この記事では、大学職員の採用試験で筆記試験・適性検査があった場合に対応していくため、筆記試験・適性検査にはどのようなものがあり、大学職員採用試験ではどのような試験が出されているのか、筆記試験・適性検査の効率的な試験対策進め方等を解説します。
大学職員採用試験では筆記試験・適性検査を実施している大学が多い
大学職員採用試験では、応募者がそれなりに多いため全員に対して面接試験を実施することができません。このため、足切り的な意味も含めて、選考のプロセスの中に筆記試験・適性検査を取り入れています。
また、応募者がそこまで多くない大学でも、業務に最低限必要な能力があるかを見極めること、採用後に適正な人員配置を行うため、面接試験時に活用するために筆記試験・適性検査を取り入れている大学もあります。
例えば、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの大手大学では新卒でも転職(中途)採用でも筆記試験・適性検査を実施しています(2020年度時点)。
このように大学職員になるためは、筆記試験・適性検査をクリアしていく必要性が高いです。
筆記試験・適性検査対策にどの程度の時間をかけるかは難しい
私が大学職員を目指す方から就職・転職に関する相談を受ける中で「筆記試験・適性検査はどのくらい時間をかければよいですか」と聞かれることがあります。
ただ、就職・転職活動を進めるうえでは、業界研究、企業・大学研究、応募書類の作成、小論文対策、面接対策など併行して様々な準備をする必要があるため、「筆記試験・適性検査にどの程度時間をかける必要があるか」を判断するのは正直難しいです。
それは、時間的制約があるからだけではなく、
・筆記試験や適性検査をクリアしたとしてもその後に面接試験が3回程度あり面接試験対策も重要である
・筆記試験や適性検査と言ってもかなり種類もかなり多くどれをどこまでやればよいか難しい
・筆記試験や適性検査は選択式となっていることが多く対策や勉強をしなくてもある程度回答ができる人もいる
などの理由があるからです。
このように筆記試験・適性検査にどれだけの時間をかければよいかは、人によって就職・転職活動をするうえでどの対策を重視するかによっても変わりますので、「これだけやればよい」という正解は出しにくいのが現状です。
もちろんメジャーどころは目を通しておいたほうがよいですが、どこまで時間をかけるかは個々の判断が必要になってくることになります。
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筆記試験・適性検査対策は自分自身で戦略を決める必要がある
筆記試験・適性検査対策にどの程度時間をかけるかについては、個々の判断が必要になるとお伝えしましたが、これはつまり自分自身で筆記試験・適性検査対策に向けた「戦略を決める」ということです。
例えば、
・これまでの勉強の蓄積がありあまり準備をしなくてもある程度対応できる人
⇒筆記試験・適性検査対策を優先するのではなく面接試験対策などの他の試験対策に重点を置く
・すべての筆記試験や適性検査をクリアするつもりで臨みたい人
⇒SPIや玉手箱などのメジャーな筆記試験・適性検査だけでなく、幅広い種類の試験対策を行う
・コミュニケーション力が高く面接対策はあまりしなくても対応できる人
⇒筆記試験・適性検査などの他の対策に時間を充てる
・これまでの学校や大学での勉強が不得意だった人
⇒筆記試験・適性検査で不合格になる可能性が高いためまずは筆記試験・適性検査対策に時間を充てる
・筆記試験や適性検査で不合格になるよりも1つ1つの面接まで進めた選考を大事にしたい人
⇒面接対策に時間を充てる
などの戦略が考えられます。
どのような戦略にするかについては、それぞれの性格的なタイプや置かれている状況によって変える必要があります。
応募するする大学数によっても戦略が変わる
また、戦略を決めるにあたっては、新卒のように相当数の大学・企業の採用試験を受ける場合と、転職(中途採用)の中の1~3つ程度の大学のみの採用試験しか受けない場合では、取るべき戦略が異なってきます。
例えば、相当数の大学・企業の採用試験を受ける場合は、
・幅広い種類の筆記試験や適性検査に対応できるよう対策を行う
・大学や企業の利用率が高い筆記試験や適性検査の対策を重点的に行いその他は試験直前のみに対策を行う
・志望度の高い大学が利用している筆記試験や適性検査の対策を重点的に行う
などの戦略が考えられます。
一方で1~3つ程度の大学のみの採用試験しか受けない場合は、基本的には、
