<面接官の視点や回答の方向性>
大学の職場では、学生支援に関する部署だけでなく、庶務、会計、人事、財務、研究支援、大学によっては病院勤務など幅広い業務があります。
以前は、学生支援の仕事しか想定していない受験者も多くいましたが、最近は、大学職員という職業の人気が高まってきたこともあり、だんだんと様々な仕事があることが浸透してきました。
このため、最近は「学生支援だけをやりたい」という受験者はほとんどいなくなりましたが、大学職員の職業を理解しているかを確認するために、今もこの質問をすることが多くあります。
回答にあたっては、「幅広い業務をすることで自分の成長を高められる」とか、「組織にとっては幅広い業務を担える職員が多くいたほうが安定する」などという理由から、自分自身としては希望しない部署でも前向きに頑張れるということを伝えるとよいと思います。
<回答例①>
幅広い業務をこなすことで、自分自身の成長をより高めることができると思うので、希望していない部署になったとしても、与えられた業務を前向きに取り組んでいきたいと思っています。
また、将来的には、大学の経営を担っていけるような人材になりたいので、そのためにも、色々な経験を積んでいきたいと思っています。
<回答例②>
幅広い業務を経験することで自分自身のキャリアアップに繋がると考えます。また、部署ごとに横断的に関わり運営していくため他部署の業務を知ることで職員として大学運営を担っていく人材になれると考えています。
そのため、私がどの部署にいても目の前の課題を解決していくなど前向きに業務に取り組みたいと考えています。
<回答例③>
もちろん希望しない部署への配属は当然ありえることだと認識しておりますので、どの部署に行っても精一杯業務に取り組みたいと思っております。
実際に大学職員になってみないとわからないような業務もあると思うので、経験ができる機会であると前向きにとらえ、さらに自分が将来関わっていきたいと思っている業務とのつながりも探していきたいです。
<回答例④>
やりたいことをやるためにはまず所属する組織のことを理解しなければならないと思っています。大学は多くの業務や関係者がいるため、むしろ様々な業務を経験し、〇〇大学を熟知したうえで希望する職務に邁進したほうがよいと考えています。
【考えられる追加質問】
・希望の部署・業務はありますか。
・特に経験してみたい業務はありますか。
姉妹サイトの「【会員限定】大学職員への就職・転職対策サイト」では、大学職員の採用試験を実際に受けた方にご協力いただき、面接試験で実際に出された質問などを紹介しています。実際にされた質問になるので、面接試験対策をする際にも参考になると思います。会員限定となりますが、よろしければこちらのサイトもご活用ください。
→「大学職員採用試験で実際に出された面接試験での質問や筆記試験の内容(大学職員への就職・転職サイト)」はこちら
2024年10月時点では、以下の大学の情報を掲載しています。
秋田公立美術大学、大妻女子大学、追手門学院大学、桜美林大学、香川大学、学習院大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、北九州市立大学、九州工業大学、共愛学園前橋国際大学、京都光華女子大学、金城学院大学、慶應義塾大学、高知大学、国際基督教大学、国士館大学、滋賀県立大学、実践女子大学、淑徳大学、順天堂大学、常翔学園(大阪工業大学・摂南大学・広島国際大学)、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、玉川大学、多摩美術大学、千葉大学、中央学院大学、津田塾大学、東京医科大学、東京造形大学、東京電機大学、豊田工業大学、名古屋市立大学、福岡教育大学、福岡工業大学、福岡女子大学、藤田医科大学、星薬科大学、武蔵大学、武蔵野大学、明海大学、明治薬科大学、名城大学、ものつくり大学、山口県立大学、横浜市立大学、立命館大学、琉球大学、早稲田大学