大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・東洋大学 経営学部 高梨ゼミがifLinkオープンコミュニティ会員企業と課題解決を行う共創イベント「オオギリ」を開催!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52126.html
[記事の概要]
東洋大学経営学部の高梨ゼミは、2023年12月2日に白山キャンパスで共創イベント「オオギリ」を開催しました。このイベントは、ifLinkオープンコミュニティの会員企業と連携して、新しい製品やサービスの開発に挑むことを目的としています。学生たちは、アルプスアルパイン株式会社や株式会社デンソーウェーブなどの企業と共に、IoT利用のアイデアを出し合い、課題解決に取り組みました。約37名の学生が参加し、イベントはイノベーション取り組み事例の紹介と体験型ワークショップで構成されていました
・白百合女子大学がソニー銀行と金融教育プログラムに関する産学連携協定を締結 -- 1年次からリアルな課題設定に向き合う新たなプロジェクトがスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52011.html
[記事の概要]
白百合女子大学はソニー銀行と金融教育プログラムに関する産学連携協定を締結しました。この協定に基づき、大学の全学部全学科を対象とする「グローバルビジネスプログラム」の一環として、課題解決型プロジェクトが実施されます。このプログラムは、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、4年間のカリキュラムで国際的就業力を養います。2023年度のプロジェクトでは、45名の学生がソニー銀行から提示された金融関連の課題に取り組み、2024年1月にはその成果をソニー銀行の社員にプレゼンテーションします。このプロジェクトを通じて、学生はリアルな課題設定に向き合い、リーダーシップスキルや協働力を養うことが期待されています。
リカレント教育・生涯教育
・東洋大学が東京都と連携して「観光経営人材育成講座~持続可能な観光地マネジメントにむけて~」を開講します
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52113.html
[記事の概要]
東洋大学は、東京都と共同で「観光経営人材育成講座~持続可能な観光地マネジメントにむけて~」を開講します。この2日間の講座は、観光業界の活性化と経営力向上を目的とし、持続可能な観光地の管理に必要な知識とスキルを提供します。内容は、観光庁の取り組み、観光DXの推進、地球温暖化対策と観光、自然観光地の事例研究など多岐にわたります。2024年1月27日と2月3日に開催され、対面とオンラインのハイブリッド形式で行われます。対象は東京都内在住・在勤者です。
・【募集期間:12月4日~12月22日】社会人の学び直し「KITリカレント教育プログラム」の春期集中講義を募集。AIやIoTを基礎から応用まで学ぶ「情報技術教育プログラム」、組織の活性化を図る「組織活性化と倫理プログラム」--金沢工業大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52146.html
[記事の概要]
金沢工業大学は、「KITリカレント教育プログラム」の春期集中講義を募集しています。このプログラムは、社会人が学生や教員と共に学び合い、企業ニーズに対応した知識の修得と、企業の成長をサポートすることを目的としています。プログラムは「情報技術教育プログラム」13科目と「組織活性化と倫理プログラム」1科目を含み、対面授業と遠隔授業の形式で提供されます。特に「情報技術教育プログラム」は、AIやIoTなどの先進技術を学ぶことに重点を置いています。また、「組織活性化と倫理プログラム」では、ポジティブ心理学を応用して組織の活性化について学びます。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
学生支援
・昭和大学が医工連携への取組みとして学生ニーズ提案会を開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52144.html
[記事の概要]
昭和大学は、2023年10月5日に東京都医工連携HUB機構と共催で、学生ニーズ提案会を開催しました。この会では、学生が日常生活や臨床現場で感じた不便を改善するアイディアを提案し、製品化を目指すことを目的としています。医学部と薬学部から10名の学生が参加し、7つのニーズを提案しました。そのうち3つは11月21日に開催された昭和大学臨床ニーズマッチング会で、約90社の企業にプレゼンテーションを行いました。提案されたニーズには、服用アプリ、熱中症予防アイテム、目薬キャップなどが含まれています。これらのニーズはHUB機構のWEBサイトにも掲載され、今後企業との連携を通じて製品化を目指します。