・志望度の高い大学が利用している筆記試験や適性検査の対策を重点的に行う
の戦略で進めることになると思います。
このように筆記試験・適性検査対策を行うにあたっては、自分自身の性格的なタイプや置かれている状況、応募する大学・企業数によって戦略を決めていく必要があります。
しっかりと戦略を決めないと、業界研究や大学・企業研究、筆記試験・適性検査対策、面接対策などの選択肢が多くある中で、何をすればよいかがブレてしまい、結果的にどれにも力を入れることができなくなってしまったということになってしまいます。
筆記試験・適性検査にはどのようなものがあるか
ここまでに「筆記試験・適性検査対策を行うにあたっては戦略が必要」ということを紹介させていただきましたが、とはいえどのような種類の筆記試験・適性検査があるかを知っておくことも大事になるので、主な筆記試験・適性検査を紹介いたします。
なお、筆記試験・適性検査と一括りに言ってもわかりにくいところがあるのですが、筆記試験は学力的な要素や一般常識的な要素を図る試験、適性検査は性格的な要素や学力や知識では測れない能力を図る試験だと理解するとわかりやすいと思います。
また、例えばSPIでは、能力検査(言語・非言語)と性格検査を受けることになっていて、筆記試験的な要素と適性検査的な要素を1つの試験で同時に受けられるようになっています。
一方で、YGテストや内田クレペリン検査は適性検査的な要素が強く、筆記試験的な要素はありません。
このように、筆記試験・適性検査と一括りに言っても色々なパターンがありますし、大学によっては「適性検査」と言っていても筆記試験的な要素と適性検査的な要素の2つの試験があったり、「筆記試験」と言っておきながら適性検査的な試験が含まれている試験だったりすることもあります。
このため、試験のプロセスに「筆記試験」や「適性検査」とあっても、文字だけでどんな試験かをイメージするのではなく、募集要項などをしっかりと読み込んで、どんな要素の試験かを確認するようにしましょう。
ここからは主な筆記試験・適性検査を紹介していきます。
SPI
<テストで測られるもの>
筆記試験的要素(学力・一般常識を図るテスト)と適性検査的要素(性格等を図るテスト)の両方
<作成している企業>
リクルートキャリア社
<出題内容>
・能力検査(言語(国語))
・能力検査(非言語(算数・数学))
・性格検査
※大学・企業の希望により「英語」が追加される場合がある。
<特徴等>
日本では一番メジャーな筆記試験・適性検査の種類になります。
玉手箱
<テストで測られるもの>
筆記試験的要素(学力・一般常識を図るテスト)と適性検査的要素(性格等を図るテスト)の両方
<作成している企業>
日本エス・エイチ・エル(SHL)社
<出題内容>
・計数理解
・言語理解
・英語理解
・性格判断
<特徴等>
・新卒採用ではかなり利用されている試験です。
・出題内容はSPIよりも難易度が高いと言われています。
TG-WEB
<テストで測られるもの>
筆記試験的要素(学力・一般常識を図るテスト)と適性検査的要素(性格等を図るテスト)の両方
<作成している企業>
ヒューマネージ社
<出題内容>
・言語
・非言語
・英語
・性格判断
<特徴等>
SPI・玉手箱より難易度が高いと言われています。
GAB
<テストで測られるもの>
筆記試験的要素(学力・一般常識を図るテスト)と適性検査的要素(性格等を図るテスト)の両方
<作成している企業>
日本エス・エイチ・エル(SHL)社
<出題内容>
・計数
・言語
・性格的性検査
<特徴等>
主に総合商社や証券・投資系などの「新卒総合職」の採用を目的に開発されたテストです。
CAB
<テストで測られるもの>
筆記試験的要素(学力・一般常識を図るテスト)と適性検査的要素(性格等を図るテスト)の両方
<作成している企業>
日本エス・エイチ・エル(SHL)社
<出題内容>
・暗算
・法則性
・「命令表
・暗号
・性格検査
<特徴等>
主にSEやプログラマーなどのIT関連職の適性を見るために活用されることが多く、バイタリティやストレス耐性等も測れることが特徴です。
内田クレペリン検査
<テストで測られるもの>
適性検査的要素(性格等を図るテスト)
⇒作業の処理能力や行動特性を測る
<作成している企業>
日本・精神技術研究所
<出題内容>
簡単な一桁の足し算を1分毎に行を変えながら行う(前半と後半各15分間ずつ合計30分)。
<特徴等>
あまり知名度は高くないですが、今でもいくつかの大学職員採用試験で実施されています。
