これはどんな業界でも同じです。商社であればなぜ商社を目指し、なぜこの会社なのか。メーカーであればなぜメーカーを目指し、この会社なのか。と同じです。

採用側としては、「安定している」や「給料が高い」などというイメージのみで大学職員を目指す人が多いということは理解しているので、まずはどのようにして「大学職員」という職業に魅力をもち、目指すようになったのか。そのうえで、数多くある大学の中から「なぜこの大学」を選んだのかということを聞きたいと思っています。

よく①と②がごっちゃになっている人もいるので、この2つの問いに対して明確に答えられるように準備しておく必要があります。

以下に①と②の作成例について簡単にまとめてみましたので、参考にしていただいて自分なりの志望動機を作っていただければと思います。

「なぜ大学職員になりたいのか」に応える志望動機

まず、「なぜ大学職員になりたいのか」については、どの大学でも共通して使うことができるので、1つの核を作っておけば複数の大学で使い回しができます。

このため、しっかりとした志望動機を1つ作っておくことでその後を楽にすることができます。

また、どんな理由であれ「それって〇〇という仕事でもよいのでは?」などと言われるような理由になることも多いと思います。

そのときに、自分なりのストーリーで「そのような仕事でもよいかもしれませんが、〇〇や〇〇など、総合的に考えて大学職員をやってみたいと感じた」というような感じで言い切ることも大事になります。

面接官も引っかけの意味も込めてジャブを打ってるようなこともあるので、あなた自身が「大学職員になりたい」と思ったのであれば、「なりたいと思った」ことを言い切ることで、面接官としてもそれを否定することはしにくくなります。

以下に7つの事例を作ってみましたので参考にしていただければと思います。

事例1:人の成長に係る仕事がしたい系

私は以前から人の成長に係る仕事に興味があり、大学時代には教育学を学んできました(前職では塾の講師をしていました)。

日本の教育には小学校から大学まで様々な段階がありますが、大学は若者が社会に出ていく前の最後の教育の場であり、若者が成長していく上で非常に大切な段階だと考えています。

そして大学が発展していくことで「人」を育てることにつながり、日本を支えていくことになると考えています。

私はこのような日本の未来を支えていく若者の成長に係る仕事がしたいと思い、大学職員を志望いたしました。

事例2:大学改革に携わりたい系

近年、大学では教育の質の向上、大学の国際化(グローバル化)、キャリア教育の充実、少子化による学生の確保など、非常に多くの課題があり、積極的に大学改革を進めていかなければ、他大学との競争に勝てないという状況になっていると思います。

私は大学時代に留学、インターン、ボランティアなど様々なことにチャレンジし成長できたことから、様々なことにチャレンジできる仕事に就きたいと考えています。

その中で大学職員という仕事は、常に改革に向かって前向きに発展していく必要があり、自分のチャレンジ精神やこれまでの大学生活の経験を活かせると思い、大学職員を志望しました。

事例3:大学時代にお世話になったから系①

私は大学時代に文化祭実行委員として文化祭を運営するという経験をしました(入試委員(広報のお手伝い))など他のイベントなどに代用することも可能だと思います)。

最初はただ単に楽しいだろうという気持ちで委員になりましたが、文化祭を運営していくためには企業から寄付金をもらったり、各サークルの要望に対応したりとたくさんの課題に向き合うことになりました。

直面した課題を1つ1つ解決していく過程で、担当の大学職員の方には何度も相談させていただきました。

その職員の方はいつも丁寧に対応して下さり、また、すぐに答えを出すのではなく私に自分なりに考えるように促し、自分なりの答えを出すように助言して下さいました。

私は、この経験から何かを行うときや何かを決めるときには、広い視野で考え、様々な選択肢を出した上で何が妥当なのかを考えるようになりました。

私は当時のお世話になった職員の方の助言があったおかげで、4年間の大学生活が自分自身の大きな成長につながったと思っています。

私は、このような経験から学生が有意義な学生生活ができるようサポートができる大学職員という仕事に魅力を感じ、大学職員を志望いたしました。

事例4:大学時代にお世話になったから系②

私は大学時代に社会福祉学部に所属しており、社会福祉士の資格を取得するための課程を履修していました(教職課程など、その他の履修課程でも代用可能だと思います)。

社会福祉士を取得するためには通常より多くの単位を取得しなければならなかったり、介護実習に行かなければならないなど、勉強についていくのがすごく大変で何度もくじけそうになりました。

