大学ニュース

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年12月23日の週版)

大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。

大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。

そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1~2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。

教育・教育改革

・帝京大学「ハーバード特別講義2025」2025年1月6日から開催
https://kyodonewsprwire.jp/release/202412242255

[記事の概要]
帝京大学は、2025年1月6日から「ハーバード特別講義2025」を開催します。この講義は、世界屈指の教育機関であるハーバード大学の教授陣を招き、最新の研究成果やグローバルな視点を学ぶ貴重な機会を提供するものです。今回の特別講義では、リーダーシップ、イノベーション、グローバル課題など、多岐にわたるテーマが取り上げられる予定です。講義は英語で行われますが、同時通訳が用意されており、参加者は専門分野の最新知識を学ぶだけでなく、国際的なコミュニケーション力を磨くことができます。また、質疑応答の時間も設けられ、直接講師と意見交換できる貴重な機会が提供されます。

研究支援・研究の魅力の発信

・北星学園大学が「コメンテーターガイド」を大学公式サイトで公開 ― 教員を専門・研究分野や所属学部で検索し、取材等に活用可能
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54971.html

[記事の概要]
北星学園大学は、教員の専門性や研究内容を公開する「コメンテーターガイド」を公式サイトで公開しました。このガイドは、大学教員を専門分野や所属学部で検索できるようになっており、マスコミや研究機関が取材や情報収集に活用することを目的としています。コメンテーターガイドでは、各教員の専門領域や主要な研究テーマ、連絡先情報が記載されており、迅速かつ的確な情報提供が可能です。これにより、報道や研究活動で専門知識を必要とする場合に、北星学園大学の教員との連携がスムーズに行えるようになります。

学生支援

・駒澤大学珈琲研究会が猿田彦珈琲とのコラボで限定ブレンドを開発 ― 12月19日オープンの「猿田彦珈琲 駒沢大学駅店」で提供開始
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55201.html

[記事の概要]
駒澤大学の学生団体「珈琲研究会」が、猿田彦珈琲とコラボレーションし、限定ブレンドコーヒーを開発しました。このブレンドは、12月19日にオープンする「猿田彦珈琲 駒沢大学駅店」で提供されます。珈琲研究会の学生たちは、プロのバリスタと共にブレンドの試作を重ね、味わいや香りにこだわった一杯を完成させました。この限定ブレンドは、地元のコミュニティとのつながりを意識しながら、駒沢エリアらしい個性を表現した仕上がりとなっています。また、学生たちは商品開発だけでなく、コーヒーの魅力を発信するイベントの企画にも携わり、地域住民や大学関係者との交流を促進する活動を展開しています。

・豊田工業大学 2025年度入学生より「初年次全寮制」を再開
https://univ-journal.jp/250796/

[記事の概要]
豊田工業大学は、2025年度入学生から「初年次全寮制」を再開することを発表しました。この制度は、1年次生全員がキャンパス内の学生寮で生活することで、学業だけでなく、共同生活を通じた人間関係やコミュニケーション能力の向上を図ることを目的としています。全寮制では、学生同士の交流や学び合いを促進するためのサポート体制が整えられています。寮内には、生活をサポートする専任スタッフやチューターが常駐し、アカデミックサポートや生活面での相談に応じます。また、リーダーシップや問題解決能力を養うプログラムも実施される予定です。

就職・キャリア支援

・ヌン活&就活イベントを香川県と共催|四国旅客鉄道(JR四国)や高松市も参加
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55247.html

[記事の概要]
甲南女子大学は、香川県や高松市と共催で「ヌン活&就活イベント」を開催しました。このイベントは、アフタヌーンティーを楽しみながら、地元企業や自治体の担当者と直接交流できる新しい形の就職活動イベントとして企画されました。イベントでは、参加者がアフタヌーンティーを楽しむ中、リラックスした雰囲気で企業や自治体の担当者と会話を交わし、業界の最新情報や就職に関するアドバイスを受けることができました。さらに、地域の魅力や働き方についての説明も行われ、香川県や高松市での生活やキャリア形成に関心を持つ学生たちに向けて情報が提供されました。

社会貢献・地域貢献

・相模女子大学、相模原市社会福祉協議会へ防災備蓄品8,000食を寄贈 2023年度から5回目、累計27,800食を寄贈 子ども食堂や無料学習支援、ホームレス支援団体など約50団体へ配布
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55299.html

