大学ニュース

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年6月17日・24日の週版)

大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。

大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。

そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1~2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。

教育・教育改革

・城西大学が全学科同時開講・文理融合アクティブラーニング型授業「協創力体験演習」を開講
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53672.html

[記事の概要]
城西大学は、全学科同時開講の文理融合アクティブラーニング型授業「協創力体験演習」を開始しました。この授業は、文系と理系の学生が共同で取り組むことで、多角的な視点から問題解決能力を養うことを目的としています。学生たちは、実際の社会課題に対する解決策を提案するプロジェクトに参加し、協働することでリーダーシップやコミュニケーション能力を高めます。この取り組みは、学生が異なる分野の知識を融合させて新たな価値を創造する力を育むことを目指しており、実践的な学びの場として大きな期待が寄せられています。授業内容は多岐にわたり、企業や自治体との連携プロジェクトも含まれており、学生にとって貴重な実社会での経験を積む機会となります。

・【武蔵大学】7/6(土)「学部横断型課題解決プロジェクト」最終報告会を開催 ― 異なる学部の学生がチームで協働、企業を取り巻く社会課題に提案 ―
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53643.html

[記事の概要]
武蔵大学は、2024年7月6日(土)に「学部横断型課題解決プロジェクト」の最終報告会を開催します。このプロジェクトでは、異なる学部の学生がチームを組み、企業が直面する社会課題に対して解決策を提案します。学生たちは、学際的なアプローチを用いて、実際のビジネス環境での課題解決能力を養います。報告会では、各チームが企業に対して行った調査や提案内容を発表し、企業の代表者や教員からのフィードバックを受けます。この取り組みは、学生の実践的なスキルの向上と、異なる専門分野の知識を融合させる能力を育成することを目的としています。

・地域医療に真に貢献できる薬剤師を育成する実習プログラム「在宅医療研修アドバンストプログラム」を実施
https://kyodonewsprwire.jp/release/202406262729

[記事の概要]
京都薬科大学は、地域医療に真に貢献できる薬剤師を育成するため、実習プログラム「在宅医療研修アドバンストプログラム」が実施されました。このプログラムは、薬剤師が在宅医療の現場で実際に働きながら、患者とのコミュニケーションスキルや医療チームとの連携方法を学ぶことを目的としています。プログラムには、患者の自宅を訪問し、薬の管理や服薬指導を行う実習が含まれています。この研修により、薬剤師は在宅医療の重要性を理解し、地域社会において必要とされる医療サービスを提供できる能力を養います。さらに、参加者は最新の医療知識を習得し、現場での実践力を高めることが期待されています。

(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)

研究支援・研究の魅力の発信

・多様な研究分野をもつ教員動画も配信中 昭和女子大学のオウンドメディア「昭和女子大 TV」3年目に突入
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53648.html

[記事の概要]
昭和女子大学のオウンドメディア「昭和女子大 TV」が3年目に突入しました。このメディアは、多様な研究分野を持つ教員の動画を配信しており、学生や一般の視聴者に大学の魅力や最新の研究成果を紹介しています。教員が自らの専門分野について講義形式で解説する動画や、学生生活の様子を伝えるコンテンツなどが豊富に取り揃えられており、大学の教育・研究活動を広く伝える役割を果たしています。「昭和女子大 TV」の取り組みは、大学の情報を効果的に発信し、地域社会や潜在的な学生とのつながりを深めることを目的としています。

・名古屋大学 東山キャンパス内に地上7階建てのイノベーション創出施設「TOIC 名古屋サイト」オープン
https://univ-journal.jp/245836/

[記事の概要]
名古屋大学は、東山キャンパス内に地上7階建てのイノベーション創出施設「TOIC 名古屋サイト」をオープンしました。この施設は、産学連携やスタートアップ支援を強化し、新たな技術やビジネスの創出を目指すための拠点となります。TOIC(Tokai Open Innovation Cluster)名古屋サイトは、企業や研究機関、大学の研究者が集まり、共同で研究開発やプロジェクトを進めるためのスペースを提供します。この新施設には、最新の研究設備やオフィススペース、会議室、交流スペースなどが完備されており、利用者はここで活発なコラボレーションを行うことができます。

