この記事では、大学職員採用試験の面接で「寄付金を増やすためには、どのような取組が必要だと思いますか」と聞かれた場合の考え方や回答例を紹介します。
この質問では、単に寄付をお願いする方法だけでなく、大学の収入を多様化する必要性や、寄付者との信頼関係をどのように築くかも見られています。回答例を参考にしながら、自分の経験や応募先の特色に合わせて考えてみてください。
<面接官の視点と回答の方向性>
多くの大学では、授業料や補助金だけに依存せず、収入源を広げることが課題になっています。寄付金を増やすためには、企業、卒業生、保護者、地域の方など、それぞれに合った働きかけが必要です。
面接官は、この質問を通じて、応募者に発想力があるかだけでなく、相手の立場で考えられるか、継続的な関係づくりを意識できるかを確認します。「寄付を増やすために広報する」と答えるだけでなく、寄付金を何に使うのか、寄付によってどのような成果が生まれたのかを丁寧に伝えることが大切です。
また、大きな金額の寄付だけを考える必要はありません。少額でも参加しやすい仕組みをつくり、大学とのつながりを少しずつ深めていくという考え方もできます。転職者の方は、営業、広報、顧客対応などの経験を結び付けると、自分らしい回答になります。
<回答例①>
寄付金には、企業からいただくものと、個人からいただくものがあると思います。企業に協力をお願いする場合には、寄付によって学生の学びや研究環境がどのように改善されたのかを、わかりやすく伝えることが必要です。また、一度お願いして終わるのではなく、大学の活動報告や学生の成長を継続的に共有し、信頼関係を築くことが大切だと考えます。
<回答例②>
若い世代の卒業生にも参加してもらいやすい仕組みが必要だと考えます。たとえば、「留学を希望する学生を支援する」「学生の課外活動に必要な設備を整える」など、寄付金の使い道を具体的に示します。少額から参加できる形にし、支援を受けた学生から活動報告やお礼を届けることで、大学とのつながりを感じてもらいやすくなると思います。
<回答例③>
卒業生との関係を、卒業後も大切にする取組が必要だと考えます。寄付のお願いをするときだけ連絡するのではなく、大学のニュース、公開講座、ホームカミングデーなどを通じて、大学の近況を知ってもらう機会を増やします。学生時代の思い出や大学への愛着を持ち続けてもらうことが、将来的な寄付にもつながると思います。
<回答例④>
寄付をしていただいた後の報告を充実させることが重要だと考えます。私自身、前職でお客様への報告資料を作成した経験がありますが、お金や時間を使っていただいた後に、成果を具体的に伝えることで信頼関係が深まりました。大学でも、寄付によって実現した学生支援や研究活動を定期的に紹介し、寄付者が「支援してよかった」と感じられるようにする必要があると思います。
<回答例⑤>
地域の方や保護者など、大学に関わるさまざまな方に、寄付の目的をわかりやすく伝えることが必要だと考えます。たとえば、地域と連携した学生の活動や、学生への経済的な支援など、身近に感じられるテーマを示します。寄付を集めることだけを目的にせず、大学がどのような役割を果たしているのかを知ってもらう機会にすることが大切だと思います。
【考えられる追加質問】
・日本の大学では、寄付金が集まりにくい理由は何だと思いますか。
・寄付をしていただいた方に、どのような方法で成果を報告しますか。
・寄付金以外に、大学の収入を増やす方法として考えられるものはありますか。
<まとめ>
寄付金を増やすためには、お願いの方法だけでなく、寄付の目的、使途、成果を丁寧に伝えることが大切です。面接では、誰に働きかけるのか、どのように信頼関係を築くのかまで説明できるように準備しておきましょう。
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