この記事では、明治大学職員の過去の求人内容を参考にしながら、明治大学の大学職員採用試験の対策をどのようにすべきかについて、現役大学職員面接官の立場から考えてみたいと思います。

明治大学職員の過去の求人

新卒の求人の内容(2021年4月採用の例)

<求人サイト>
マイナビ

<応募要件>
・2020年4月から2021年3月までに,国内外の四年制大学または大学院を卒業
見込・修了見込の方
・2017年4月から2020年3月までに,国内外の四年制大学または大学院を卒業・
修了し,これまで正規雇用された経験のない方

<募集人数>
11~15名程度

<選考スケジュール>
・WEBエントリー等:3月上旬から4月下旬
 ※テキスト回答と動画回答あり
・適性検査(テストセンター):5月下旬
 ※新型コロナウイルス感染の状況を踏まえWebテストに変更
・面接(複数回):6月上旬
・内々定:6月上旬~中旬

転職採用(中途採用)の求人の内容(2018年4月採用の例)

<求人サイト>
リクナビネクスト
※明治大学職員の求人は、いわゆる通常の事務職は「総合職」として募集が出されますが、「広報」や「SE」、「施設」など、専門職の募集が出されることもあります。

<応募要件>
・35歳以下の方

<募集人数>
若干名

<選考内容>
・書類選考
・筆記試験
・グループディスカッション
・面接試験

明治大学職員の給料

<求人に記載されている職員の給料>
・学部卒業者 月給200,200円(2018年4月実績)
・修士修了者 月給236,000円(2018年4月実績)
・賞与(ボーナス): 年2回

本ブログの参考記事
大学職員の給料(年収)はピンキリだから受ける前にこの記事読んで!

<インターネット上での情報>
転職(中途採用)の方であれば、大学や企業等の口コミ情報を見ることができる「転職会議」で、明治大学の給料の口コミ情報を見ることができます。

【サイトイメージ】

転職会議(公式サイト)

明治大学職員採用試験に向けて対策すべきこと

まず、採用試験の内容としては、新卒採用では、書類選考、適性検査(テストセンターによる選考)、面接試験、転職(中途採用)では書類選考、筆記試験、グループディスカッション、面接試験を実施することとなっています。

新卒と転職(中途)では試験内容が異なっているので注意しておく必要があります。

各試験に向けた対策については、現役大学職員面接官の経験を踏まえながら、自分が採用試験を受けると想定した際に、どのような準備をするかという視点から説明をしていきます。

また、各試験の準備・対策をする前に、明治大学についての理解を深めておかないと、志望動機の作成や面接試験の対策をうまく進めることができなくなる場合があります。

このため、各試験の対策・準備の前に、私自身が採用試験を受けることになった際に、どのような資料や情報を確認するかいう視点で、確認すべき資料や情報を紹介いたします。

明治大学職員採用試験を受けるうえで確認しておくべき資料や情報

設置理念や建学の精神等

まずは、大学の「設置理念」や「建学の精神」等について確認します。大学の目指すべき大きな方向性が記載されていることが多く、受験する大学の大きな方向性を理解することができますので、必ず一度は確認するようにしましょう。

ただ、大学によってはかなり難しい言葉を使っていたりもするので、そのような場合は、ざっと目を通して、おおまかな雰囲気だけ把握すればよいと思います。

明治大学では、「建学の精神」と「使命」を定めています。

<建学の精神>
権利自由、独立自治

<使命>
世界へ — 「個」を強め、世界をつなぎ、未来へ —
知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する

ビジョンや将来像

次に、大学の「ビジョン」や「将来像」を確認します。大学によっては、「長期ビジョン」や「将来構想」、「政策目標」など、様々な名称が使われています。

ビジョンや将来像は、設置理念や建学の精神よりも具体的で、わかりやすい内容になっていることが多く、志望動機を作成する際に活用できることが多くあります。

また、面接試験では、「どんな取組が必要か」や「どんな取組をやってみたいか」など、提案を求められるような質問がありますが、その場合にビジョンや将来像の考え方と一致していたほうが、説明がしやすかったりもします。