学生支援

・関西学院大学が博士課程後期課程を実質無償化 2025年度から
https://univ-journal.jp/245402/

[記事の概要]
関西学院大学は、2025年度から博士課程後期課程を実質無償化することを発表しました。この制度は、博士課程に進学する学生の経済的負担を軽減し、より多くの優秀な学生が研究に専念できる環境を整えることを目的としています。対象となるのは、特定の条件を満たす学生で、授業料やその他の学費が全額免除される予定です。この取り組みは、研究者育成の強化や、日本の研究力向上を図るための重要な一歩とされています。関西学院大学は、こうした支援制度を通じて、次世代のリーダーとなる研究者を育成し、国内外の学術界や産業界での活躍を支援することを目指しています。

就職・キャリア支援

・関西外国語大学とリクルートが協働で、長期留学と就職活動の両立に向けて、派遣留学生に特化したキャリアサポートをスタート
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53608.html

[記事の概要]
関西外国語大学とリクルートは協働で、長期留学と就職活動を両立するための派遣留学生特化型キャリアサポートを開始しました。この新しいサポートプログラムは、海外留学中でも円滑に就職活動が行えるようにすることを目的としています。このプログラムでは、リクルートのキャリアコンサルタントがオンラインで留学生に対して就職活動のアドバイスを行い、面接対策や履歴書の添削などのサポートを提供します。また、留学先から日本企業へのインターンシップ応募や企業説明会への参加も可能になるよう支援が行われます。関西外国語大学は、国際経験を積みながらキャリア形成を図ることができるこのプログラムを通じて、学生のグローバルな視野と実践的なスキルの向上を目指しています。

社会貢献・地域貢献

・学生が考案した熱中症対策グッズを小中高生に配布 ― 追手門学院大学×明光義塾「水分サボらんサボロー」ペットボトルホルダー
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53694.html

[記事の概要]
追手門学院大学と明光義塾が共同で考案した熱中症対策グッズ「水分サボらんサボロー」ペットボトルホルダーが、小中高生に配布されます。このプロジェクトは、学生たちが熱中症予防の重要性を啓発するために企画されたもので、ペットボトルホルダーには水分補給を促すメッセージがデザインされています。「水分サボらんサボロー」ペットボトルホルダーは、持ち運びやすく、夏の暑い時期に適切な水分補給を忘れないようにするための便利なアイテムです。追手門学院大学の学生たちは、デザインや機能性に工夫を凝らし、子どもたちが楽しく使えるように工夫しています。

・早稲田大学、小中学生のための科学実験教室「ユニラブ」を8月6日に開催
https://univ-journal.jp/245822/

[記事の概要]
早稲田大学は、2024年8月6日に小中学生を対象とした科学実験教室「ユニラブ」を開催します。このイベントは、子どもたちに科学の楽しさを体験してもらうことを目的としており、さまざまな実験を通じて科学への興味を育むことを目指しています。参加者は、大学の研究者や学生と一緒に実験を行い、実際の科学現象を目の当たりにすることができます。「ユニラブ」では、身近な材料を使った簡単な実験から、少し難易度の高いものまで多様なプログラムが用意されています。これにより、子どもたちは科学の基本原理を楽しく学び、自分たちの手で科学現象を再現する喜びを体験することができます。

ダイバーシティ・SDGs

・最先端科学に触れる体験の場を女子高校生に提供 日本女子大学が「理学部サマースクール2024」を開催 -- 理学部を持つ唯一の私立女子大学として多彩な6講座を用意 --
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53650.html

