大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・3大学(法政・関西・中央)共催学生参画型「データサイエンス・アイデアコンテスト2024」を開催 ~テーマは『人生100年時代のキャリア形成』~ オープンバッジ授与で学習成果を可視化し学生のデジタル人材育成を促進
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53376.html
[記事の概要]
法政大学・関西大学・中央大学は、共同で学生参画型の「データサイエンス・アイデアコンテスト2024」を開催します。テーマは「人生100年時代のキャリア形成」であり、学生たちがデータサイエンスの力を駆使して、新しいキャリア形成のアイデアを提案します。コンテストでは、オープンバッジを活用して学習成果を可視化し、学生のデジタル人材育成を促進する狙いがあります。この取り組みは、学生のデータサイエンススキルの向上と実践的な学びの場を提供することを目的としています。
リカレント教育・生涯教育
・「AIIT型デジタル技術のスキルアップ講座」受講生募集開始
https://kyodonewsprwire.jp/release/202405231177
[記事の概要]
産業技術大学院大学(AIIT)は、「AIIT型デジタル技術のスキルアップ講座」の受講生募集を開始しました。この講座は、デジタル技術のスキルアップを目的としており、最新のIT技術やAIに関する知識を実践的に学べる内容となっています。特に、働きながら学びたい社会人を対象にしており、リモートでの受講も可能です。
・社会人の学び直し「KITリカレント教育プログラム」の夏期集中講義の募集を令和6年5月27日より開始。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202405271319
[記事の概要]
金沢工業大学(KIT)は、社会人を対象とした「KITリカレント教育プログラム」の夏期集中講義の募集を令和6年5月27日より開始しました。このプログラムは、社会人が最新の知識や技術を学び直す機会を提供するもので、多様な分野の専門講義が用意されています。特に、実務に直結する内容を重視しており、短期間で効率的に学べるカリキュラムが特徴です。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
研究支援・研究の魅力の発信
・文部科学省、大学の外部資金獲得へ成果報告書とリーフレット
https://univ-journal.jp/244682/
[記事の概要]
文部科学省は、大学の外部資金獲得に関する成果報告書とリーフレットを公開しました。これらの資料は、大学がどのようにして外部から資金を得ているか、その成果と課題をまとめたもので、他の大学の参考になる情報が盛り込まれています。特に、企業との共同研究や産学連携の成功事例が紹介されており、今後の資金獲得戦略に役立つ内容となっています。
社会貢献・地域貢献
・追手門学院大学の学生が5月26日に京阪百貨店守口店の食育フェスタで「こども模擬セリ体験」を開催 ― 大阪府中央卸売市場と提携し子どもたちに食料品流通の仕組みを紹介
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53423.html
[記事の概要]
追手門学院大学の学生は、5月26日に京阪百貨店守口店で開催された食育フェスタにおいて、「こども模擬セリ体験」を実施しました。このイベントは、大阪府中央卸売市場と提携して行われ、子どもたちに食料品流通の仕組みを紹介することを目的としています。模擬セリ体験を通じて、子どもたちは市場での取引や食材の価値について学ぶ機会を得ました。追手門学院大学は、地域との連携を深めながら、実践的な学びを提供し、学生の社会的スキルの向上を目指しています。
・東京家政大学の学生がいたばし総合ボランティアセンターで「こころカフェ」を運営 ― 地域住民が気軽に立ち寄ることができる居場所づくり
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53397.html
[記事の概要]
東京家政大学の学生は、いたばし総合ボランティアセンターで「こころカフェ」を運営しています。このカフェは、地域住民が気軽に立ち寄れる居場所を提供することを目的としており、学生たちが企画・運営を行っています。カフェでは、住民同士の交流やリラクゼーションの場として利用されており、地域コミュニティの活性化に貢献しています。
・【高齢者が今を知り、学生が昔を学ぶ多世代交流企画】高齢者と若者が共に支え合う社会を目指して洛和会ヘルスケアシステムと合同で学生による高齢者対象のキャンパスツアーを実施します
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53374.html
[記事の概要]
佛教大学は、洛和会ヘルスケアシステムと合同で、多世代交流企画として学生による高齢者対象のキャンパスツアーが実施されます。この企画は、高齢者が今の大学生活を知り、学生が昔の生活を学ぶことを目的としています。高齢者と若者が互いに支え合う社会を目指し、ツアーでは学生が高齢者を案内しながら、キャンパス内の施設や活動について紹介します。佛教大学と洛和会ヘルスケアシステムは、この取り組みを通じて、多世代間の理解と交流を深めることを期待しています。
グローバル化・国際化
・【拓殖大学】外国人留学生を対象とした「インバウンドメディカルアシスタンスサービス」を導入。困ったときの病院紹介や電話通訳が可能に。
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53413.html
[記事の概要]