このため、ビジョンや将来像にあたる資料は、採用試験前には必ず確認しておく必要があります。

明治大学では、「明治大学長期ビジョン」、「中期計画」、「グランドデザイン2030」などが策定されています。

それぞれの策定時期は、「明治大学長期ビジョン」は2012年、「中期計画は」は2011年、「グランドデザイン2030」は2019年となっております。

すべてについて確認することは大変なので、私が採用試験を受ける場合は、最新の「グランドデザイン2030」のみを確認すると思います。

このため、ここでは、「グランドデザイン2030」を紹介いたします。

明治大学の「グランドデザイン2030」の概要

明治大学の「グランドデザイン2030」は、創立150周年を見据え、建学の精神、理念、大学の使命を再確認すると同時に、10年後の本学の将来像(ビジョン)と、それを 実現するための重点施策を示すものと位置づけています。

この「グランドデザイン2030」では、「教育」、「学生支援」、「研究」、「社会連携」、「社会貢献」、「大学運営」の分野に分けて、複数のビジョンを掲げ、さらに、具体的な取組内容について「重点施策」としてまとめています。

ここでは、各分野のビジョンを紹介いたします。

<教育における全学ビジョン>
①総合大学として、学部・研究科の枠を超え、社会のニーズに対応した教育プログラムを展開します
②大学院では教育と研究を深化させ、世界のフロントラインで活躍する研究者を養成します
③教育を受ける時期や年齢・場所を問わない、多様な教育を提供します
④国内外から多様な学生を受け入れるとともに、世界に挑戦する学生を支援します
⑤全学的な文理融合によるリベラルアーツ教育や初年次教育を提供します
⑥急速な社会の変化に対応するため、基礎・理論と実践にまたがる教育を展開します
⑦次世代のICTを活用した先端的な教育方法を全キャンパスで展開します
⑧建学の精神(権利自由、独立自治)に基づく人材育成と人権・平和教育を実践します

<学生支援における全学ビジョン>
①スポーツや文化活動・留学・社会貢献活動など、学生が様々なことに挑戦できる支援体制を構築します
②学生の夢を実現させるための奨学金制度を拡充します
③多様性に配慮したキャンパスを整備するとともに、キャンパス全体を相互に連関させたラーニング・コモンズ構想を推進します
④すべての学生の多様な相談に対応するための支援体制の充実・機能強化を図ります
⑤一人ひとりの「個」にあわせたキャリアデザイン形成を支援し、「就職の明治」を継承します
⑥大学スポーツの持つ力を見つめ直し、学内外へその魅力を発信します

<研究における全学ビジョン>
①革新的な研究を推進し、「研究のMEIJI」として世界でのプレゼンスを高めるため、国内外の様々な機関との共同研究や産学官共同研究を推進します
②学外研究資金の戦略的獲得支援や共同研究の受け入れ支援をはじめ、国内トップクラスの研究体制・研究環境を構築します
③次代を担う研究者育成のための研究支援体制を構築します
④学部・研究科の枠を超えた共創・学際的研究を推進し、その成果を社会や産業界へ還元します

<社会連携・社会貢献における全学ビジョン>
①明治大学が持つネットワークを最大限に活用し、国内外の地域連携活動を推進します
②地域社会に開かれたリカレント教育を含む生涯学習の拠点として、学びの機会を提供します
③国・自治体・企業や諸団体と連携した事業を展開します
④スポーツや文化活動を通じた地域・社会貢献を推進します

<大学運営における全学ビジョン>
①ダイバーシティ&インクルージョンの理念に基づいた大学運営を行います
②校友会・父母会など本学を支える諸団体との連携を強化し、大学の振興を図ります
③本学の中高大一貫教育の核となる付属校をはじめとして、様々な高大連携を推進します
④将来を見据え、各キャンパスの特性を生かした施設整備を行います
⑤IR(Institutional Research)機能を活用し、大学運営の可視化に努めます
⑥新たな時代に対応できる教員組織、事務組織を構築します
⑦戦略的広報を展開し、明治大学ブランドを国内外へ発信します

具体的な取組については「重点施策」としてまとめてあります。詳細を確認したい方は、「明治大学グランドデザイン2030パンフレット(https://www.meiji.ac.jp/gakucho/granddesign2030/index.html)」をご確認ください。

採用試験を受ける人が押さえておくべきポイント

明治大学の「グランドデザイン2030」は、大学によっては100ページ以上のものがあるなかで、どちらかというとコンパクトにまとめられており、非常に読みやすいのものとなっています。