[記事の概要]
相模女子大学は、相模原市社会福祉協議会へ防災備蓄品として8,000食分を寄贈しました。この取り組みは2023年度から始まり、今回で5回目となります。これまでに累計27,800食が寄贈されており、地域社会への継続的な支援活動の一環として行われています。寄贈された食品は、子ども食堂や無料学習支援、ホームレス支援団体など、相模原市内を中心とした約50の支援団体に配布される予定です。この取り組みにより、食品ロスの削減とともに、地域の福祉活動の支援にも貢献しています。

姉妹サイトの「【会員限定】大学職員への就職・転職対策サイト」では、大学職員の採用試験を実際に受けた方にご協力いただき、面接試験で実際に出された質問などを紹介しています。実際にされた質問になるので、面接試験対策をする際にも参考になると思います。会員限定となりますが、よろしければこちらのサイトもご活用ください。
「大学職員採用試験で実際に出された面接試験での質問や筆記試験の内容(大学職員への就職・転職サイト)」はこちら

2024年10月時点では、以下の大学の情報を掲載しています。
秋田公立美術大学、大妻女子大学、追手門学院大学、桜美林大学、香川大学、学習院大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、北九州市立大学、九州工業大学、共愛学園前橋国際大学、京都光華女子大学、金城学院大学、慶應義塾大学、高知大学、国際基督教大学、国士館大学、滋賀県立大学、実践女子大学、淑徳大学、順天堂大学、常翔学園(大阪工業大学・摂南大学・広島国際大学)、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、玉川大学、多摩美術大学、千葉大学、中央学院大学、津田塾大学、東京医科大学、東京造形大学、東京電機大学、豊田工業大学、名古屋市立大学、福岡教育大学、福岡工業大学、福岡女子大学、藤田医科大学、星薬科大学、武蔵大学、武蔵野大学、明海大学、明治薬科大学、名城大学、ものつくり大学、山口県立大学、横浜市立大学、立命館大学、琉球大学、早稲田大学

グローバル化・国際化

・QQEnglish、東洋英和女学院大学にオンライン英会話及びセブ留学サービスを提供
https://ict-enews.net/2024/12/27qqenglish-3/

[記事の概要]
東洋英和女学院大学は、オンライン英会話スクール「QQEnglish」と提携し、オンライン英会話およびセブ留学サービスの提供を開始しました。この取り組みは、学生の英語力向上と国際的なコミュニケーション能力の育成を目的としています。
オンライン英会話では、フィリピンのセブ島に拠点を持つQQEnglishの教師陣が授業を担当し、学生は自宅やキャンパスから手軽に英会話レッスンを受講できます。また、セブ留学サービスでは、現地での短期集中型プログラムを通じて、英語の実践力をさらに高めるとともに、異文化体験を通じた学びの機会が提供されます。

入試・広報・高大連携

・滋賀大学データサイエンス学部 入試多様化にあわせAI教材「atama+」を入学前教育に導入 総合型選抜の2025年度入学生対象
https://univ-journal.jp/250705/

[記事の概要]
滋賀大学データサイエンス学部は、2025年度の総合型選抜で入学する学生を対象に、AI教材「atama+」を活用した入学前教育を導入します。この取り組みは、入試の多様化に対応し、学生が入学後の学びにスムーズに移行できるようサポートすることを目的としています。「atama+」は、AIを活用した個別最適化学習教材で、学生一人ひとりの理解度や進捗に応じた学習プランを提供します。これにより、学生は自分のペースでデータサイエンスの基礎知識を効率的に習得することが可能です。また、導入に先立ち、教材の活用方法について大学教員やスタッフによるサポート体制も整備される予定です。

大学経営

・和歌山信愛女子短期大学 共学化・校名変更するも2026年度から学生募集停止を決断
https://univ-journal.jp/250687/

[記事の概要]
和歌山信愛女子短期大学は、共学化および校名変更を行ったものの、2026年度から学生募集を停止することを発表しました。この決定は、少子化や入学者数の減少、教育環境の変化に伴い、大学の運営を継続することが困難と判断されたためです。同短期大学は、地域社会での人材育成に長年貢献してきましたが、共学化による募集範囲の拡大や校名変更による認知度向上を試みても、安定した学生確保には至りませんでした。今後は、在籍学生が無事に卒業できるよう、教育の質を維持しながらサポートを行う予定です。

