<面接官の視点や回答の方向性>
大学職員は、一部については専門職的な職種ができてきましたが、多くは総合職として採用し、ジェネラリストを育成するケースが多いと思います。

「やりたい仕事」について質問すると、「学生支援」、「留学支援」、「広報」、「産学連携」などを挙げる受験者が多く、「総務」、「人事」、「会計」、「財務」などを挙げる受験者はほとんどいません。

組織としては、ある一定の種類の専門職も必要ですが、幅広い仕事ができる人材のほうが、人事異動もしやすく、その時々の強化したい部署によい人材を集めることで大学を活性化したり、逆に、よくない人材がいたときに、あまり影響のない部署に配属することができたりと、ジェネラリストのほうが専門職よりも使い勝手がよく、組織としても安定するという事情があります。

例えば、専門職として採用した人材が、あまりよい人材でなかった場合、人事異動もできなければ、日本の雇用制度ではクビにすることもできないので、その部署の仕事はいつまで経ってもよくなりません。

また、大学の仕事は、専門職でなければできない仕事がそこまで多くないという事情もあるかもしれません。

このようなこともあり、大学では、幅広い仕事ができるジェネラリストを育成する大学が多いと感じています。

面接での回答では、純粋にやってみたい仕事を伝えつつ、様々な仕事を経験しながら、大学にとって必要な人材になりたというような回答にして、「この仕事だけを極めたい」というような回答はしないほうが無難だと思います。

<回答例①>
学生支援の仕事に携わっていきたいと思っています。

私は大学時代に教職免許の取得をしましたが、取得にあたっては、担当の職員の方にサポートしていただくことで何とか取得することができました。

特に、教育実習のときは、不安が大きい中、職員の方にアドバイスをいただいたことで乗り越えられたと思っています。

もともとは高校の教員を目指していましたが、このような経験から大学職員を目指し、自分自身もが学生を支援する仕事を行いたいと思っています。

ただ、大学職員の仕事には、学生支援だけでなく、広報、財務、会計、産学連携など様々な仕事があるので、幅広い経験をして、大学改革を進められるような人材になっていきたいと思っています。

【考えられる追加質問】
・職員の方にどのようなアドバイスをもらいましたか。
・将来的にどのような職員になりたいと思っていますか。
・なぜ教員になることを諦めたのですか。

<回答例②>
私は、貴学の国際関係部署において、貴学から留学する学生の渡航前・渡航中のサポートに携わりたいと思っています。また、協定校から留学する学生の受入れ業務にも取り組みたいと思っています。そして、大学内や地域の異文化理解・国際交流を促進する業務にも取り組みたいです。

私は、大学在学中に奨学金を頂きながら協定校に交換留学するという経験をしました。その際、職員の方が奨学金申請のために私が毎月作成する活動報告書にコメントを付けてくださり、それをとても嬉しく感じていました。また、留学先の大学でも、留学生係の職員の方が受講するクラスを提案してくれたり、留学前の時間割の変更や相談などにもとても親身に対応してくれたりしました。

これらの職員の方々のように、留学生が安心して生活し、学業に専念することができて、有意義な留学生活が送れるよう、講義の選択や奨学金の申請など様々な場面で、臨機応変なサポートをしていきたいと考えています。

また、私は大学在学中に国際交流活動にも多く参加しました。実際に国際交流イベントを企画し、地域の異文化理解の場を作った経験もあります。これの経験は、地域貢献や地域の活性化を促進する役割を求められている大学業務においても、大いに役立つものと考えています。

【考えられる追加質問】
・これまでの経験からやりたいことに対してどんな貢献ができると思いますか。

<回答例③>
地域活性化の取組に携わり、その成果や大学の魅力を社会に発信していくような業務に携わりたいと考えています。

また、私は大学職員として大学生の生活相談や複雑な奨学金の手続きの申し込みなど学生が不自由なく大学生活を送れるようにサポートしたいと考えています。

【考えられる追加質問】
・本学の地域活性化の取組で気になったものはありますか。

<回答例④>
教務や学生支援などの直接学生を支える業務に従事できたらと考えています。

より近い場所で直接支援していきたい思いもそうですが、将来基幹となる職員になるためには、まず教育に最も近い部署で従事していくことが重要であると考えたことから、やりたいこととして挙げました。

また、総務課や広報課においては、これまで従事してきた業務と重なる部分もあるかと思いますので、日々の勉強を怠らないことで即戦力足り得るのではないかと思っています。

【考えられる追加質問】
・現職の経験の中で大学職員の中で活かせそうなものはありますか。

合わせてチェック
スポンサーリンク

管理人プロフィール
・大学職員歴10年以上で採用試験の面接官を担当
・これまでに大学職員を目指す約100人の方の応募書類等の添削や面接対策に対応
・キャリアコンサルタント(国家資格)保有
・ツイッター(@daigaku_123)でも採用試験対策に関する情報を発信しています
・Amazonで採用試験対策に関する電子書籍を販売しています
↓2020年7月にはAmazonのキャリア部門でホリエモンの「多動力」を抜いて9位と10位になりました↓Amazonキャリアランキング


新サイト(姉妹サイト)のお知らせ
会員限定の「大学職員への就職・転職対策サイト」を新たに作成しました。このサイトでは面接試験で実際に出された質問や実際に大学職員採用試験に応募した方の志望動機・ESの実例、テーマ別小論文作成例などの一般には公開しにくい情報を中心に掲載しています。主なコンテンツは、志望動機・志望理由実例紹介エントリーシート作成例まとめテーマ別小論文作成例テーマ別グループディスカッション対策実際の面接試験で出された質問紹介面接試験に向けた作成した回答予定内容紹介採用試験前にしっておくべき66個のデータ教育改革やグローバル化等の分野別の特色のある取組紹介各種大学ランキングまとめです。こちらのサイトもぜひご活用ください。
⇒大学職員への就職・転職対策サイト

2020年の人気記事(ページビューランキングトップ10)
第1位:大学職員の面接対策「よく出される質問」と回答例
第2位:【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~
第3位:大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!
第4位:現役大学職員面接官が伝える採用試験に合格するための対策
第5位:大学職員面接質問例「大学における職員の役割は何だと思いますか」の回答
第6位:大学職員の仕事内容を理解しておく理由と仕事理解ができる記事の紹介
第7位:面接質問例「大学職員に採用されたらどのような仕事がしたいですか」の回答
第8位:大学職員の面接試験でよい印象を与える逆質問とは
第9位:面接質問例「あなたの大学職員に採用された後のキャリアプランについて教えてもらえますか」の回答
第10位:大学職員の仕事②「教務の仕事内容」の紹介

本ブログの主な記事一覧
★「大学職員の仕事理解・職業理解」に関する記事★
★「大学職員採用試験に応募する前の準備」に関する記事★