<面接官の視点と回答の方向性>
この質問も業務に対する考え方を確認するものですが、回答内容を聞きながら受験者自身の人間性も見ることになります。
基本的には、「聞く」という回答になると思いますが、ただ聞くというのではなく、「基本的には聞くが、状況によっては聞かない場合もある」というような回答のほうが、私自身としては印象がよいと思っています。
実際の大学の現場では、自分であまり調べないうちに「とりあえず何でも聞く」というスタンスの職員もいるので、「どんな状況でも聞く」ということは適切な対応方法ではないと感じています。
これは、自分が暇な場合でも同様だと思っています。
この質問は、「すごく忙しいとき」と場面が限定されていますので、なおさら「相手」や「状況」に応じて聞くという回答のほうが望ましいと思います。
<回答例①>
相手や相談内容によると思うので一概に「このようにする」と言うことは難しいのですが、基本的にはまずは相談を聞くと思います。
例えば、普段相談をしてこないような職員からの相談であれば、いくら忙しくても熱心に聞く必要があると思いますし、普段から無駄な確認や相談が多いような職員であれば、再度、自分なりに考えをまとめるよう伝える場合などもあると思います。
また、自分の業務が遅れることにより、組織に大きな迷惑がかかる状況なのか、そこまでの状況ではないのかといった自分の業務の状況によっても対応を変えなければならないと思います。
<回答例②>
信頼を得るためにも、相談には基本的にのりたいと思っています。しかし、その際に行なっている業務の緊急性により、話をきけないこともあるかと思います。その場合は、まず自分の状況を説明し、相手に後で話を聞く形でもいいかと確認します。
【考えられる追加質問】
・あなたは普段、友人から相談されることは多いですか。
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