・神戸市の2短大 神戸女子短期大学と頌栄短期大学 2026年度から学生募集停止へ
https://univ-journal.jp/250692/

[記事の概要]
神戸市内にある神戸女子短期大学と頌栄短期大学は、2026年度から学生募集を停止することを発表しました。少子化や大学進学率の変化に伴い、学生数の確保が難しい状況が続き、これ以上の運営維持が困難であると判断したための決定です。神戸女子短期大学は、地域密着型の教育を特徴とし、特に女性のキャリア育成に力を注いできました。一方、頌栄短期大学はキリスト教の価値観に基づいた人間教育を重視し、多くの人材を輩出してきました。しかし、こうした特色ある教育をもってしても、近年の学生数減少には対応しきれない状況が続いていました。

▼大学職員転職・就職向けサポートサービスの紹介▼
スキルの販売サイト「ココナラ」では、大学職員を目指す方に向けて、大学職員のエントリーシート(ES)・応募書類作成にあたってのサポートや、面接試験対策のサポートなど、採用試験対策をサポートするための様々なサービスが提供されています。また、私自身も「大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします」というサービスを提供し、これまでに50人以上の方のサポートをさせていただいております。様々なサービスがありますので、よりよいESを作成したい方や、面接対策をより深めたい方などは利用してみるとよいと思います。
<提供されている主なサービス>
大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします(出品者:山田隆司)
大学職員応募のためのエントリー書類の添削をします(出品者:リフレクション工房さん)
大学職員のよくある質問100個と回答を提供します(出品者:0から始める大学職員さん)
私立大学職員の面接対策マニュアルを提供いたします(出品者:Christopher Wrightさん)
大学職員への就職をサポートします(出品者:akirahei@就活アドバイザーさん)
内定続々!大学職員への転職をサポートします(出品者:大学職員@教務課(大教さん)さん)
大学職員へのなり方、伝授します(出品者:キャリアコンサルタント コウさん)
勤務20年!国立大学 事務職員の本音教えます(出品者:ぱりっとさん)

ランキング・調査

・2024年度の公立学校教員採用試験 小中高とも倍率最低に
https://univ-journal.jp/250786/

[記事の概要]
2024年度の公立学校教員採用試験において、小学校・中学校・高等学校のいずれの倍率も過去最低を記録しました。特に小学校では、応募者数の減少が著しく、平均倍率は2.7倍と、過去最低水準に達しています。この傾向は、教員不足や採用難が深刻化している現状を反映しています。倍率が低下した背景には、少子化や教員の働き方に対する厳しいイメージが影響しているとされています。特に、長時間労働や業務の過多が課題として挙げられ、教員志望者が減少していることが要因の一つです。また、他の職種に比べた給与水準やキャリア形成の選択肢の少なさも、教員を目指す若者にとってのハードルとなっています。

・大学進学率は過去最高の59.1%でも進学者数は4,000人減 出身高校の所在地その他は約6,000人増
https://univ-journal.jp/250672/

[記事の概要]
2024年度の大学進学率は過去最高の59.1%を記録したものの、進学者数は約4,000人減少しました。一方で、出身高校の所在地が「その他」と分類される地域からの進学者は約6,000人増加しています。この「その他」には、東京都以外の一部地域や離島が含まれており、地域間の進学動向に変化が見られます。進学率が上昇した背景には、少子化により高校卒業生が減少する中、大学の受け入れ枠が相対的に広がったことが影響しています。また、オンライン授業の普及や進学先の多様化も進学率上昇に寄与していると考えられます。しかし、全体の進学者数の減少は、少子化の影響が進学率の上昇を上回っている現状を反映しています。大学側は、少子化が進む中で進学者を確保するため、地方からの学生誘致や特色ある学部の新設など、新たな取り組みを進めています。また、進学率や地域別の動向を踏まえた政策立案が、今後の教育環境の維持において重要となります。

・教職大学院、定員充足率85.6%…18校が100%以上
https://reseed.resemom.jp/article/2024/12/27/10068.html

[記事の概要]
2024年度の教職大学院における定員充足率は全国平均で85.6%となり、18校では定員を上回る学生が入学しました。一方で、定員充足率が50%未満の大学院もあり、地域や大学によって学生の集まり方に差が見られます。教職大学院は、現職教員のスキルアップや教員志望者の実践力向上を目的としていますが、近年は少子化や教員志望者の減少の影響を受け、定員割れが課題となっています。特に地方の教職大学院では応募者が不足しがちで、大学間の競争も激化しています。一方で、定員を上回る大学院は、都市部や人気の高い専門領域を提供する大学が多く、現職教員を対象としたキャリアアップ支援の充実が特徴です。文部科学省は、教職大学院の機能強化や広報活動の改善を進めるとともに、地域間の格差を是正するための政策を検討しています。教職大学院の持続的な運営には、社会のニーズに応じた柔軟な対応が求められています。

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