明治大学職員採用試験を受験する方は、まずは全体について目を通しておいたほうがよいと思います。

また、パンフレットの最後の部分に、いくつかの項目について、2030年に向けた「数値目標」として掲げています。

・eラーニング科目数:52科目⇒500科目
・入学者出身高校地域 (1都3県以外) 比:29.0%から40.0%に
・留学生比率(数):4.8%・1,634人から13パーセント・4,000人に
・留学経験者比率:15.8%から50.0%に
・外国語による科目比率:6.3%から30.0%に
・外国人教員比率:5.7%から15.0%に
・女性教員比率:18.6%から30.0%に
・受入研究費:15.8億円から50.0億円に
・生涯学習講座受講人数:16,140人から25,000人に
・生涯学習講座数:394講座から500講座に

全体を見ると、グローバル化やリカレント教育の目標が多く掲げられていると感じます。

また、具体的な取組がまとめられている「重点施策」には、次の施策が掲げられているので、こちらも頭に入れておくとよいと思います。

<グローバル化に関する施策>
・イングリッシュ・トラックや学問領域を超えた横断的学位コースを複数構築
・学生の英語コミュニケーションに関する全学的教育システムを開発・運用
・海外に長期滞在できる研究助成プログラムを推進
・海外の優秀な教員を招聘し、トップスクールの教育を提供
・多様な学生受け入れのため、全学部統一入試地方会場および海外指定校を充実
・外国人留学生のニーズに合った修学サポートやキャリアサポートの整備
・海外大学のサマースクールへの派遣、海外インターンシップを拡充
・クォーター制度を活用し、海外留学など能動的な学びの機会を創出
・新たな海外インターンシップや海外ボランティア制度の開発
・世界で活躍できるグローバル人材育成のため、海外留学を奨励する助成制度の強化
・外国人留学生の受け入れ機能を強化するための各種奨学金施策の充実
・外国からの留学生に対して、ニーズに合わせた支援行事を実
・海外の高等教育機関との教職員交流・交換を推進
・大学入学前の語学教育などの成果を生かした留学促進

<リカレント教育に関する施策>
・社会から研究者として戻ってくる人材の受け入れを推進
・リバティアカデミーによる全世代向けの生涯教育を推進
・専門職大学院では有職社会人の再教育プログラムを拡充
・生涯学習機関の質的向上と、多様なニーズに応える講座カリキュラムの展開
・連携事業の取組方針を定め、「学び直し」のブランド化を推進
・企業などからの要望に応じたオーダーメイド型社員研修の充実・強化
・地域社会が求めている生涯教育への協力を推進

選考を進めていく中では、エントリーシートの記載や面接試験での回答で「やるべき取組」や「やりたい仕事」を問われることがありますが、その際は、これらの施策を意識したり、数値目標を達成するための施策を提案することもできるので、明治大学職員の採用選考を受ける方は、押さえておいたほうがよいと思います。

学長のメッセージ

次に、忘れがちなのが学長メッセージです。多くの大学では、公式ウェブサイトに学長のメッセージを掲載しています。

学長のメッセージについても、大学の方向性を示しているものが多くあるため、必ず確認をします。ときどき、「記事広告」のような形で、学長の対談記事などが掲載されていることもありますが、そのような記事にも大学としての方向性が示されていることもあります。

明治大学の学長メッセージは、2020年4月に就任したばかりということもあるのか、大学経営・運営に関するメッセージは確認できませんでした。

ただ、2020年4月の入学者に向けたメッセージは「大六野学長から新入生へのメッセージ」として公表されていました。

ここでは、

・新入生の皆さんには、常識にとらわれることなく、歴史上まれに見る豊かさをもたらした近代文明のあり方を批判的に振り返り、現代社会(世界)を脅かす問題の解決に取り組んでいただきたい
・40年後、50年後の社会(世界)を形作る知恵を備えた人材に育っていただきたい

などのメッセージを伝えています。

有名大学の学長については、インタビュー記事や有識者との対談記事などで、学長ご自身の考え方を示していることも多いのですが、現在のコロナウイルス感染症の関係もあり、現時点ではそのような記事も確認することはできませんでした。

