大学ニュース

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2023年7月24日の週版)

大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員にどんな業務に携わってるのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。

大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。

そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、1週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。

教育・教育改革

・フェリス女学院大学が「ChatGPT等生成系AIとどう向き合うか」FD勉強会を7月26日(水)開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51167.html

[記事の概要]
フェリス女学院大学は、7月26日(水)に「ChatGPT等生成系AIとどう向き合うか」というテーマ性のFD勉強会を開催します。この勉強会は、フェリス女学院大学の教職員や博士後期課程学生を対象としており、一般の方もオンラインで参加可能です。勉強会では、ChatGPTの特性や活用にあたっての留意点、履修学生への指導事例、フェリス女学院大学におけるChatGPT等生成系AIの活用についての発表と事例紹介が行われます。

リカレント教育・生涯教育

・ビジネスなどの場面で正しく伝えるために --「日本語表現力」を基礎から学び直せるオンライン講座開講【甲南女子大学】
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51097.html

[記事の概要]
甲南女子大学(兵庫県神戸市)は、2023年8月22日と24日にオンライン形式で「エクステンション講座」を開講します。この講座は、社会貢献活動の一環として、日本語表現力の向上を目的としています。全4回の構成で、敬語の正しい使い方、読み手に伝わる文章、ビジネスメールの書き方、印象に残るプレゼンテーションなどについて学ぶことができます。主にビジネスシーンを想定していますが、高校生や大学生にも役立つ内容となっています。この講座は、ビジネスなどの改まった場面での日本語表現力を高めたいと考える幅広い世代に向けたもので、オンラインでの受講が可能なため、時間や場所を問わず学ぶことができます。

研究

・【東京薬科大学 × READYFOR】第一号クラウドファンディングプロジェクト開始、寄付金募集--第一号案件として2件のプロジェクトを本日から公開!--
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51144.html

[記事の概要]
東京薬科大学は、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」と業務提携を締結し、第一号として2つのクラウドファンディングプロジェクトを公開しました。1つ目のプロジェクトは、薬剤耐性菌のバイオマーカーを探索し、迅速診断への第一歩を目指すもので、目標金額は500万円です。2つ目のプロジェクトは、子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の根治を目指す治療薬の開発で、目標金額は350万円です。これらのプロジェクトは、大学の教育・研究活性化のための新しい資金調達手段として、各研究室の活動や大学の設備投資などに対する寄附金等の獲得機会を拡げることを目的としています。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

就職・キャリア支援

・商学部と会計人会が連携 先輩たちが税理士の仕事を語る
https://mainichi.jp/univ/articles/20230725/org/00m/100/020000c

[記事の概要]
専修大学の商学部は、校友会の「専修大学会計人会」と連携し、会計士・税理士として活躍する卒業生を講師に招いて特別授業を開講しています。6月19日に開かれた「専修大学入門ゼミナール」では、会計学科の1年生が税理士の卒業生から、実務に基づいた話を聞きました。卒業生は消費税の仕組みや今後の課題について解説したり、税理士の実務やAIの普及による業務の変化などについて語りました。学生たちは適切な消費税率についてグループで話し合うなど、実践的な学びの機会を得ました。

社会貢献・地域貢献

・東京の夜を楽しむ「ネオトーキョーツアー」立教生が企画
https://response.jp/article/2023/07/27/373666.html

[記事の概要]
立教大学観光学部、日の丸自動車興業、スカイホップバスマーケティングジャパンは、東京の夜のエンターテイメントが少ないという課題に対応し、ナイトタイムエコノミーに貢献するバスツアー『ネオトーキョーツアー』を共同で商品化し、7月21日から発売を開始しました。このツアーは立教大学観光学部の2年生が企画し、天王洲アイル、東京タワー、レインボーブリッジ、六本木などの夜景スポットをオープントップバスで楽しむ内容となっています。また、東急歌舞伎町タワー内のエンターテインメントフードホールやアミューズメントコンプレックスでの食事券やアミューズメントチケットが組み込まれており、日本語・英語対応の学生によるアナウンスも特徴です。