・芝浦工業大学--大宮キャンパスに学生が交流する憩いの芝生広場がオープン
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52087.html
[記事の概要]
芝浦工業大学は2023年11月22日に、大宮キャンパスで新たな芝生広場のオープニングセレモニーを行いました。この広場は、大宮キャンパス再整備プロジェクト「O-CAMP(Omiya Campus Master Plan)2027」計画の第一弾として、約5000平方メートルの斜面に整備されました。広場は図書館や教室を備える校舎に囲まれ、アウトドアのピクニック気分を味わえる交流スペースとして機能します。このプロジェクトは、2027年の創立100周年を目指して大宮キャンパスの再整備と新校舎の拡充を進める一環です。
社会貢献・地域貢献
・◆関西大学が「まちFUNまつり2023」を開催◆子どもたちに楽しく学べる場を!地域に開かれた大学へ~ スポーツ・文化体験に謎解きイベント、サイエンスショー、子ども店長ほか ~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52159.html
[記事の概要]
関西大学は、2023年12月10日に千里山キャンパスで地域と大学をつなぐ「まちFUNまつり2023」を開催します。子どもたちが楽しく学べる場を提供するこのイベントは、地域に開かれた大学を目指しており、今年で7回目を迎えます。毎年約7,000人が参加する地域恒例のイベントです。イベントの内容はスポーツ・文化体験、サイエンスショー、子ども店長企画など多岐にわたります。新企画として、自動運転レーシングカーのプログラミング体験やパーソナルカラー診断、毛糸を使った子ども用ミシン体験があり、「GOTO関大万博」特別企画を通じて大阪の中小・スタートアップ企業の魅力を体感できます。謎解きイベント、紙芝居ショー、阪急百貨店のスイーツ移動販売など、親子で楽しめるイベントが満載です。
・大妻女子大学が12月2日に地域連携イベント「番九クリスマスマルシェ2023」を開催 -- 子どもが楽しめる遊び場、甘酒の提供や屋台出店など実施
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52101.html
[記事の概要]
大妻女子大学は2023年12月2日に千代田キャンパスで「番九クリスマスマルシェ2023」を開催します。このイベントは、地域連携プロジェクト「子どもと緑が育つ番町・九段のまちづくり提案」の一環で、大学の教授や学生団体、地域団体が参加します。イベント内容には、甘酒の提供、木工遊び、オーナメント作成、特産品販売、学生パフォーマンスなどが含まれ、子ども向けの遊び場も設けられます。「番九クリスマスマルシェ」は、甘酒をホットワインの代わりに採用し、道を使ったクリスマス市として特色づけられています。この手作り市的なクリスマスマルシェは、公園が少ない地域で道を遊び場に一時的に開放する活動の延長として企画されました。
・追手門学院大学が12月3日に地域の子どもを対象とした「追大生といっしょに♪グローバルゲームタイム」を開催 -- ゲームや絵本を通して多言語に触れるイベントを日本人学生と留学生が企画・運営
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52103.html
[記事の概要]
追手門学院大学は2023年12月3日、茨木市立庄栄コミュニティセンターで「追大生といっしょに♪グローバルゲームタイム」を開催します。このイベントは、地域の子どもたちがゲームや絵本を通じて多言語に触れることを目的としており、日本人学生と中国、フランスからの留学生が共同で企画・運営します。対象は4歳から小学3年生で、英語、中国語、フランス語など5言語に触れる機会が提供されます。このイベントは追手門学院大学のWIL(Work-Is-Learning)プログラムの一環で、学生が主体的に学び、協働して問題解決に取り組む学修スタイルを実践するものです。留学生との多言語交流活動に取り組む学生たちが、地域の子どもたちにも多言語体験の機会を提供するために企画しました。イベントでは、英訳された日本の童話の読み聞かせや多言語での歌唱などが行われ、子どもたちに外国語への苦手意識をなくす楽しい体験を提供します。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
グローバル化
・立命館アジア太平洋大学とJTB、グローバル人材育成や教育プログラム開発で連携へ
https://univ-journal.jp/235846/
[記事の概要]
立命館アジア太平洋大学(APU)と株式会社JTBは、地域振興、学術研究、社会発展を目的に包括連携協定を締結しました。この協定は、グローバル人材育成と教育プログラム開発に焦点を当て、地域社会と共生する社会の実現を目指します。APUの「多文化共修・ダイバーシティ&インクルージョン」の人材育成能力とJTBの「産官学ネットワーク」の強みを組み合わせ、教育プログラムの開発と普及を行うことで、多文化共生社会を推進します。具体的な取り組みには、中高大連携プログラム、社会人リスキリング教育プログラム、ソーシャルインパクト創出プログラム、インクルーシブ教育プログラムの開発が含まれます。これらのプログラムは、別府を起点に大分、九州、日本、世界に向けての活気づけの原動力となることを目指しています。
