大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結
https://ict-enews.net/2024/04/26wht/
[記事の概要]
日本経済大学は、DX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITEと「教育革新パートナーシップ契約」を締結しました。この契約により、AIを活用して大学職員の業務負担を軽減し、教育の質を向上させることが目指されています。AI搭載のバーチャルアシスタントが授業支援ツールとして導入され、大教室での授業効果の向上が期待されています。
研究
・早稲田大学の研究者が学問の魅力を語るPodcast番組 「博士一歩前」の配信をスタート
https://kyodonewsprwire.jp/release/202404199741
[記事の概要]
早稲田大学は、新しいPodcast番組「博士一歩前」の配信を開始しました。この番組では、早稲田大学の研究者が、社会学やその他の分野における専門的な知見と情熱を共有し、学問の魅力を広く伝えます。特に、社会学を専門とする若林幹夫教授が、日常生活で見過ごされがちな社会の理解を深める視点を提供します。番組は、学びに意欲的な社会人や大学院進学を考えている学生に向けて、知識の扉を開く手助けをすることを目的としています。
学生支援
・学生ベンチャー食堂に「おむすび 結」オープン--大学と地域、人と人とを結ぶ--
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53227.html
[記事の概要]
千葉商科大学では、学生主導の「学生ベンチャー食堂」に新たな店舗「おむすび 結」がオープンしました。この店舗は、地元市川市のJAいちかわと協力し、地産地消とフードロス削減に取り組みつつ、地域住民との交流を促進することを目的としています。店舗では、持ち帰りや食堂での食事が可能で、学生が経営から運営までを手掛け、実践的なビジネススキルを学びます。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
社会貢献・地域貢献
・芝浦工業大学デザイン工学部学生が愛知県蒲郡市で1年間の地域創生プロジェクトに参加
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53223.html
[記事の概要]
芝浦工業大学のデザイン工学部の学生4人が、愛知県蒲郡市で地域創生プロジェクトに参加します。このプロジェクトは株式会社イノベーションパートナーズとの協力のもと、2024年4月から2025年3月まで行われ、地域の観光振興と産業活性化を目指します。学生たちは地元の名産品開発や旅館のブランディングに取り組みます。この経験を通じて、地域との強い連携と実践的な学びを深めることを目指しています。
グローバル化
・法政大学が「法政グローバルデイ2024」を5月11日(土)に開催 ― 約50名の学生が国際協力・国際交流をテーマに企画実施
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53252.html
[記事の概要]
法政大学は、「法政グローバルデイ2024」を5月11日に市ケ谷キャンパスで開催します。このイベントは学生主導で企画され、国際協力や国際交流に興味がある人々に向けたプログラムが予定されています。ゲストスピーカーとして、RICCI EVERYDAYの仲本千津氏が登壇し、事業やキャリアに関する話題を提供します。また、様々なテーマのワークショップも実施される予定です。
・白百合女子大学がニューカレドニア大学との協力に関する合意書を締結 -- 2024年度はフランス語フランス文学科1年次生全員が交流授業に参加。本交流に関連し、2年次生全員がニューカレドニアの中学・高校の生徒と文通。
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53153.html
[記事の概要]
白百合女子大学はニューカレドニア大学と協力関係を強化し、合意書を締結しました。この協力の一環として、フランス語フランス文学科の1年次生全員が交流授業に参加し、2年次生全員がニューカレドニアの中高生との文通プロジェクトに取り組む予定です。このプログラムは、異文化間交流を促進し、学生の国際的な視野と言語スキルの向上を目指しています。
・米ミネルバ大、25年秋東京へ拠点…世界巡る教育8都市目
https://resemom.jp/article/2024/04/24/76924.html
[記事の概要]
米ミネルバ大学は2025年秋から東京を教育拠点のひとつとすることを決定しました。この新拠点は、学生たちが世界中を巡る独自の教育プログラムの一環で、サンフランシスコ以外で初めての長期滞在地となります。約150人の多国籍学生が来日し、現地の企業やNPOとのプロジェクトを通じて、グローバルな視野と実践的なスキルを培う機会を得ます。
ダイバーシティ・SDGs
・【大阪成蹊大学】データサイエンス学部に「女子特別枠」と「女子特別枠奨学金」を新設(2025年度入試より)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53259.html
