大学職員として必要な知識や情報を蓄積するため、大学関連の書籍を読んでいます。

大学職職員を目指す方の就職・転職活動をするうえでは、大学の「業界研究」を行う必要があります。

そのときに、大学関連の書籍を探している人もいると思うので、ネタバレしない程度に参考に学んだことなどをお伝えしたいと思います。

今回は、「大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学」です。

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書籍情報の紹介

■タイトル
大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

■著者名
木村 誠

■略歴(書籍刊行当時)
・教育ジャーナリスト
・早稲田大学卒業後、学習研究社に入社し、『高校コース』編集部などを経て『大学進学ジャーナル』編集長を務めた。


目次

序章  なぜ「大学大倒産時代」なのか
第1章 データで読み解く大学教育の現状
第2章 志願者を囲い込む有名私大
第3章 明暗を分ける都会派中堅私大
第4章 明暗を分ける都会派中堅私大
第5章 有力国立大学も格差が拡大
第6章 冬の時代の地方国立大学のチャレンジ
第7章 不要論まで出た女子大はどう生き残るのか

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この本を読んだ理由

  • 少子化の影響などにより、大学に厳しい時代が訪れており、各大学は魅力を高めるための取組を進めています。
  • この本は、大学の厳しい現状の説明だけでなく、魅力的な取組を行っている大学の紹介もしており、私が勤務する大学でも、取り入れるべき取組がないかを勉強したいと思い、読んでみることにしました。

学んだことや感想

序章 なぜ「大学大倒産時代」なのか

<特に印象に残ったこと>

  • 今の大学には、単に、教育や研究を推進するだけでなく、お金を集める力が求められているというのは、現場で働いている感覚としてもそのとおりだと感じました。
  • 著者は、文部科学省出身者を大学に受け入れることに否定的ですが、個人的には行政に精通していたり、補助金獲得のノウハウを持っていたり、大学にとってプラスになるのであれば、問題ないと思っています。ただ、文部科学省出身者が学長になっているケースがあるということは驚きでした。

第1章 データで読み解く大学教育の現状

<特に印象に残ったこと>

  • 文部科学省の有識者会議の試算によると、東京以外の道府県にある大学への進学者数が、2040年度には約20万人減る試算となっていることには驚きでした。
  • 大学の経営状況を確認する1つの指標として、収容定員充足率を見るというのは、よい方法だと思いました。
  • また、収容定員充足率をよくするために、入学定員を減らすという方法は著者の指摘のとおり、一時しのぎにしかならないと思いました。
  • このため、収容定員充足率を見る際は、直近で入学定員の変更をしていないかも見ておく必要があると思いました。

第2章 志願者を囲い込む有名私大

<特に印象に残ったこと>

  • 主要私立大学の志願者数の変化を示しており、大きく延びている大学の傾向がわかりました。
  • 大学ランキングの結果について分析がなされており、主要大学の特色がわかりました。
  • 大学の初年度納付金についての解説があり、以前に比べると増加傾向にあると感じました。

第3章 明暗を分ける都会派中堅私大

<特に印象に残ったこと>

  • 最近の入試の傾向として、学費や地元での就職を見据え、国公立大学に人気が移り始めているというのは勉強になりました。
  • 大学経営の視点で考えた場合、複数の大学を経営している学校法人は、地方の大学から閉校を進めていくことが多いと思いますが、そうなってしまうと、地方が益々衰退していってしまうと感じました。
  • 学生を集め続けるためには、様々な戦略が考えられると思いますが、いくつかの成功例が示されているので、それらを参考に自分の大学に適した取組を考えてみたいと思いました。

第4章 明暗を分ける都会派中堅私大

<特に印象に残ったこと>

  • もともと公私協力方式で設立された大学を中心に、公立大学化が進んでいることがわかりました。
  • 公立大学になった大学の多くは、学費が安くなることや公立大学というブランドイメージにより、志願者を増やしており、その大学にとっては、大きなメリットがあると感じました。
  • 一方で、著者は、公立大学化の課題を4点挙げており、これまで知らなかったことでもあり、大変勉強になりました。
  • 地域の活性化に貢献している大学とその事例を紹介しており、すごく勉強になりました。

第5章 有力国立大学も格差が拡大

<特に印象に残ったこと>

  • 国立大学では、運営費交付金の一部を競争的資金のように扱っていることは知っていましたが、配分率を見ることで、文部科学省の各大学に対する評価が見えてしまうのは驚きでした。
  • 大学ランキングも大学評価の1つの視点だと思いますが、それだけでは大学の価値は図りきれないと改めて感じました。
  • 国立大学は運営費交付金が削減されており、教員の研究費が大幅に削減されていたり、教員採用ができなくなっている状況は、大学にとってはかなり厳しい状況になってきていると感じました。

第6章 冬の時代の地方国立大学のチャレンジ

<特に印象に残ったこと>

  • 国立大学の地域活性化の特色ある取組が紹介されており、すごく勉強になりました。
  • 国立大学の全教員に占める若手の割合がかなり減ってきているということは、優秀な人材が研究者を目指さなくなってしまうことになるので、どうにかしていかないといけないと感じました。

第7章 不要論まで出た女子大はどう生き残るのか

<特に印象に残ったこと>

  • この20年間で、女子大学が20%も減少していることを初めて知りました。
  • 一方で、国として、「一億総活躍社会」を目指すなかで、これまで以上に女性のキャリアが重要になり、女子大学の役割が大きくなってきていることを感じました。
  • 個人的には、女子大学は今後はかなり厳しい時代になると考えていましたが、女子大学も生き残る道があると感じました。

大学職員を目指す方へのオススメポイント

  • どのような大学が生き残っていくのか、どうしていけば生き残れるのかという観点から書かれているので、大学職員の面接でも使えるネタが豊富に詰まっています。
  • 地域の活性化の事例を紹介しており、地方大学の職員を目指している方にも参考になる部分があると思います。
  • また、国立大学や女子大学の課題や特色ある取組なども紹介されているので、国立大学と女子大学の職員採用試験を受験する方にも非常に参考になると思います。

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