・麻布大学が桐蔭学園高校および中等教育学校と協定締結 探究プログラムでコラボレーション
https://univ-journal.jp/235988/
[記事の概要]
麻布大学は、桐蔭学園高等学校および桐蔭学園中等教育学校との間で連携事業に関する協定を締結し、2023年11月24日に締結式を行いました。この協定は、文部科学省の「知識集約型社会を支える人材育成事業」において採択された「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」、通称「麻布出る杭」プログラムの一環として行われます。このプログラムは、高い専門性を持つ研究に1年次から参加するカリキュラムを提供し、ヒト・動物・環境の持続的健康社会の構築を目指す人材を育成することを目的としています。協定の目的は、それぞれの教育内容の充実と学生・生徒の資質向上を図り、社会に貢献する人材を育成することです。また、麻布大学の「麻布出る杭」プログラムと桐蔭学園の「未来への扉(探究)」プログラムとのコラボレーションを通じて、連携と協力を深めていく予定です。連携事業としては、麻布大学から桐蔭学園への講師派遣、麻布大学による活動への生徒の受け入れ、教育活動への支援、情報交換および交流などが行われます。
・学生が学びの魅力伝えるパンフレット作成
https://mainichi.jp/univ/articles/20231127/org/00m/100/014000c
[記事の概要]
専修大学国際コミュニケーション学部日本語学科の学生たちが、学部の魅力を伝えるパンフレットを作成し、オープンキャンパスで高校生に配布しました。パンフレットには、日本語学科の特徴、多様な協力講座、資格取得の情報が、工夫されたデザインとわかりやすい文章で紹介されています。この活動は「専大日語 学生広報委員会」の一環で、約30人の学生が参加しています。パンフレット作成は活動の第一弾として計画され、完成した3種類のパンフレットは7月のオープンキャンパスで配布され、好評を得ました。作成者は、留学や協力講座など、入学前に知っておきたかった情報を中心に伝え、専修大学日本語学科でのユニークな学びを多くの高校生に知ってもらうことを目指しています。
・【大学受験2023】総合型選抜の入学者、4年連続増で9万人超…入試概要
https://reseed.resemom.jp/article/2023/11/30/7694.html
[記事の概要]
文部科学省は2023年11月29日、2023年度の国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表しました。2023年度の入試では、志願者数と入学者数が前年度に比べて減少しました。しかし、大学の総合型選抜の入学者数は4年連続で増加し、9万2,393人に達しました。総合型選抜の志願者数と入学者数は、国立、公立、私立のすべての区分で増加しました。一方で、学校推薦型選抜の入学者数は、国立・公立では増加したものの、私立では減少し、全体では前年度比2,984人減の22万4,473人となりました。短期大学の入学志願者数は、公立・私立ともに減少しました。2023年度の大学入学者選抜の詳細は文部科学省のWebサイトに掲載されており、各国公立大学と公立短期大学の入試状況も一覧でまとめられています。総合型選抜の入学者数の増加は、大学入試の多様化を示しています。
大学経営
・立命館大学、学長特別補佐に野口聡一氏を任命。「学生や研究者に刺激を与え、宇宙の可能性が広がっていると伝えたい」就任記者発表で語った展望
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52163.html
[記事の概要]
立命館大学は、元JAXA宇宙飛行士の野口聡一氏を学長特別補佐および宇宙地球探査研究センター(ESEC)の研究顧問に任命しました。この任命は、立命館大学が目指す次世代研究大学としての社会共生価値の創造に寄与するためのものです。仲谷学長は、野口氏の大挑戦が立命館のビジョン「挑戦をもっと自由に」と一致すると述べ、彼に未来の立命館の水先案内人としての役割を期待しています。野口氏は、立命館大学の総合学園としての強みや、宇宙に関する活動の本格化に共感し、意義ある活動ができると期待を寄せています。また、宇宙研究において立命館大学のポテンシャルを外に向けてアピールし、学生や研究者に刺激を与えることを目指しています。
大学職に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2023年11月13日の週版)
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