今後、社会が落ち着いてくれば、そのような記事も出てくると思うので、今後、このような記事が出た場合は、しっかりとチェックしておくべきだと思います。

明治大学に関係する書籍等

大学によっては、大学の歴史や特色、課題などを知ることができるような書籍が出されているケースがあります。また、その大学の有名な先生が書いている書籍を読むことで、大学で実施されている教育や研究内容等を知ることができます。お時間がある人は、このような書籍を見ておくことも受験する大学を理解するうえの助けになると思います。





明治大学の特色ある取組や特色ある研究内容

各大学の特色ある取組や研究内容を知るうえでは、各大学のウェブサイトやパンフレットを見ることが原則になりますが、新聞等のメディアに取り上げられたものや大学側が報道機関向けに発表したもの等を見ておくことも1つの方法になります。

メディアで取り上げられたものについては、それなりに注目がされているものになりますが、大学が報道機関向けに発表したものについては、大学としてアピールしたいものと考えられるからです。

このため、ここ最近で、明治大学が実施した取組や研究で、新聞等のメディアに取り上げられたものや明治大学が報道機関向けに発表したものを紹介いたします。

~「就職の明治」の手厚いオンライン支援~学生が自宅にいながらも就職支援が受けられます(大学プレスセンター)

明治大学では、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が、就職活動に臨む学生の心境に不安を与えるなどの大きな影響を与えていることを踏まえ、2020年6月からオンラインにて就職活動生向け重点支援プログラム「納得就職支援プログラム(Meiji Restart Program)」を開始し、学生が自宅にいながらも大学の就職支援を受けられるよう整備しました。

具体的には、「オンライン個別相談」、「Live配信!就活お悩みグループ相談会」、「就職支援システム(M-CAREER)による情報提供」、「就職支援イベント」などのプログラムを準備しています。

参考:https://www.u-presscenter.jp/2020/06/post-43850.html

明治大学、グローバル対応に向け事務系職員約1,000人にAI翻訳サービス導入(大学ジャーナルオンライン)

明治大学では、2020年1月から、海外大学との各種協定書、外国人留学生向けの資料・掲示物、外国籍教員に対する契約書などの作成業務に活用するため、富士通株式会社の高精度な翻訳サービス「FUJITSU AI Zinrai Translation Service」を導入しました。

 明治大学は、グローバル化を急速に進めており、海外協定校が約350校、外国人留学生の受入数は約2,000人に上り、各種協定の締結や外国人留学生の受け入れ、外国籍教員の採用など、職員業務においても、翻訳が必要となる場面が年々増えてきていました。

 しかし、翻訳作業は各部署の職員が個別に対応しており、作業負荷の高まりや翻訳品質に課題がありました。

そこで、このサービスを導入し、翻訳作業における生産性とスピードを向上させ、職員の作業負荷を軽減するなど、グローバル化に対応できる労働環境づくりを進めています。

参考:https://univ-journal.jp/30356/

【夏休み2019】明治大学、小中学生対象「科学教室」工作・実験など11コース(リセマム)

明治大学理工学部では、地域社会との交流の一環として、周辺地域の子どもたちに実験・実習・工作を通じて自然科学の不思議さや、ものづくりのおもしろさを体験してもらうためのイベント「夏休み科学教室」を毎年開催しています。

2019年には、11個のテーマを設定して、小学1年生から中学3年生を対象に実施しました。

<テーマ>
・モーターをつくろう
・太陽電池で動くラジオ!
・模型飛行機をつくって飛ばそう
・ブーメランをとばそう
・コマをつくろう
・建築ドームをつくろう
・ボールの科学~オリジナルのスーパーボールをつくろう~
・低温の世界~液体窒素で低温の世界を体験しよう!~
・プログラミング超入門
・一つなのに二つ?ビー玉でダイヤモンド
・虹発生器をつくって光と色について学ぼう

参考:https://resemom.jp/article/2020/03/31/55570.html

オンライン英会話vipabcが【明治大学生 専用レッスンプラン】を開始。フォローアップ体制万全のオンライン英会話で、留学準備や就職活動を控える学生を後押し(PRタイムス)

明治大学は、vipabcと協力し、自宅にいながらオンラインレッスンで英語力を向上できる、明大生に向けた専用英会話プランを提供することになりました。

このプランは、レッスン単価で見ると通常プランの約1/2~1/3となっており、「レッスン内容の復習ができる機能」や「講師からのフィードバック」、「学習相談が何度でもできる」などの手厚いサポートも受けられます。