拓殖大学は、外国人留学生を対象とした「インバウンドメディカルアシスタンスサービス」を導入しました。このサービスにより、留学生が困ったときに病院紹介や電話通訳が利用可能となります。特に、医療機関でのコミュニケーションの障壁を減らすことを目的としており、留学生の健康管理をサポートする体制が整えられました。拓殖大学は、このサービスを通じて、留学生が安心して学業に専念できる環境を提供し、異文化適応の支援を強化しています。
・「SWU-TUJ ダブル・ディグリー・プログラム」3期生8名がテンプル大学を卒業 ビジネスデザイン学科から初の卒業生を輩出--昭和女子大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53382.html
[記事の概要]
昭和女子大学は、「SWU-TUJ ダブル・ディグリー・プログラム」の3期生8名がテンプル大学を卒業したことを発表しました。特に、ビジネスデザイン学科からは初めての卒業生を輩出しました。このプログラムは、昭和女子大学とテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の共同教育プログラムであり、学生は両大学の学位を取得することができます。
・共立女子大学が2024年度からダブル・ディグリー制度をスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53394.html
[記事の概要]
共立女子大学は、2024年度からダブル・ディグリー制度を開始します。この制度により、学生は共立女子大学と提携先の海外大学の両方から学位を取得することが可能になります。提携先には、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの主要な教育機関が含まれており、幅広い専門分野での学びが提供されます。制度導入の目的は、グローバルな視野を持つ人材の育成と国際的な競争力の強化です。共立女子大学は、この取り組みを通じて、学生に多様な学びの機会を提供し、国際的なキャリア形成を支援することを目指しています。特に、海外での経験を通じて得られる異文化理解や国際的なネットワークの構築が、将来のキャリアにおいて大きな強みとなることを期待しています。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
入試・広報・高大連携
・【夏休み2024】APUグローバル人材育成キャンプ「BEGIN」高校生募集
https://resemom.jp/article/2024/05/24/77292.html
[記事の概要]
立命館アジア太平洋大学(APU)は、2024年夏休みに開催されるグローバル人材育成キャンプ「BEGIN」の参加者を募集しています。このキャンプは、高校生を対象に国際的な視野とリーダーシップを育成することを目的としています。プログラムでは、多様な文化背景を持つ学生と交流し、ディスカッションやワークショップを通じて課題解決能力を養います。また、APUのグローバルな環境で学ぶ機会を提供し、高校生が将来の進路を考えるきっかけを与えることを目指しています。
・岡山大「先生になりたい高校生のためのワークショップ」6/2
https://resemom.jp/article/2024/05/23/77269.html
[記事の概要]
岡山大学は、6月2日に「先生になりたい高校生のためのワークショップ」を開催します。このワークショップは、将来教員を目指す高校生を対象としており、教職の魅力や現場での実践的なスキルを学ぶ機会を提供します。プログラムには、現役の教員や教育学部の学生による講義やディスカッションが含まれており、参加者は教育現場のリアルな経験やアドバイスを得ることができます。岡山大学は、この取り組みを通じて、高校生の教職への関心を高め、将来の教育者を育成することを目指しています。
大学経営
・障害や困難がある人も誰もが学べる完全オンライン大学「バリアフリー教養大学(構想中)」、2026年4月の開学を目指し寄付を呼びかけ
https://univ-journal.jp/244605/
[記事の概要]
バリアフリー教養大学(構想中)は、障害や困難がある人を含め、誰もが学べる完全オンライン大学として、2026年4月の開学を目指しています。この大学は、物理的・経済的な障壁を取り除き、すべての人に高等教育の機会を提供することを目的としています。現在、開学に向けての準備が進められており、寄付を通じた支援を広く呼びかけています。寄付金は、教育プログラムの開発や学習支援ツールの整備に充てられ、学生が質の高い教育を受けられる環境を整備するために活用されます。バリアフリー教養大学は、多様な学びのニーズに応え、すべての人が平等に学べる社会を実現することを目指しています。
・岐阜県飛騨市の私立大学「Co-Innovation University(仮称)」 2026年4月開学目指し、高校へアンケート調査開始
https://univ-journal.jp/244643/
[記事の概要]
岐阜県飛騨市の私立大学「Co-Innovation University(仮称)」は、2026年4月の開学を目指し、高校へのアンケート調査を開始しました。この新設大学は、地域の課題解決や持続可能な社会の実現を目指す教育プログラムを提供する予定です。アンケート調査は、高校生や教育関係者からの意見を収集し、教育内容やカリキュラムの充実を図るために実施されています。Co-Innovation Universityは、地域との協働を重視し、多様な視点を取り入れた教育環境を整備することで、未来のリーダーを育成することを目指しています。
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年5月13日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年4月29日・5月6日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年月22日の週版)
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