大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1~2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・北海道科学大学、入学前教育にAI教材「atama+」を導入
https://ict-enews.net/2024/07/01hus-2/
[記事の概要]
北海道科学大学は、2024年度から入学前教育にAI教材「atama+」を導入しました。これにより、入学予定者が個別に最適化された学習を行うことができ、学力の底上げを図ることを目的としています。「atama+」は、AIを活用して学習者の理解度や習熟度に応じた問題を提供するシステムで、効率的な学習が可能となります。大学は、この導入により新入生の学力向上だけでなく、学習への意欲も高まることを期待しています。さらに、入学前教育の質を向上させることで、大学全体の教育力強化を目指しています。
・法政大学データサイエンスセンターが「paizaラーニング 学校フリーパス」を導入 学習応援企画として上位者を表彰する「paizaランクチャレンジ」も実施
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53846.html
[記事の概要]
法政大学データサイエンスセンターは、データサイエンス教育の一環として「paizaラーニング 学校フリーパス」を導入しました。これにより、学生はプログラミング学習プラットフォーム「paizaラーニング」を自由に利用できるようになります。導入の目的は、学生のプログラミングスキル向上と、データサイエンス分野での実践的な能力を養うことです。さらに、学習応援企画として、成績上位者を表彰する「paizaランクチャレンジ」も実施されます。これにより、学生のモチベーションを高め、学習意欲を喚起することを狙っています。
・学生の企画×表現力で地域課題の解決に挑戦!明星大学が「立川活性化プロジェクト2024」企画発表会を7月20日に開催 ~デザイン学部生から立川市へ 5テーマ20の提案~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53813.html
[記事の概要]
明星大学デザイン学部は、地域課題の解決を目指す「立川活性化プロジェクト2024」の企画発表会を7月20日に開催します。このプロジェクトは、学生の企画力と表現力を活かして立川市の活性化を図るもので、5つのテーマに基づいて20の提案が行われます。学生たちは、地域のニーズや問題点を調査し、創造的かつ実現可能な解決策を提案します。発表会では、地域住民や関係者が参加し、学生の提案に対する意見交換やフィードバックが行われる予定です。明星大学は、このプロジェクトを通じて学生の実践的な学びを促進し、地域社会との連携を強化するとともに、立川市の魅力向上と地域活性化に貢献することを目指しています。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
リカレント教育・生涯教育
・【高等学校 教員対象】「高等学校DX加速化推進事業」採択校向けDXハイスクール応援プログラムを開催。8月5日(月)・6日(火)の2日間[7月8日からお申し込み受付開始]--金沢工業大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53836.html
[記事の概要]
金沢工業大学は、高等学校教員を対象とした「高等学校DX加速化推進事業」の一環として、採択校向けのDXハイスクール応援プログラムを開催します。このプログラムの目的は、高等学校教員がデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を理解し、実践的なスキルを習得することです。内容は、最新のDX技術や教育手法の紹介、実践的なワークショップなどが含まれており、教員が学校現場でのDX推進に役立てることができるよう設計されています。金沢工業大学は、これにより高校教育の質を向上させ、生徒たちがデジタル社会で必要とされるスキルを身につける支援を行います。
学生支援
・【龍谷大学】龍谷大学 瀬田キャンパスに共創を促す新施設『Green Deck』『Sky Deck』『Rest Nest』が誕生 社会課題の解決や新たな価値創造を牽引し変革を先導するキャンパスへ
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53858.html
[記事の概要]
龍谷大学は、瀬田キャンパスに新たな共創施設『Green Deck』『Sky Deck』『Rest Nest』を開設しました。これらの施設は、学生や教職員、地域社会が一体となって社会課題の解決や新たな価値創造を促進する場として設計されています。『Green Deck』は自然との共生をテーマにしたスペースで、環境に配慮した学びの場を提供します。『Sky Deck』はオープンエアのエリアで、多様なアイデアを自由に交換できる場所として活用されます。『Rest Nest』はリラックスとリフレッシュを目的とした施設で、創造的な思考を育む環境を整えています。これらの新施設は、龍谷大学が変革を先導し、学生が実社会でリーダーシップを発揮できるよう支援するための重要な一歩です。龍谷大学は、この取り組みを通じて、キャンパス全体を共創とイノベーションのハブとして位置づけ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