・【夏休み2023】工学院大学「シン・科学教室」8/25、26
https://resemom.jp/article/2023/07/24/73110.html

[記事の概要]
工学院大学は、2023年8月25日と26日に新宿キャンパスで小学生と保護者を対象に「シン・科学教室」を開催します。このイベントでは、理工学の専門家と大学生が20以上の実験・演示ブースを提供し、カラーアロマキャンドル、ミニチュアハウス、立体万華鏡などのワークショップを実施します。さらに、「誰もが知る人気アニメの超常現象を科学的に解明できる?」などのサイエンス・トークやバンド企画など、親子で楽しめるプログラムも用意されています。また、建築家黒川紀章氏の代表作「中銀カプセルタワービル」の一部がトレーラーハウスに生まれ変わった「動く中銀カプセル」も展示されます。

グローバル化

・昭和女子大学、デンマークの協定大学とジョイントサマープログラムを実施
https://univ-journal.jp/233226/

[記事の概要]
昭和女子大学は、2023年7月31日からデンマークの協定校Business Academy Aarhus(BAA)と共催で「BAA-SWU ジョイントサマープログラム」を開始します。このプログラムでは、両校の学生が企業訪問を交え、英語で国際金融、経済、ビジネスの最新課題を学びます。特に、ESGとSDGsの観点からグローバル企業経営を考察し、課題解決策を提案するプレゼンテーションを行う予定です。デンマークからは14人の学生と2人の教員が来日し、昭和女子大学からは4学科17人の学生と7人の教員が参加します。学生たちはデンマーク大使館、東京証券取引所、ファイナンス会社、再生エネルギー企業を訪問し、ワークショップでグローバル企業を調査分析し、最終日に解決策を提案する予定です。

(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)

ダイバーシティ・SDGs

・◆国際学生寮発!SDGs探究×社会人協働×人材育成◆「関西大学の魅力が伝わる旅行企画」をテーマにキャップストーンプロジェクトを実施
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51141.html

[記事の概要]
関西大学国際部は、8月1日から10日にかけて、国際学生寮の寮生を対象に「次世代共創人材」の育成プログラムであるキャップストーンプロジェクトを実施します。このプロジェクトは、大阪・関西万博を見据え、「海外の高校生に関西大学の魅力が伝わるような旅行企画とは?」をテーマ性に、学生が社会人と協働し、大阪府や関西大学の発展のためのアイデア創出に挑戦します。プログラムでは、大阪府咲洲庁舎や大阪観光局、日本旅行大阪支店などでのフィールドワークやグループワークを通じて、企画をまとめ、最終日にプレゼンテーションを実施する予定です。このプロジェクトは、多様性のある環境とSDGsを結びつけ、複雑な問題に挑戦する姿勢やグローバルな視点での思考を養うことを目指しています。

・津田塾大学、2025年度入試より全学部、大学院研究科でトランスジェンダー学生の受験資格を認める 
https://univ-journal.jp/232530/

[記事の概要]
津田塾大学は、2025年度入試から、多様な女性のあり方を尊重し、トランスジェンダー学生(性自認による女性)に対して全学部、大学院研究科での受験資格を認める方針を発表しました。1900年に創設された津田塾大学は、女性の学びの場を提供してきた伝統に基づき、Diversity/Inclusionを基本方針としています。トランスジェンダー学生受け入れのガイドラインを作成し、出願から入学後の支障がないよう体制を整えています。学生証や証明書には性別を記載せず、通称名の使用も可能です。更衣室やトイレ、学生寮などの施設面や健康診断、留学、授業での合宿などの対応もガイドラインに記載されています。性自認の変更があっても退学になることはなく、相談窓口も設置される予定です。

・シングルマザーを支援する「SDGs教育プログラム」第1期生 募集開始--プログラムを修了すると就業できる、仕事に直結した学び--
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51163.html

[記事の概要]
桜美林大学と一般社団法人グラミン日本は、経済的理由で子育てが困難なシングルマザーを対象に「SDGs教育プログラム」の第1期生の募集を開始します。このプログラムは、働く意欲があり経済的自立を目指す女性の就業支援を目的としており、プログラム修了者を採用する企業毎にコースが設定されています。修了することで希望の企業で就業することが可能で、グラミン日本は融資や精神的自立支援を、桜美林学園は学習プログラムの実施と協力企業への就労機会の提供を行います。第1期の就業先として、三愛オブリ株式会社、株式会社信浩コーポレーション、東急建設株式会社、株式会社有隣堂が協力しています。