そのような中で履修の手続きなどで大学職員の方とお話した際には、実習中の過ごし方のアドバイスをいただいたり、試験前には励ましていただいたりとたくさんの「元気」をもらうことができ、何とか社会福祉士試験に合格することができました。

私が試験に合格することができたのは、職員の方のきめ細やかなサポートがあったからだと思っています。

このような経験から私自身も不安になっている学生のサポートをし、学生に「元気」を与えられるような仕事に就きたいと思い、大学職員を志望いたしました。

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事例5:「縁の下の力持ち」的な仕事につきたい系

私は、学生時代に児童相談所のボランティアをした経験から(前職でイベント運営の仕事をした経験から)、裏方として人を支える仕事に魅力を感じています。

児童相談所では様々な境遇の子どもがいて、その子どもたちが健やかに成長できるように、生活、勉強、遊びの面で、一人一人の個性に合わせた支える仕組みが作られていました。

大学職員の仕事は、先生方に研究のしやすい環境を整えたり、学生にとって勉強しやすい場を設けたりするなど、「縁の下の力持ち」的な面が強い仕事だと思います。

また、大学の魅力を高めていくためには、職員が先生方や学生をどれだけ支えることができるかが重要なことだと思っています。

私はこのような裏方でありながら、大学の経営を担うことのできる大学職員という仕事に魅力を感じ大学職員を志望いたしました。

事例6:もともと教員を目指していたけど「教育」携わりたい系

私はもともとは中学校か高校の先生になりたいと思っていました。

大学でも教員免許を取得に向けて勉強をしていますが、大学3年生の始めくらいに教職免許の手続きでお世話になった職員の方に、たまたま大学職員の仕事内容を聞く機会がありました。

それまでは正直言って、大学職員の職業そのものに興味を持ったことはなかったのですが、私のように大学での勉強を進める中での支援だけでなく、教育をよくしていくための改革や、寄附金を獲得するための取組、地域貢献のイベントなど、教育というフィールドにありながら、非常に幅広い業務に携わっていることを知りました。

私自身の性格として1つのことはずっとやり続けるというよりは、幅広い経験をしたいということもあって、そのときから先生ではなく大学職員になりたいと強く思うようになりました。

事例7:「地域活性化」に携わっていきたい系

私は、地方(〇〇県)の出身ですが、日本が少子高齢化社会に直面し、地方では過疎化が進むという状況がある中で「地域活性化」に携わる仕事をしたいと考えておりました。

大学では教育や研究を行っていくことが中心だと思っていましたが、大学3年生のときに自治体が抱える課題の解決を考えるような授業を受け、社会貢献や地域貢献の取組も大学にとって非常に重要な役割だと知りました。

それをきっかけに大学が行う地域貢献の取組を調べたところ、地方都市の観光を活性化するための取組、商店街を盛り上げる取組、子どもに学びの楽しさを伝える取組など、非常に幅広く、魅力的な取組を行っていることを知りました。

このような地域や社会に貢献する取組に関わりたいと考え、大学職員になりたいと思いました。

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「なぜこの大学を選んだのか」に応える志望動機

次に、「なぜこの大学を選んだのか」について説明をしてきます。

「なぜこの大学を選んだのか」については、受験する大学ごとに1つ1つ作っていく必要があり、事前に受験する大学の情報収集をしておく必要があります。

受験する大学のホームページや大学案内をしっかりと見て、うまく使えそうなネタを探してから作っていくことになります。

実際の各大学の特色を探していく際には、以下のポイントを押さえておくと、探しやすくなると思います。

・特色ある教育は行っていないか
アクティブ・ラーニング、少人数教育、ゼミ、専門教育と教養教育の関係、ラーニング・マネジメント・システムの活用など
【大学職員業界理解】大学における各分野の特色ある取組(教育改革編)