学生は、就職活動や試験、留学など必要なタイミングに合わせて申し込みができるようになっています。

参考:https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP520448_S9A001C1000000/

⇒その他の明治大学に関するニュースを確認したい方は、「【大学職員採用試験対策】明治大学に関するニュースまとめ(33記事)もご活用ください。

明治大学が求める職員像

続いて、各選考の準備・対策をする前に、各大学が求める職員像(人材像)を理解しておきます。

採用試験では、いかにこの職員像に合致する人材であるかを伝える必要があるので、必ず確認しておくべきものとなります。

明治大学では、次のように定めています。

(1)課題解決に向けたセルフガバナンス
与えられた仕事、課題の中で正解を探すのではなく、バックキャスティングにより現状の課題を発見することができ、その解決に向け、積極的に自らの役割を広げる一方、自身に足りない能力を補うための自己研鑽を重ねるなど仕事に対するモチベーションを維持することができる。

(2)共創におけるリーダーシップ
自分の成果を追求するのではなく、周囲を巻き込みながら、積極的にシェア&ギブを行い、最終的な成果を共有できる。周りとの協働においては、手段を指示するのではなく、目的と結果のみを示して相手をエンパワーメントできるリーダーシップを有する。

(3)変革に対する主体性
発見した課題に対して、既存の手法に捉われず解決を目指す。残すべきところ、変えるべきところを見極め、主体的に「前へ」と変革へのチャレンジができ、トライ&エラーを繰り返しながら、前進を図っていくことができる。

特に印象的なのは、(2)にある「目的と結果のみを示して相手をエンパワーメントできるリーダーシップを有する」です。

他の人物像は表現の仕方が異なるものの、他大学でも示されているようなものですが、「このエンパワーメントできるリーダーシップを有する」は、ここまでのリーダー像示している大学はあまりないように感じます。

新卒の方も転職(中途採用)の方も、「リーダーシップ」をアピールする方もいると思いますが、この点についても意識してアピールすべきだと思います。

これを頭に入れ、自分が採用側の人間だとしたら、どのような経験や能力をもった人を採用したいと考えるかを想像しながら、エントリーシートや職務経歴書を作成し、面接の対策をしていく必要があります。

明治大学職員採用試験の書類選考(エントリーシート)の対策

以上の情報を踏まえたうえで、各選考の準備・対策を行っていきます。まずは、書類選考(エントリーシート)の対策です。新卒採用と転職(中途採用)では記載する項目が異なるため、該当する採用試験に合わせて対応する必要があります。

新卒採用の書類選考対策

2021年4月付採用の、新卒採用のエントリーシートには、次の項目を記載することになっています。

・学生時代に力を入れたことの中で困難だったことの概要を教えてください。(必須・100字以内)
・上記においてその困難に対して効果的であったと思うあなたの行動を具体的に教えてください。(必須・400字以内)
・「就職先」として明治大学を志望する理由とやりたい仕事について述べてください。(必須・400字以内)

上記の他に、動画で回答するものとして、「これまでの人生において「あなたの一番誇れる経験」について教えてください。」というものがあります。

動画を提出するというのはあまり聞かないのですが、たしかに仮に1分だとしても、その人の人間性を見ることができるような気がします。

今後は、他大学においてもこのような選考が増える可能性があると考えられます。

それぞれについて考えていきたいと思います。

<学生時代に力を入れたことの中で困難だったこと>

1つ目の項目は、「学生時代に力を入れたことの中で困難だったことの概要を教えてください」となっています。

文字数も100字となっているため、1つの例を挙げ、ざっくりとさわりだけ書くような感じになると思います。

指定の文字数が多いと大変なのですが、少ないは少ないでうまくまとめるのが難しかったりもします。

次の項目が、「その困難に対して効果的であったと思うあなたの行動を具体的に教えてください。」となっているので、次の項目につなげるような書き方になると思います。

<その困難に対して効果的であったと思うあなたの行動を具体的に教えてください>

次に、上記で説明した「学生時代に力を入れたことの中で困難だったこと」に対する「効果的であった行動」を400字で記載することになっています。

明治大学が求める人材像を読み解いてみると、

・課題を発見する力
・課題を解決する力
・自己研鑽をする姿勢
・周囲を巻き込める力
・リーダーシップ力(相手をエンパワーメントできる力)
 ※エンパワーメントとは、権限を与えること」、「自信を与えること」、「力を付けてやること」等と言われています。
・トライ&エラーを繰り返すことができる力