[記事の概要]
大阪成蹊大学は、2025年度の入試からデータサイエンス学部に「女子特別枠」と「女子特別枠奨学金」を設けることを発表しました。この取り組みは、理系分野での女性の進学とキャリア形成を支援することを目的としており、特別枠で入学した学生には授業料の一部が免除されます。
・佛教大学内にて「車いすバスケットボール体験会」を開催!車いすバスケットボールを通じてパラスポーツの魅力を学生が学生に伝えます
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53235.html
[記事の概要]
佛教大学では、教育学部臨床心理学科の藤原芽花さん主導で「車いすバスケットボール体験会」を紫野キャンパスで開催します。このイベントは学生向けで、パラスポーツの魅力と共生社会についての理解を深めることが目的です。体験会では、車椅子バスケのデモンストレーションや実技練習、紅白戦などが行われます。教育と障がい者スポーツに関するミニ講義も予定されています。
・室蘭工業大学、2025年度総合型選抜(昼間コース)に「女子枠」を創設
https://univ-journal.jp/243839/
[記事の概要]
室蘭工業大学は、2025年度の総合型選抜(昼間コース)で「女子枠」を新設します。これは、女性が理工系分野での学びを深め、将来的に社会で活躍する技術者や研究者としての道を築くための支援策です。具体的には、創造工学科で9名、システム理化学科で6名の入学枠が設けられ、面接を含む多面的な評価を行います。
入試・広報・高大連携
・共立女子大学で2025年度から基礎学力を中心に評価する総合型選抜がスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53268.html
[記事の概要]
共立女子大学は2025年度から新たな総合型選抜(基礎学力方式)を導入します。この新方式では、国語と英語の「基礎確認テスト」と「調査書」、「事前課題」を用いて合否を判定し、特に基礎学力を重視します。家政学部と看護学部では理科の試験も課され、建築・デザイン学部ではデッサンが求められます。この選抜方式は併願が可能で、早期に実施されることから年内入試志向の受験生に応えます。
・宮崎大学工学部が学校推薦型選抜に「宮崎県就職希望枠」 2025年度入試から
https://univ-journal.jp/243874/
[記事の概要]
宮崎大学工学部では、2025年度の入試から「宮崎県就職希望枠」を導入します。この新しい枠は、地域の発展に貢献する工学人材を育成することを目的としています。選抜方法には書類審査、面接、小論文、数学の筆記試験が含まれます。また、地域企業との連携を通じて、学生の早期からのキャリア教育と地域課題の解決力向上を図る「工学部地域活躍プラン」が実施されます。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
大学経営
・園田学園女子大学が校名変更し「園田学園大学」へ 2025年4月より順次共学化
https://univ-journal.jp/243816/
[記事の概要]
園田学園女子大学は、2025年4月から「園田学園大学」へと校名を変更し、男女共学化を開始します。この変更により、経営学部と人間教育学部が最初に共学化され、その後の学部も段階的に共学化が進められます。さらに、短期大学部は2025年度から募集を停止する予定です。この変更は、園田学園の新たな教育改革の一環として行われます。
・川村学園女子大学 2025年度から教育学部の募集停止へ
https://univ-journal.jp/243775/
[記事の概要]
川村学園女子大学は、2025年度から教育学部の学生募集を停止します。これは、18歳人口の減少や共学志向の流れによる定員割れが続いていたためです。教育学部は1991年に開設され、2024年度の入学定員は120名から70名に減少していましたが、定員を満たすには至らなかったための措置です。
・日本大学短期大学部 食物栄養学科と専攻科食物栄養専攻の学生募集を順次停止へ
https://univ-journal.jp/243755/
[記事の概要]
日本大学短期大学部は、静岡県三島市にある食物栄養学科と専攻科食物栄養専攻の学生募集を順次停止します。2025年度から食物栄養学科の募集を停止し、2026年4月入学生を最後に専攻科も募集を終了します。これは静岡県下の少子化の進行と四年制大学志向の強まりによるものです。
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年4月8日・15日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年3月25日・4月1日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年3月11日・18日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年2月26日・3月4日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年2月19日の週版)