<面接官の視点や回答の方向性>
どの大学でも課題となっている広報活動についての質問となります。
大学の広報については、自分が高校生だったときの進路決定の際にどのような点を重視していたのか、また、最近の高校生にアピールするためにはどのような媒体が必要なのかといったことについて、自分の経験を踏まえながら説明できるとよいと思います。
また、提案力も試されるところでもあるので、発想力があるところもアピールできるとよりよい印象を与えることができると思います。
(参考記事)
大学における各分野の特色ある取組(入試・広報編)
<回答例①>
リクルートが実施している「進学に関する意識調査」を確認したことがあるのですが、高校生が進路決定の際に重視している項目としては、「就職に有利であること」、「資格取得に有利であること」、「校風や雰囲気がよいこと」などが上位にきていました。
これは、私が進路を決めたときとほとんど重なっていると感じました。
このため、これらの高校生が重要視している項目に関する取組を積極的にアピールする必要があると思います。
例えば、貴学では、「大学の雰囲気がよいこと」が魅力だと思うので、在学生がインスタグラムなどのSNSを活用して、在学生による広報活動を積極的に行うことで、貴学の魅力が高校生により伝わるのではないかと思いました。
【考えられる追加質問】
・SNSの活用以外に在学生ができる広報活動はありますか。
・本学では「就職支援」にも力を入れていますが、どのようなことをアピールすれば高校生が魅力を感じると思いますか。
<回答例②>
高校生が現役の大学生とリアルな学生生活を語ることが出来る場を設けることです。
大学生活の実情をパンフレットだけで理解することは難しいと考えます。
私自身もオープンキャンパスで高校生に説明をした際に、研究のほかに部活動やアルバイトとの両立なども説明することで大学を知ってもらうことが出来ました。
このことから受験者数を増やすためにはリアルな大学生活を知ってもらい魅力に感じてもらう必要があると考えました。
【考えられる追加質問】
・具体的にやってみたい取組はありますか。
<回答例③>
素晴らしい取組をしていてもそれを知ってもらわなければ意味がないと思うので、より広報を通じて発信していくことが重要であると考えます。そのためのICTを利活用してオンライン説明会等を充実させていくなどできると思います。
【考えられる追加質問】
・本学の取組で特にアピールすべきものはありますか。
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