大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・成城大学2024年度入学生より新制度がスタート! 特別学修達成プログラムDAP(Distinguished Achievement Program)第1弾 経済学部データサイエンスプログラム 開設
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53204.html
[記事の概要]
成城大学経済学部は2024年度から新たな教育プログラム「Distinguished Achievement Program(DAP)」を導入します。このプログラムは、データサイエンスに特化し、学生が複数の専門分野を深く学べるよう設計されています。参加学生は特定の科目を履修し、16単位以上を修得することでプログラムを修了し、修了証とデジタルバッジが授与されます。このプログラムは、実務に直結するスキルと知識の習得を促進し、学生のキャリア形成を支援することを目指しています。
・聖学院大学は大宮アルディージャとの地域・産学連携授業を実施--インターンシップPBL型(課題解決型)授業
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53216.html
[記事の概要]
聖学院大学は大宮アルディージャとの地域・産学連携を強化するため、「インターンシップPBL型」授業を新設しました。この授業は、学生が実際のビジネス課題を解決するプロセスを体験し、必要なスキルを身に付けることを目指しています。具体的には、学生たちは分かれて仮想企業を設立し、プロサッカークラブが抱える問題に対する解決策を提案し、プレゼンテーションを行います。この取り組みにより、コミュニケーション力や課題解決力など、職場で求められる汎用性の高いスキルを養うことができます。
リカレント教育・生涯教育
・【青山学院大学】社会情報学部主催 社会人向け教育プログラム「青山・情報システムアーキテクト育成プログラム(ADPISA)」受講申し込み受付中
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53196.html
[記事の概要]
青山学院大学社会情報学部は、社会人向けに「青山・情報システムアーキテクト育成プログラム(ADPISA)」を提供しています。このプログラムは、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の情報システムアーキテクトを育成することを目的としており、複数のコースが設けられています。特に中級コース(ADPISA-M)と上級コース(ADPISA-H)では、ITおよびビジネススキルに焦点を当てた教育が提供され、参加者は業務に活かせる知識とスキルを身につけることができます。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
研究
・【京都産業大学】JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム事業に継続採択!博士後期課程の学生を支援し、高度な人材の育成を実現するためのコンテンツを開発
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53147.html
[記事の概要]
京都産業大学大学院は、JSTの「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に再度採択されました。このプログラムは、博士後期課程の学生を支援し、産業、学術、教育の各分野でリーダーシップを発揮する高度な人材を育成することを目指しています。具体的には、高度な研究力、専門性、コミュニケーション力、異分野との協働能力、グローバルな視野を持つプロフェッショナルの育成に注力しています。この取り組みは、希望する博士後期課程の学生を対象に、京都市の産学官ネットワークを活用しながら進められます。
就職・キャリア支援
・中央大学が大学では初となるAIを活用した就活面談練習システム「Chu活ボット」の提供を開始
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53187.html
[記事の概要]
中央大学キャリアセンターは、理工学生向けにAIを利用した新しい就活面談練習システム「Chu活ボット」を導入しました。このシステムは、マルチモーダルな3Dアバターを通じて、面接のシミュレーションとフィードバックを提供します。学生は自己PRや研究内容のプレゼンテーションを練習でき、対人面接の前の模擬トレーニングとして利用可能です。
・関西学院大学 文部科学大臣賞を受賞 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード
https://univ-journal.jp/243571/
[記事の概要]
関西学院大学は、日本とカナダの学生が共同で参加する国際的インターンシッププログラム「Cross-Cultural College Global Internship in Japan」により、文部科学大臣賞を受賞しました。このプログラムでは、実際のビジネス環境で直面する課題を解決することにより、学生の異文化間コミュニケーション能力と問題解決スキルが育成されます。これにより、参加学生はグローバルな視野を持ち、多文化の環境で活躍できる力を身につけることができます。