などが求められていると読み取れます。

このため、このような能力があることを示すようなエピソードを準備するとよいと思います。

400字になっているので、2~3つ程度の行動を記載する形になると思います。

自己PRをよりよいものにしたいという人や、適性診断AnalyzeU+が無料で利用できる「OfferBox」で自己分析を実施したり、自己PR作成マニュアルを無料でダウンロードできる「キャリアパーク」を利用してみてもよいと思います。

「就職先」として明治大学を志望する理由とやりたい仕事について述べてください

大きく「志望理由」と「やりたい仕事」に分けて記載することになると思います。

志望理由については、大学職員を目指す理由や、様々な大学がある中で、なぜ明治大学の職員になりたいと思ったのかを書くことになります。

大学職員を目指す理由については、これまでの経験を踏まえて、ご自身の考えと大学職員の仕事内容が合致したこと、「明治大学を志望する理由」は、明治大学の特色や魅力を踏まえて、ご自身の考えや貢献できること、やりたい取組と合致したことなどを記載することになると思います。

ただ、全体で400字となっていることもあるので、うまくまとめて記載する必要があります。

「やりたい仕事」については、すでに明治大学で実施している取組や、グランドデザイン2030で実施する予定となっているものを参考にすると、書きやすいかもしれません。

志望動機の作成例については、【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~も参考にしていただければと思います。

また、「志望動機」や「やりたい仕事」を考える際に、もう少し大学業界の理解を深めたいという方は、こちらの書籍を活用するのもよいと思います。

転職(中途採用)の書類選考対策

続いて、転職(中途採用)の書類選考です。

転職(中途採用)の書類には、次のことを記載することが求められています。

・教育業界を就職先として志望する理由と、その中でも明治大学を志望する理由は何ですか。また、ご自身の経験等を踏まえ、本学での業務にどのように活かすことができますか。

項目としては1つしかありませんが、「教育業界を就職先として志望する理由」、「明治大学を志望する理由」、「自身の経験等を踏まえ、本学での業務にどのように活かすことができるか」の3つを記載することが求められています。

<教育業界を就職先として志望する理由>

「大学職員を志望する理由」ではなく、「教育業界を志望した理由」としている点が珍しいですね。

流れとしては、「〇〇の経験から教育業界に興味を持った」⇒「その中で大学職員には、〇〇や〇〇の業務があり大学職員を目指したいと思った」などという流れが自然かなと思います。

転職者ですので、

・後輩社員への指導をする中で「教育」の仕事に興味をもった
・現職で「人事」の仕事をする中で「人材育成」の重要性を感じた
・現職でリクルーターとしての役割をやる中で「教育」の仕事に興味をもった
・学生の頃から「教育」に興味があり、改めて自分のキャリアを考えたときに「教育」に携わりたいと思った

などが例として挙げられると思います。

そのほかの大学職員の志望動機(志望理由)については、【例文15個】大学職員志望動機例文まとめ~現役大学職員面接官が伝えたいこと~も参考にしていただければと思います。

<明治大学を志望する理由>

明治大学を志望する理由は、転職(中途採用)も新卒も同じで、明治大学の特色や魅力を分析し、ご自身の考えや、貢献できること、やりたいことと合致したことなどを記載することになると思います。

自身の経験等を踏まえ本学での業務にどのように活かすことができるか

この部分は自己PRにもなるので、しっかりと書きこみたいところです。

基本的には、これまでの仕事経験から大学に貢献できることを記載し、それが大学にとって価値のあるものである必要があります。

明治大学では、

・課題を発見する力
・課題を解決する力
・自己研鑽をする姿勢
・周囲を巻き込める力
・リーダーシップ力(相手をエンパワーメントできる力)
 ※エンパワーメントとは、権限を与えること」、「自信を与えること」、「力を付けてやること」等と言われています。
・トライ&エラーを繰り返すことができる力

などの能力を求めているので、このような能力があることをアピールできるようなエピソードを記載するとよいと思います。

中途採用(中途採用)の方で、自己PRの内容をさらに検討したいという方については、あなたの「強み」を5つピックアップしてくれる「グッドポイント診断」自分の「強み」を知るためのコンピテンシー診断ができる「ミイダス」を利用してもよいと思います。