[記事の概要]
日本女子大学は、2024年8月に女子高校生を対象とした「理学部サマースクール2024」を開催します。このイベントは、理学部を持つ唯一の私立女子大学として、女子高校生に最先端の科学に触れる機会を提供することを目的としています。サマースクールでは、多彩な6つの講座が用意されており、参加者は実際の研究や実験を通じて科学の楽しさと奥深さを体験することができます。この取り組みは、女子高校生が科学への興味を深め、将来的に理学部への進学を考えるきっかけを提供するものです。講座内容は、化学、生物学、物理学など幅広い分野にわたり、各講座は大学の教員が指導します。日本女子大学は、こうした活動を通じて次世代の女性科学者の育成に貢献することを目指しています。

・相模女子大学 障害の有無にかかわらず「学ぶ楽しみ」を発見する1日体験会を開催 ~相模原市都の協働研究事業4年目スタート 発達障害・知的障害のある若者が大学で学び続ける場所をつくりたい~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53669.html

[記事の概要]
相模女子大学は、障害の有無にかかわらず「学ぶ楽しみ」を発見する1日体験会を開催します。この体験会は、相模原市と共同で実施する研究事業の一環であり、発達障害や知的障害のある若者が大学で学び続けるための場所を提供することを目的としています。事業は今年で4年目を迎え、障害を持つ若者に対して、大学での学びの機会とその楽しさを体験してもらうことを重視しています。体験会では、参加者が大学の授業やキャンパスライフを体験できるプログラムが用意されており、学問への興味を引き出す工夫がされています。また、大学の教職員や学生がサポートし、安心して参加できる環境が整えられています。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

入試・広報・高大連携

・「起業するなら、近大へ!」 起業志望の高校生を対象とした総合型選抜入試を経済学部に新設
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53655.html

[記事の概要]
近畿大学は、起業志望の高校生を対象とした総合型選抜入試を経済学部に新設することを発表しました。この新しい入試制度は、「起業するなら、近大へ!」というキャッチフレーズのもと、起業に強い関心を持つ高校生を積極的に受け入れることを目的としています。受験生は、自己推薦書やプレゼンテーションなどを通じて、自身のビジネスアイデアや起業への意欲をアピールすることが求められます。この選抜入試の導入により、近畿大学は起業家精神を育む環境をさらに充実させ、学生が実際に起業に挑戦できるような支援体制を強化していきます。

・大東文化大学が2025年度入学試験から新たに「学校推薦型選抜(公募制 基礎学力テスト型)」を導入
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53614.html

[記事の概要]
大東文化大学は、2025年度入学試験から新たに「学校推薦型選抜(公募制 基礎学力テスト型)」を導入します。この新しい選抜方式は、基礎学力テストを重視し、高校生の学力を評価することで、公正な選抜を目指しています。対象となる学生は、公募制による推薦を受け、基礎学力テストで一定の成績を収める必要があります。この選抜方式の導入により、大東文化大学は多様な学生を受け入れるとともに、学力に基づく公平な選抜を実現することを目指しています。

・慶應義塾大学理工学部 2025年度から「学問分野への興味の強さを重視」したAO入試新方式を導入
https://univ-journal.jp/245970/

[記事の概要]
慶應義塾大学理工学部は、2025年度から「学問分野への興味の強さを重視」したAO入試の新方式を導入します。この新しいAO入試方式は、受験生が特定の学問分野に対する強い興味と関心を示すことを評価基準とし、書類審査や面接を通じて選考を行います。具体的には、受験生は自身の研究テーマや学問に対する熱意をアピールするプレゼンテーションやエッセイを提出することが求められます。この取り組みは、単に学力だけでなく、受験生の個々の興味や将来の研究意欲を重視し、多様なバックグラウンドを持つ学生を積極的に受け入れることを目的としています。慶應義塾大学理工学部は、この新しい入試方式を通じて、創造性と探求心に富む学生を育成し、さらなる学問の発展を目指します。

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年6月3日・10日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年5月27日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年5月20日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年5月13日の週版)
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