社会貢献・地域貢献
・帝京平成大学が2024年度プリプリキッズ・ユニバを5月から12月にかけて前後期で実施 ― 就園前の幼児と保護者を対象とした、教員や学生らと自由に遊べる親子広場
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53007.html
[記事の概要]
帝京平成大学は2024年度も中野キャンパスで「プリプリキッズ・ユニバ」親子広場を実施します。このイベントは就園前の幼児とその保護者を対象にし、児童学科の教員や学生と一緒に自由に遊べる場を提供します。水曜日と金曜日のコースがあり、それぞれ10:00から11:30まで開催されます。
グローバル化
・ハワイ大学マノア校 教育学部の学生らが佛教大学を訪問 授業や仏教文化を体験し、本学学生と交流します【4月16日(火)佛教大学 紫野キャンパスにて】
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53144.html
[記事の概要]
佛教大学は4月16日にハワイ大学マノア校教育学部の学生と教員を迎え、紫野キャンパスでの交流イベントを開催します。参加者は授業参加、念珠作り、金閣寺訪問など文化体験を通じて交流を深めます。さらに、教員間の学術交流も行われ、今後の協力関係強化を目指します。両大学は以前から学術交流協定を結んでおり、この訪問が交流再開の契機となる予定です。
・【青山学院大学】グローバルラウンジとチャットルームが「International Commons」としてリニューアルオープン!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53185.html
[記事の概要]
青山学院大学は、グローバルラウンジとチャットルームを「International Commons」としてリニューアルオープンしました。この新施設は、国際的な交流を目的としており、留学生と日本人学生のコミュニケーションの場として機能します。異文化間の交流を促進するための多言語でのチャットセッションが利用可能で、文化交流イベントや留学説明会も開催されます。
・内なる国際化に力を入れる 留学生のアカデミックスキル向上を目指し「日本語教育センター」開設--昭和女子大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53181.html
[記事の概要]
昭和女子大学は、外国人留学生のアカデミックスキル向上と国際化促進を目的に、日本語教育センターを新設しました。このセンターでは、アカデミック日本語教育やビジネスコミュニケーションスキル向上のための教育が行われ、留学生と日本人学生の共修の場も提供されます。また、特別な留学生プログラム「Showa Direct4.5」を通じて、海外の優秀な学生を直接受け入れ、日本語教育と専門教育を提供しています。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
入試・広報・高大連携
・参加者満足度99%の産業能率大学生がゼロから創る、オープンキャンパス~「未来を拓く、高校生に寄り添うオープンキャンパス」を目標に掲げ活動~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53161.html
[記事の概要]
産業能率大学は「未来を拓く、高校生に寄り添うオープンキャンパス」をテーマに、自由が丘と湘南のキャンパスでオープンキャンパスを開催します。このプログラムでは、学生が主体となってオープンキャンパスを企画・運営し、高校生に向けて大学生活や学びについてのプレゼンテーションやカフェ形式での相談会を実施しています。学生主導のプログラムにより、参加者満足度は99%に達しています。
・聖学院大学の欧米文化学科は高校生を対象にした英検対策講座を4月、6月、8月に実施。対策の難しい英作文・面接対策を英語教育教員が指導
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53179.html
[記事の概要]
聖学院大学の欧米文化学科は、高校生を対象に英検の対策講座を年に数回開催しています。特に英作文と面接の準備を強化するため、英語教育専門の教員が直接指導を行います。この講座は無料で提供され、学生は英検2級および準2級の試験に向けた実践的な準備を行うことができます。
・東京経済大学が高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」を実施、4月26日(金)から全10回配信
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53206.html
[記事の概要]
東京経済大学は、高校生向けに「東経大ライブ」というオンライン講義シリーズを実施します。このプログラムは、高校生が大学の学びについて理解を深めるためのもので、4月26日から6月18日まで全10回の講義が配信されます。各講義は30分間で、さまざまな社会科学分野のトピックが取り上げられます。講義はライブで配信され、質問コーナーも設けられています。