明治大学職員採用試験のテストセンター試験の対策

新卒採用では、「テストセンター試験」が実施されることになっていたので、「テストセンター試験」の対策も進める必要があります。

「テストセンター」とは、受験する大学が用意した会場ではなく、テストセンターに行って、筆記試験を受けるものとなっています。

少しわかりにくいのですが、例えば、SPIを想定した場合、SPIの受験方法としては、①通常の試験のようにペーパー(マークシート)に記入して受験する方式、②Web上で受験する方式、③テストセンターに行って受験する方式などのパターンがあります。

仮に、求人に記載されている選考内容のところに「テストセンター」と書かれていたら、③のようにテストセンターに行き、試験を受けるという形になります。

次に、筆記試験の内容についてですが、筆記試験と言われると、「SPI」、「玉手箱」、「TG-WEB」など様々なものがあります。

例えば、「SPIのテストセンター」と記載されていれば、SPIの対策をすればよいのですが、単に「テストセンター」と記載してあった場合は、SPIなのか、玉手箱なのか、TG-WEBなのか、その他なのかを確認したうえで対策を行う必要があります。

明治大学職員採用試験の場合は、「SPI」と指定がされているため、「SPI」の対策を進める必要があります。

SPIは様々な対策本が出されているので、まずは書籍で対策を行うことになります。


また、Web上で無料で利用できるものとしては、「キャリアパーク」のSPIパーフェクト問題集&模試を利用してみるのもよいと思います。

明治大学職員採用試験のグループディスカッション試験の対策

グループディスカッションについては、転職(中途採用)で実施されているとの書き込みがありました。

グループディスカッションについては、経験がある人であればなんとなくの感覚がわかると思いますが、経験がない人やこれまでにあまりうまく対応できなかった人については、しっかりと事前の準備を行う必要があります。

グループディスカッションは、自分がどんな役割を担うのか、どのような部分でポイントを稼ぐのかなど、戦略を立てて行う必要もあり、しっかりと準備をした人と、そうでない人との差が出てしまいます。

まずは、グループディスカッションの基本について、しっかりと押さえておくようにしましょう。

基本的な知識については、このような書籍で対策を進めることができます。


また、明治大学職員採用試験で出された過去のテーマは確認できなかったのですが、そのような場合は、よく出されるテーマの対策をしておくことになります。

別のサイトになりますが、「【テーマ別対策例あり】大学職員採用試験のグループディスカッション対策」という記事で、大学職員採用試験のグループディスカッションでよく出されるテーマについて、「なぜそのようなテーマが設定される可能性があるのか」、「テーマに関する知っておくべきデータ」、「知っておくべき現状や課題」、「議論の進め方のパターン」、「各大学の取組例(提案に活用できる取組例)」を紹介しています。

<紹介しているテーマ>
事例①:本学が生き残っていくためにはどのような取組を進めるべきか
事例②:大学はどのような社会貢献の取組を進めるべきか
事例③:本学のグローバル化を進めるためにはどのような取組が必要か
事例④:受験生を集めるためにはどのような広報が効果的か
事例⑤:大学において寄附金を増やすためにはどのような取組が必要か
事例⑥:9月入学を導入することについてどのように考えるか(賛成か反対か)

必要に応じてご活用いただければと思います。

明治大学職員採用試験の面接試験の対策

面接試験対策については、まずはどのような質問が出されるかを想定し、それに対して自分としてどのように回答するかを準備する必要があります。

その際にも、大学が求める人材像に合致するようなエピソードや考えを作っていく必要があります。

面接試験では、書類だけでは伝えきれないあなたの良さを伝えることができるので、どのようにアピールをするかという視点をもちながら準備をするとよいと思います。

面接で出される質問については、インターネット上にも色々な情報があるので、まずは自分なりに調べて、どのような質問が考えられるかを整理しておくとよいと思います。

あまり時間がないという方は、「大学職員面接回答事例集」を活用してもよいと思います。

この「大学職員面接回答事例集」は、大学職員の面接試験で出される可能性のある質問と、それに対する回答例も示されているので、自分の回答を考える際の参考にもなるかもしれません。

また、自分の回答予定内容をチェックしてもらいたいという方については、スキルの販売サイト「ココナラ」というサイトで、面接対策の相談などをしてくれるサービスを提供している人もいるので、必要に応じて活用してみるのもよいと思います。