・共立女子大学・共立女子短期大学が在学生への生理用品を無償配布。受験生向けの入学試験特別措置対応(月経痛、月経随伴症状)もスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53854.html
[記事の概要]
共立女子大学・共立女子短期大学は、在学生に対して生理用品を無償で配布する取り組みを開始しました。この取り組みは、学生の健康と快適なキャンパスライフを支援することを目的としています。さらに、受験生向けに月経痛や月経随伴症状に対応した入学試験特別措置も導入されました。この特別措置では、必要に応じて休憩時間の延長や別室受験の対応が行われます。共立女子大学は、これらの取り組みを通じて、女性学生の健康管理をサポートし、平等な学習環境を提供することを目指しています。大学は、この施策により、学生が学業に集中できる環境を整え、教育機会の均等化を推進します。また、月経に関する理解を深めることで、社会全体の意識向上にも貢献することを期待しています。
社会貢献・地域貢献
・【佛教大学で絵本を通じて地域の居場所づくり】社会福祉学部の学生が企画・運営する 「おいしい絵本展」を開催します
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53793.html
[記事の概要]
佛教大学社会福祉学部の学生たちは、「おいしい絵本展」を企画・運営し、地域の居場所づくりに貢献しています。この展示は、絵本を通じて地域住民が集まり、交流を深める場を提供することを目的としています。展示には、食べ物に関連する絵本が多数紹介され、子供から大人まで楽しめる内容となっています。学生たちは、この展示を通じて、地域社会とのつながりを強化し、絵本を媒介にした新しいコミュニティの形成を目指しています。また、展示会場では、絵本の読み聞かせやワークショップも開催され、参加者が直接絵本の世界に触れる機会が提供されます。佛教大学は、学生の主体的な取り組みを支援し、地域社会との協働を促進することで、学生の実践的な学びを深化させるとともに、地域の活性化にも寄与しています。
・学生が作業療法学の知識と技術を生かして子供と交流 7月13日 一般社団法人あるすと共同イベント--広島国際大学
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53876.html
[記事の概要]
広島国際大学の学生たちは、7月13日に一般社団法人あるすと共同でイベントを開催し、作業療法学の知識と技術を生かして子供たちと交流しました。このイベントは、子供たちの健やかな成長を支援することを目的としており、学生たちは作業療法の実践的な技術を通じて、子供たちの身体能力や社会性を育む活動を行いました。具体的には、子供たちが楽しみながら参加できる様々なアクティビティが用意されており、学生たちが指導とサポートを行いました。広島国際大学は、このような地域貢献活動を通じて、学生が学内で習得した知識や技術を実際の場面で応用し、社会に貢献する機会を提供しています。学生たちは、実際の現場での経験を積むことで、専門職としてのスキルを磨き、将来のキャリアに役立てることが期待されています。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
グローバル化・国際化
・日本語学校教職員が留学生に勧めたい進学先を選ぶ「2024年日本留学AWARDS」 部門別受賞校を発表
https://univ-journal.jp/246485/
[記事の概要]
「2024年日本留学AWARDS」が発表され、日本語学校教職員が留学生に勧めたい進学先として各部門の受賞校が選ばれました。このアワードは、留学生が安心して学べる環境を提供し、優れた教育プログラムを持つ大学や専門学校を表彰するものです。受賞校は、学術的な評価だけでなく、サポート体制や生活環境なども評価基準に含まれています。主要な受賞校には、東京大学が総合部門で選ばれたほか、関西学院大学が学生支援部門、東京工業大学が研究部門でそれぞれ表彰されました。また、専門学校部門では、京都コンピュータ学院が優れた教育と就職支援で評価されました。
ダイバーシティ・SDGs
・名古屋商科大学、2025年度入試において国際学部で女子特別枠入試を実施
https://univ-journal.jp/246534/
[記事の概要]
名古屋商科大学は、2025年度入試において国際学部で女子特別枠入試を実施することを発表しました。この特別枠入試は、女性の国際的な視野と活躍を促進するために設けられたもので、女性学生に特化した募集枠を設けることで、多様なバックグラウンドを持つ女性の入学を推進することを目的としています。名古屋商科大学の国際学部は、グローバルな視点を持つ人材育成に力を入れており、今回の女子特別枠入試の導入は、その取り組みの一環として位置づけられています。この新しい入試制度により、女性の入学者数が増加し、学内のダイバーシティがさらに進展することが期待されています。
・新潟大学 工学部女子枠新設と創生学部DX共創コース新設を発表 2025年度から
https://univ-journal.jp/246095/
[記事の概要]
