<面接官の視点と回答の方向性>
受験者の回答を通じて、どのような対応ができる人材なのか、このような場面でも耐えることのできる人材なのかについて確認をします。
私の大学ではそこまで多い状況とは思いませんが、一定程度はこのような職場があると思っています。
また、最近は、大学職員の中に、正職員だけでなく、契約職員、人材派遣職員、アルバイトなど幅広い雇用形態の職員がいるため、例えば、契約職員の方が、「正職員は働かない」という印象を持ち、その部署の人間関係が悪くなるというケースもあったりします。
回答を通じて「そのような職場でもうまく対応することができ、解決に向けて取り組める人材」「バランスのよい人材」というニュアンスを伝えられるとよいと思います。
<回答例①>
もともとギスギスしている職場を急に和やかにするということは非常に難しいと思うので、まずは、自分自身が1人ずつとうまく人間関係を作るようにし、少しずつよい方向に導ければよいと思います。
そのうえで、職員の間に誤解があるようであれば、私が間に入って少しずつ解きほぐしていければと思います。
ただ、例えば、AさんとBさんが特に仲が悪く、解決が困難というような状況がある場合は、無理に仲良くさせようとするのではなく、AさんとBさんの業務の関わりが少なくなるように担当業務を変更したり、人事異動により解決するという方法もあると思います。
職場の人間関係が悪いと、大学をよくしていくということも難しくなってしまうと思うので、少しでもそのような状況を改善できる人材になりたいと思います。
<回答例②>
様々な事情や人がいるなかで、人間関係が悪くなってしまうこともあるかと思います。
その際は、誰か特定の人の肩を持つわけではなく、中立に距離をとっておきたいです。
また一緒に働く上で、どういうことがあって、誰と誰が苦手なのかも把握しておきたいです。そうしておくことで、一緒に作業する人や座席など配慮できるかと思います。
【考えられる追加質問】
・これまでの職務経験やアルバイトなどで、これまでに人間関係が悪い場面に遭遇したことはありますか。そのときに、どのような対応をしましたか。
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