私自身も、大学職員としての10年以上の経験や大学職員面接官としての経験、キャリアコンサルタント(国家資格)の知識を活かして、大学職員の採用試験のアドバイスを行っています。

興味がある方については、「大学職員の就職・転職のアドバイスを行っています」をご覧ください。

大学職員採用試験の対策をするうえで利用できるツール・サポート

上記で紹介した大学職員採用試験の対策をするうえで利用できるツール・サポートを改めてまとめておきます。

新卒・転職(中途)の人が共通して利用できるツール・サポート

<大学の業界理解>
大学職員の採用試験を受ける前に知っておくべきデータ、大学の現状・課題、大学の用語、採用試験対策のポイントなどについて解説しています。

<SPI試験対策>


<明治大学の理解を深めることのできる書籍>





<グループディスカッション対策>


6つのテーマ例を挙げ、「なぜそのようなテーマが設定される可能性があるのか」、「テーマに関する知っておくべきデータ」、「知っておくべき現状や課題」、「議論の進め方のパターン」、「各大学の取組例(提案に活用できる取組例)」を紹介している「【テーマ別対策例あり】大学職員採用試験のグループディスカッション対策

<大学職員採用試験の面接対策>
大学職員の採用試験で出される可能性ある59の質問を上げ、その回答例や回答後に追加で出される質問例を紹介しています。

<大学職員採用試験全般に関する相談>
様々な方が、大学職員を目指す方向けに、エントリーシートのチェック、面接試験を受けるうえでの相談などのサービスを提供しています。私自身も「大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします」と「大学職員の就職・転職活動を1ヵ月間サポートします」というサービスを提供しています。

・「スキルの販売サイト「ココナラ」
・参考記事:大学職員の就職・転職のアドバイスを行っています

新卒の方が利用できるツール・サポート

<自己分析・自己PRの作成>
適性診断AnalyzeU+が無料で利用できる「OfferBox」
自己PR作成マニュアルを無料でダウンロードできる「キャリアパーク」

<テストセンター対策>
「キャリアパーク」のSPIパーフェクト問題集&模試

<採用試験の情報を得ることのできるサイト>
・先輩たちのが残した採用試験の情報を知りたい方は、リアルな就活情報や選考レポートを見れる「就活ノート」を利用してみてもよいと思います。
・大学職員の実際の仕事内容や大変なこと、やりがい、採用試験に関する情報などを直接聞いてみたいという方は、同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問サイト「ビズリーチキャンパス」 を活用してみてもよいと思います。

転職(中途)の方が利用できるツール・サポート

<自己PR対策>
あなたの「強み」を5つピックアップしてくれる「グッドポイント診断」
自分の「強み」を知るためのコンピテンシー診断ができる「ミイダス」を利用してもよいと思います。

<採用試験の情報を得ることのできるサイト>
大学や企業等の口コミ情報を見ることができる「転職会議」

明治大学職員の採用試験対策のまとめ

明治大学職員は、私立大学の中でもトップクラスに人気のある大学です。

もちろん採用試験を突破することは難しいのですが、ハードルが高い分、就職先としてはかなり魅力的でもあります。

このような大学を就職先とするチャンスがあるというだけで非常に価値が高いと思いますので、新卒の方はぜひ積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。

また、転職(中途採用)の方については、毎年、求人が出されているわけではないということを理解しておく必要があります。

求人が出たとしても特定の専門職だったりすることもあるので、受験できる総合職の募集がいつあるかわからない大学でもあります。

このため、いずれに受験をしたいという方はリクナビネクストに登録しておいたほうがよいと思います。

基本的には35歳以下でないと受験ができないので、あまり遅くならない時期にチャレンジできるよう準備しておくとよいと思います。

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~大学職員採用試験のオススメ対策本~ アマゾンのレビューでも高い評価をいただいています。

新サイト作成のお知らせ
会員限定の「大学職員への就職・転職対策サイト」を新たに作成しました。このサイトでは、皆さんからいただいた大学職員への就職・転職に関するご相談に対する回答や、各大学の採用試験において実際に出された面接での質問例、分野別の各大学の特色ある取組のまとめなどを掲載し、大学職員の採用試験対策ができるようにしています。
⇒大学職員への就職・転職対策サイト