大学職員コラム

大学職員コラム「大学職員に転職してデメリットだと感じていること」

大学職員になるということはメリットもあればデメリットもあり、それを知りたい人は多くいると思います。ここでは、私が大学職員に転職してデメリットだと感じていることについてお伝えしたいと思います。

大学職員に転職後は「自分自身が成長しないのでは」と思うことがある

大学職員に転職後、日々、仕事をしている中では、上司や先輩職員の仕事振りを見て、仕事の進め方や資料の作り方、判断の仕方について学ぶこともあります。

また、後輩職員が一生懸命に仕事に取り組む姿を見て、仕事に対する姿勢について学んだりすることもあります。

自分自身でも、新規事業の立ち上げなどで、上司や先生方に何度も説明したり説得したりして、色々な困難を乗り越えながら1つの仕事を完成させたときは、達成感もありますし、今後の仕事も進め方などについて学ぶこともあります。

それでも、民間企業に勤めている友人と会うと、大学という職場はやはりやや甘い職場で、友人たちよりも成長が遅れていると感じることがあります。

もちろん、大変な仕事も多く、成長していること自体は感じるのですが、なんとなく、もっと厳しい場にいる友人たちのほうがきっと成長しているんだろうなと思うことがあります。

大学職員に転職してデメリットと感じていることとして一番最初に思うことはこの点です。

大学職員に転職後は民間企業のときと比べて仕事の達成感が少ない

民間企業のときは、目標とする売上があらかじめ決められていて、それを達成することができると、同じ部署の人(チーム)みんなで喜ぶことができました。

また、達成にあたって、自分がどれだけ売り上げることができたかも数字としてわかるので、自分の貢献度みたいなものも測ることができました。

一方、大学職員に転職後は、数値目標のようなものはないまでも、ある程度、その年度に達成すべき目標や計画は定められています。

また、目標や計画がないようなものでも、急に進めなければならない仕事が出てくることもあります。

もちろん、1つ1つの仕事をこなすことによる達成感はあるのですが、民間企業のようなチーム一丸となって日々頑張るというような一体感みたいなものが、あまりないのかなと思い、その点は大学職員に転職してデメリットになる点だと思います。

ただ、入学式、卒業式、文化祭、入試など、部署によっては大きなイベントもあるので、そのような部署で働くことができれば、少しは民間企業と同じような一体感を、感じれるようなときもあります。

また、最近は、大学改革が叫ばれており、プロジェクトのような仕事が増えてきています。

このような仕事に関わるときは、それなりにみんなで達成感を感じることもあるので、徐々に責任のある仕事をまかされるようになってくると、もっと変わってくるかもしれません。

ただ、大学職員に転職後の最初のころは、なんとなくこのような寂しい感じをしたのは、メリットかデメリットかで言えば、デメリットになると思います。

大学職員に転職後は後ろ向きな上司にあたることがある

民間企業で働いていた頃は、上司になっている人は、それなりに選ばれている人だったこともあり、非常に前向きで、仕事に対して熱心な方が多かったです。

一方で、大学職員に転職後は、大学職員は割と年功序列的な部分がまだまだ残っているので、そこまでに仕事に対して思いがない方でも、だんだんと役職があがっていくケースがあります。

このため、そのような方が上司になってしまうと、前向きに進めたいと思ったことがありそれを提案したとしても、「仕事が増える」というような理由で却下されてしまうケースがあったりします。

大学の場合は、新しい仕事を進めていくうえでは、先生方を説得していく必要がありますが、その前段でストップしてしまうようなこともあります。

私自身は、すごく前向きな方とめちゃくちゃ後ろ向きの両方の上司にあたったことがあるのですが、そのギャップはかなり大きいものがあると感じました。

このように後ろ向きな上司にあたる可能性があるということは、大学職員に転職する際のデメリットになると感じています。

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大学職員に転職後は怒ってくれる人が少ない

民間企業で働いていた頃は、仕事上でミスをしてしまうと、怒られるという場面がいくつもありました。

その当時は、かなり落ち込んだり、上司に対して陰で文句を言ったりしていました。

しかし、そのように怒ってくれたり、叱ってくれたりしたことで、自分自身をかなり成長させることができたなと今では思っています。

大学職員に転職後は、あまり怒ってくれたり、叱ってくれる人はかなりいないという印象です。

これは組織にとってはあまりよくないことだと思いますが、恐らく、怒ったり、叱ったりするパワーがないのだと思います。

一見、これはよいように思えますが、自分自身が一生懸命頑張っているのに、仕事をしていない人に怒ったり、叱ったりしてくれないという環境はそれはそれでストレスになったりもします。

怒ったり、叱ったりされるのは嫌だという人もいると思いますが、そのような環境にないことは、大学職員のデメリットの1つだと感じています。

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