新潟大学は、2025年度から工学部に女子枠を新設し、創生学部にDX共創コースを新設することを発表しました。この女子枠新設は、工学分野での女性の進出を促進し、多様な視点と能力を持つ人材を育成することを目的としています。工学部における女子学生の増加を図り、性別に関係なく活躍できる学習環境の整備を進めます。創生学部に新設されるDX共創コースは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための専門コースです。このコースでは、学生がデジタル技術を活用して社会課題の解決や新たな価値創造を目指す能力を身につけることを目指しています。DX共創コースは、データサイエンス、AI、IoTなどの最新技術を学び、それらを実践的に活用するためのプロジェクトベースの学習を重視します。
入試・広報・高大連携
・城西大学の薬学部と理学部は共同で高校生を対象とした「研究室インターンシップ」(研究者・技術者をめざしたくなる3日間)を今夏、2回開催します
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53768.html
[記事の概要]
城西大学の薬学部と理学部は、高校生を対象とした「研究室インターンシップ」を今夏に2回開催します。このインターンシップは、研究者や技術者を目指す高校生に対して、大学の研究現場を体験する機会を提供することを目的としています。プログラムは3日間にわたり、高校生が実際の研究室で実験や研究活動に参加し、大学での学びを体感できる内容となっています。インターンシップの内容には、薬学や理学の基礎的な実験技術の習得や、最新の研究テーマに関する講義が含まれています。高校生は、大学の教員や現役の学生から直接指導を受けることで、研究に対する理解を深め、将来の進路選択の一助とすることができます。また、同じ興味を持つ他の高校生との交流を通じて、学びへの意欲を高めることが期待されています。
・明星大学経営学部が結婚式場で「体感型」オープンキャンパスを8月7日に開催! ~式場の見学や仕事の体験をとおして未来の「自分」を想像するチャンス~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53722.html
[記事の概要]
明星大学経営学部は、8月7日に結婚式場で「体感型」オープンキャンパスを開催します。このオープンキャンパスは、結婚式場の見学や実際の仕事体験を通じて、未来のキャリアを具体的にイメージする機会を提供することを目的としています。参加者は、結婚式のプランニングや運営に関わる様々な業務を体験し、ブライダル業界の現場を肌で感じることができます。この特別なイベントでは、結婚式場のツアーや模擬挙式、披露宴のセッティングなど、実践的なプログラムが用意されています。また、現役のブライダルプランナーや経営学部の教員からの講義やアドバイスも受けることができ、業界の最新情報やキャリアパスについての理解を深めることができます。
・日本女子大学が地方入学者へ4年間の学費等を給付する給付型奨学金「桜楓樹給付奨学金」を開始 -- 2025年度より総合型選抜受験者を対象に選考 --
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53852.html
[記事の概要]
日本女子大学は、2025年度より地方からの入学者を対象に4年間の学費等を給付する「桜楓樹給付奨学金」を開始します。この給付型奨学金は、総合型選抜受験者を対象に選考され、地方出身の学生が安心して学業に専念できる環境を提供することを目的としています。「桜楓樹給付奨学金」は、学費だけでなく、生活費や学用品の購入費用もカバーすることで、経済的な負担を軽減します。これにより、地方出身の優秀な学生が経済的理由で進学を諦めることなく、自分の夢を追求できるようサポートします。
・TOGAKU OPEN CAMPUS 2024 本学初、部活帰りに参加できるナイトオーキャンも実施 開催日:7月14日(日)、8月24日(土)、25日(日)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53849.html
[記事の概要]
東洋学園大学(TOGAKU)は、2024年度のオープンキャンパス「TOGAKU OPEN CAMPUS 2024」を開催します。今年は初めて、部活帰りに参加できるナイトオープンキャンパスも実施されます。開催日は、7月14日(日)、8月24日(土)、25日(日)です。このオープンキャンパスでは、大学のカリキュラムや施設の紹介、模擬授業、入試説明会などが行われ、参加者は東洋学園大学の学びを体験することができます。特にナイトオープンキャンパスは、昼間の部活動やアルバイトなどで忙しい学生も参加しやすいように配慮されています。夕方から夜にかけて行われるこのイベントでは、キャンパスの雰囲気をよりリラックスした状態で感じ取ることができるため、多くの参加が期待されています。
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年6月17日・24日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年6月3日・10日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年5月27日の週版)
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