・先進的なグローバル化の取組はないか
活用しやすい留学制度、留学生を受け入れるための体制、英語による授業、英語の資格に対する支援など
【大学職員業界理解】大学における各分野の特色ある取組(グローバル化(国際化)編)

・特色ある社会貢献活動は行っていないか
企業や自治体との連携、公開講座、ボランティア活動など
【大学職員業界理解】大学における各分野の特色ある取組(社会貢献編)

・特色ある研究は行っていないか
大学の代表的な研究内容、メディア等によく出ている有名な先生など

・キャンパスの特色はないか
学食(カフェ含む)、研究施設、教育施設など

・特色のある職員の研修制度はないか・
集合研修、個人の自己研さんのサポート制度など

以下に8つの事例を作ってみたので、これらを参考にしつつ自分なりの志望動機を作ってみるとよいと思います。

事例1:貴学の○○○に魅力を感じたから系①(グローバル化編)

近年、大学がグローバル化していくことが求められています。

大学のグローバル化とは外国人留学生や日本人学生の留学者を増やしたり、英語の授業を行うことが大事だと思われがちですが、本当に大事なことはその裏にある職員の学生に対するきめ細かなサポートだと思います。

外国人留学生は初めての日本での生活の不安もあるでしょうし、海外に留学する日本人学生は外国で暮らすことによる様々な危険が発生すると思います。

私はグローバル化を進める上では、学生の不安を和らげたり、学生の背中をそっと押してあげることが、何よりも大切なことだと思っています。

自分自身に留学の経験もあり、学生がどんなことに不安を感じ、学生が何を求めているかを理解しています。

貴学では●●や●●など、留学者を支援するための取組がたくさん行われています(「●●」には受験する大学の取組を入れて下さい)。

私は貴学であれば、留学者に対するきめ細やかなサポートができるとともに、学生時代に学んだ語学力を活かすことができると思い応募させていただきました(前職で使っていた語学力を活かすことができると思い応募させていただきました。)。

事例2:貴学の○○○に魅力を感じたから系②(研究支援編)

私は大学院時代に理系の研究室に所属し、先生方と一緒に研究を進めてきました(前職で大学との共同研究を行う部署で仕事をしていました)。

大学にとって「研究」が発展していくことは、大学としての魅力の向上にもなりますし、大学の存在意義を高めることができるものとだと思います。

貴学では、●●、●●、●●など、非常に幅広い研究が行われています(「●●」には受験する大学の研究分野を入れて下さい)。

これらの研究がさらに発展していくためには、先生方によりよい研究環境を整備することが必要で、それを支えることができるのが職員だと思っております。

私は研究室での経験を活かし、研究が盛んに行われている貴学で先生方の研究を支えるための取組を行っていきたいと思い、応募させていただきました。

そして、将来的には他大学の研究者の方が貴学で研究したいと思ってもらえるような大学にしていきたいと思っております。

事例3:貴学の○○○に魅力を感じたから系③(学生支援編)

私が貴学を応募した理由は、●●や●●などの学生のための取組が盛んに行われており、一人一人の学生に寄り添った大学であるということに魅力を感じたからです(「●●」には受験する大学の取組を入れて下さい)。

私は学生時代に後輩学生の相談員を行った経験から、学生の学修や生活上のサポートを行ってきました。

相談にくる学生には様々なタイプの学生がいるので、学生一人一人に合わせた対応を行うよう心がけてきました。

貴学は、学生規模が小さいこともあり一人一人の学生の目線に合わせた取組が行われています。

私も貴学のようなきめ細かな学生支援ができる場で、学生のサポートをする仕事をしたいと思い応募させていただきました。

事例4:貴学の○○○に魅力を感じたから④(研修制度編)

私が貴学を応募した理由は、●●や●●などの職員が成長していくための研修制度が整っているからです(「●●」には受験する大学の取組を入れて下さい)。

私は、大学職員となるからには、たくさんの業務経験や知識を身につけ、大学職員のプロフェッショナルと呼ばれるような職員になりたいと思っています。そして、先生方からも信頼される職員になりたいと思っています。