(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは

入試・広報・高大連携

・【産業能率大学】高校生一人ひとりの未来を発見するワークショップ「高校生のためのキャリア開発プログラム」を開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51181.html

[記事の概要]
産業能率大学(東京都世田谷区)は、8月2日から4日にかけて「高校生のためのキャリア開発プログラム」を開催します。このプログラムは、2008年から実施されており、高校生が社会人として自立するための3日間のプログラムです。内容は、1日目に自分を知り、働くことを考える、2日目に社会を知り、未来を考える、3日目に将来に向けたキャリアプランを発表するという構成です。参加した高校生は、グループワークや他グループの発表を通じて新たな視点から物事を考えることができると感じたといい、自分の将来の方向性を見つける貴重な機会となっています。

・高大連携の新しい取り組みとしてものつくり大学が「カワイイ」×「モノツクリ」をテーマに開催した「第1回 ものつくり大学 高校生デザインコンテスト」の入賞作品を発表
https://www.u-presscenter.jp/article/post-51200.html

[記事の概要]
ものつくり大学(埼玉県行田市)は、2023年5月25日から6月30日の間に全国の高校生を対象に「第1回 ものつくり大学 高校生デザインコンテスト」を開催し、審査結果を発表しました。テーマは「カワイイ」×「モノツクリ」で、アイデア部門、ものづくり部門、フォト部門の3部門で募集されました。応募総数は124点で、各部門で最優秀賞、優秀賞、奨励賞が選定されました。最優秀賞には、アイデア部門で「普段使い可!Way!?作業用エプロン」、ものづくり部門で「わたし、糸」、フォト部門で「季節のたのしみ」が選ばれました。このコンテストは、ハンドメイドアクセサリーやヘアアレンジなど、デザイン力のみにとらわれない自由で創造的な作品を募集しました。

大学経営

・学習院大学、学習院女子大学を統合へ 早ければ2026年にも
https://univ-journal.jp/233316/

[記事の概要]
学校法人学習院は、学習院女子大学を学習院大学に統合する方針を決定しました。統合は早ければ2026年に実施される予定で、文部科学省と協議しながら設置認可申請に向けた準備を進めています。学習院女子大学は国際文化交流学部の1学部を持ち、志願者数の減少が問題となっていました。統合により、学習院女子大学で培った教育の成果を学習院大学に取り入れ、相乗効果を上げることが目的です。学習院女子大学は1950年に発足し、1998年に4年生の女子大学に改組されました。学部在籍学生は、学習院大学が8,803人、学習院女子大学が1,588人です。

・Mithra×横浜国立大、「学内環境システム」を共同開発してDX化を推進
https://ict-enews.net/2023/07/28mithra/

[記事の概要]
Mithraと横浜国立大学は、「学内情報をデータ化し、管理を行うプラットフォーム」の先駆けとなる学内環境システムを共同開発しました。このシステムは、Wi-Fiセンシング技術と機械学習を組み込み、各教室の利用人数をリアルタイムで推測することができます。さらに、環境センサーによって教室の詳細な情報を取得し、空き教室の確認や食堂の混雑状況なども把握できるようになりました。コロナ禍では、3密を回避する手段として活用されています。また、教室管理システムも構築され、一元的なデータから授業の予約処理や教室の使用状況の確認が容易になり、業務効率化が実現しました。

その他

・理系転換による大学の機能強化、恐竜学部など67校選定
https://univ-journal.jp/233192/

文部科学省は、理工農系の特定成長分野への転換を図る大学を支援する事業で、67校を選定し、最大で20億円程度の支援を提供することを発表しました。選定された大学には、福井県立大学の恐竜学部設置計画、武庫川女子大学の環境共生学部計画、共愛学園前橋国際大学のデジタル・グリーン学部設置計画などが含まれています。選ばれた67校のうち、62校は学部や学科を新設・再編し、5校は定員を増やす予定です。支援は3000億円の基金を活用して最長10年間にわたって行われ、各大学は3年以内に設置準備を進める予定です。また、デジタル人材育成に取り組むための助成枠には、国立大学37校、公立大学4校、私立大学5校、高等専門学校5校の計51校が選ばれました。文科省は2032年度までの10年間に理工農系300学部の新設を目指しています。

大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2023年7月10日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2023年7月17日の週版)

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