・国連職員など専門家が講義 高校生限定のオンライン講座「ソフィア未来塾」春学期を5月から開講 上智大学
https://univ-journal.jp/243738/
[記事の概要]
上智大学は、2024年5月に高校生限定のオンライン講座「ソフィア未来塾」を開始します。このシリーズでは、国連やユニセフ、国連難民高等弁務官事務所、世界銀行などの現役職員や経験者が講師として登壇し、グローバルな課題についての対話を提供します。
大学経営
・早稲田大、150周年に向け「まちと融合した大学」へ
https://resemom.jp/article/2024/04/22/76898.html?gp=1_email_20240422
[記事の概要]
早稲田大学は2032年の創立150周年に向けて「Waseda Campus Master Plan2023」を策定しました。新しい計画では「成長するキャンパスから成熟するキャンパスへ」という転換を目指し、教育と研究の質を向上させる「ウェルネス」、多様な主体との協働を促す「オープンイノベーション」、省エネルギーと脱炭素を目指す「ゼロエミッション」という3つの基軸を設定しています。
・南九州大学短期大学部、2026年以降の学生募集停止を発表
https://univ-journal.jp/243679/
[記事の概要]
南九州大学短期大学部は、2026年度以降の学生募集を停止することを発表しました。これにより、宮崎県の短期大学は宮崎学園短期大学のみとなります。南九州短期大学部は、59年間地域に貢献してきましたが、社会状況の変化により志願者が減少していました。全学生の卒業までは教学・学生支援を継続します。また、四年制の南九州大学は新学科を設置する計画です。
・高岡法科大学が2025年度以降の学生募集停止を発表
https://univ-journal.jp/243635/
[記事の概要]
高岡法科大学は2025年度から学生募集を停止することを発表しました。この決定は、人口減少と社会状況の変化に伴い、適切な学生数を維持することが困難と判断されたためです。この措置は、学校法人高岡第一学園の理事会で決定され、学内外への適切な説明と卒業生のサポートが続けられます。
ランキング・調査
・面倒見が良い大学ランキング…3位は武蔵大、上位に地方大
https://resemom.jp/article/2024/04/15/76789.html
[記事の概要]
面倒見の良い大学ランキングにおいて、地方大学が上位にランクインし、特に武蔵大学が第3位に選ばれました。このランキングは、学生サポートの質を評価するもので、各大学が提供する個別指導や学生生活サポートの充実度に基づいています。1位~10位は次のとおりです。1位:金沢工業大学、2位:東北大学、3位:武蔵大学、4位:国際教養大学、5位:東京理科大学、6位:福岡工業大学、7位:明治大学、8位:東京大学、9位:産業能率大学、10位:昭和女子大学です。
・研究力が高い大学ランキング…国立大が上位独占
https://resemom.jp/article/2024/04/12/76770.html
[記事の概要]
研究力が高い大学ランキングでは、国立大が上位を占めています。このランキングは、進路指導教諭による評価で構成され、大学の研究力を基準にしています。1位から10位までの大学は次のとおりです。1位:東京大学、2位:京都大学、3位:東北大学、4位:東京工業大学、5位:大阪大学、6位:名古屋大学、7位:筑波大学、8位:九州大学、9位:東京理科大学、10位:北海道大学です。
・生徒を伸ばしてくれる大学ランキング…私立Topは金沢工業大
https://resemom.jp/article/2024/04/10/76733.html
[記事の概要]
生徒を伸ばす大学ランキングでは、金沢工業大学が私立大学トップに選ばれました。このランキングは、学生支援の質と個別指導の充実度に基づいています。1位から10位までの大学は次の通りです。1位:東北大学、2位:東京大学、3位:金沢工業大学、4位:東京理科大学、5位:京都大学、6位:国際教養大学、7位:筑波大学、8位:北海道大学、9位:武蔵大学、10位:東京工業大学・大阪大学です。
・小規模だが評価できる大学ランキング…5位は一橋
https://resemom.jp/article/2024/04/08/76693.html
[記事の概要]
2023年の「小規模だが評価できる大学ランキング」では、小規模ながら教育品質が高いと評価された大学がランクインしました。このランキングは全国の進学校の進路指導教諭が評価に基づいています。1位から10位までの大学は以下の通りです。1位:国際教養大学、2位:武蔵大学、3位:国際基督教大学、4位:会津大学、5位:一橋大学、6位:金沢工業大学、7位:都留文科大学、8位:産業能率大学、9位:津田塾大学、10位:立命館アジア太平洋大学です。
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年3月25日・4月1日の週版)
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