貴学では、職員が成長していくための仕組みがたくさん整っており、そして何より、若手の職員の方が様々な場で活躍されていると聞いております。

私は現在活躍されている職員の方と一緒になって様々な仕事を経験し、自分自身を成長させていきたいと強く思いました。

そして、将来は職員同士で学び合う「勉強会」のような場を作っていきたいと思っております。

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事例5:貴学の○○○に魅力を感じたから系⑤(教職協同編)

近年、少子化などの影響により大学間の競争は激しくなってきており、教員と職員が一緒になって大学を改革していくことが重要だと言われています。

しかし、大学によっては、先生方の協力が得られず改革が進まないことがあるとも聞いております。

貴学では、●●や●●など「教職協同」の取組が盛んに行われています(「●●」には受験する大学の取組を入れて下さい)。

貴学のように教員と職員が同じ方向を向いている大学は、今後も大学としての魅力がさらに高まっていくと感じています。

私は貴学のような前向きに発展していける大学で、先生方と一緒になってよりよい大学となっていくための取組をしていきたいと思い、貴学に応募させていただきました。

事例6:建学の理念に共感したから系

私は貴学の「●●●●●●●●」という建学の理念に共感し応募させていただきました(「●●」には受験する大学の建学の理念を入れて下さい)。

貴学では●●や●●など建学の理念に沿った学生が成長するための取組がたくさん行われており、これは私の若者の成長に係る仕事をしたいという思いと一致するものです(「●●」には受験する大学の取組を入れて下さい)。

また、これらの取組は若手職員の方が主体となって作った仕組みだと聞いており、職員にも多くの活躍の場があると感じています。

学生が成長するための取組は他大学でも多く行われておりますが、職員が主体となって活躍できるフィールドがあるのは貴学の特色だと感じました。

私は、貴学のような活気のある職員が多い職場に強く魅力を感じ応募させていただきました。

事例7:愛校心が強いから系(受験大学の卒業生の場合)

私は貴学4年間の大学生活を過ごし、貴学に恩返しがしたいと思い応募させていただきました。

私は、大学時代の4年間、貴学にて勉強だけでなく、文化祭実行委員、サークル活動、TAとしてのアルバイトなどを通じて、様々なことを学ぶとともに、たくさんの友人や先生方と出会うことができました。

この4年間で得たものは、私にとって宝です。

このような有意義で大切な時間を過ごせたのは、先生方をはじめ、職員の方々のサポートがあったからだと思っています。

このような経験から私自身も学生のサポートのできる大学職員となり、貴学の発展のために働きたいと思い、貴学に応募させていただきました。
(参考)大学職員採用試験おける母校採用率の確認方法~卒業生は有利か不利か~

事例8:職員の雰囲気が自分に合っていた系

私が貴学を志望した理由は、職員の方の雰囲気が自分に合っていると感じたからです。

私は大学職員を目指すにあたって、採用説明会やインターンシップ、公開講座や学園祭への参加などを通じて、志望する大学の職員の方とできるだけコミュニケーションをとってきました。

その中で、貴学の職員の方は仕事に対して非常に前向きで丁寧だと感じたこと、貴学では他大学にはない新しい取組を積極的に進めていると感じたことから、私もそのような職員の方や環境の下で働きたいと強く感じました。

新しい取組を行うということは、同時に大変なことが多いということでもあると思いますが、私自身は様々なことにチャレンジをしていきたいタイプなので、様々な大学がある中で貴学に応募させていただきました。

大学職員の志望動機まとめ

この記事では大学職員の志望動機を作成するにあたって気を付けるべきことや、実際に志望動機例を紹介させていただきました。よろしればこちらの記事を参考にしながら自分に合ったオリジナルの志望動機を作成していただければと思います。

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管理人プロフィール
・大学職員歴10年以上で採用試験の面接官を担当
・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
・ツイッター(@daigaku_123)でも採用試験対策に関する情報を発信しています
・Amazonで採用試験対策に関する電子書籍を販売しています
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