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2024年10月時点では、以下の大学の情報を掲載しています。
秋田公立美術大学、大妻女子大学、追手門学院大学、桜美林大学、香川大学、学習院大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、北九州市立大学、九州工業大学、共愛学園前橋国際大学、京都光華女子大学、金城学院大学、慶應義塾大学、高知大学、国際基督教大学、国士館大学、滋賀県立大学、実践女子大学、淑徳大学、順天堂大学、常翔学園(大阪工業大学・摂南大学・広島国際大学)、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、玉川大学、多摩美術大学、千葉大学、中央学院大学、津田塾大学、東京医科大学、東京造形大学、東京電機大学、豊田工業大学、名古屋市立大学、福岡教育大学、福岡工業大学、福岡女子大学、藤田医科大学、星薬科大学、武蔵大学、武蔵野大学、明海大学、明治薬科大学、名城大学、ものつくり大学、山口県立大学、横浜市立大学、立命館大学、琉球大学、早稲田大学
同じ試験であっても受検形態(試験を受ける方法)が異なる
さきほど主な筆記試験・適性検査の種類を紹介させていただきましたが、実はそれぞれの試験でもいくつかの受検形態(試験を受ける方法)があります。
受検形態(試験を受ける方法)とは、
①ペーパーテスト方式
②Webテスト方式
③テストセンター方式
④インハウス方式
の4つです。
この4つの主な違いは、
①ペーパーテスト方式
⇒大学が用意した会場で紙ベースのマークシート等で受検する
②Webテスト方式
⇒自宅等のパソコンやスマホから受検する
③テストセンター方式
⇒テストセンター専用の会場に行って会場にあるパソコンから受検する
④インハウス方式
⇒大学が用意したパソコンから受験する
などの違いがあります。
基本的には、紙ベースかパソコンか、自宅か会場かなどの違いになります。
試験の種類によって対応可能な受検形態(試験を受ける方法)が異なる
上記で4つの受検形態(試験を受ける方法)を紹介いたしましたが、例えばSPIのように4つのすべての受検形態(試験を受ける方法)に対応している試験もあれば、玉手箱のようにWebテスト方式とテストセンター方式の2種類のみに対応している試験があるなど、試験の種類によって対応可能な受検形態(試験を受ける方法)が異なります。
・SPI
⇒4つの受検形態(試験を受ける方法)に対応
・玉手箱
⇒Web対応方式とテストセンター方式の2種類に対応
・TG-WEB
⇒ペーパーテスト方式、Webテスト方式、テストセンター方式の3種類に対応
・GAB
⇒ペーパーテスト方式、Webテスト方式、テストセンター方式の3種類に対応
・CAB
⇒Webテスト方式、テストセンター方式の2種類に対応
・内田クレペリン検査
⇒会場での紙ベースでの方式のみ
一般的に「テストセンター方式=SPI」という印象が強いですが、「テストセンター方式」も色々な種類の試験があることを理解しておくとよいと思います。
同じ試験であっても受検形態(試験を受ける方法)によって出題傾向が異なる
例えばSPIであれば、ペーパーテスト方式、Webテスト方式、テストセンター方式などいくつかの受検形態(試験を受ける方法)に対応していますが、この受検形態(試験を受ける方法)によって出題傾向が異なります。
これはWebテスト方式では自宅から受けることができて特に監視がないなど、受検形態(試験を受ける方法)によって受検する環境が異なることからも当然と言えば当然ですね。
このため、筆記試験・適性検査対策を行うにあたっては、試験との種類(SPI・玉手箱等)と受検形態(試験を受ける方法)の2つを意識して進める必要があります。
ただ、相当数の大学・企業の採用試験を受ける予定ならば、ある程度幅広く準備をしていくことが無難になります。
採用試験を受ける大学・企業などが少なく、例えば、志望する大学・企業で実施している筆記試験・適性検査がSPIのテストセンター方式であれば、SPIのテストセンター方式専用の書籍などで対策を進めるというような形になります。
大学職員採用試験ではどの種類・受検形態の試験が多いのか
私は大学職員への就職・転職を目指す方からの採用試験対策の相談を受ける過程で、各大学で実施された筆記試験・適性検査の情報を教えていただくことがあります。
その中のイメージとしては、新卒・転職(中途採用)ともにSPIと玉手箱が多い印象を持っています。
SPIについては新卒の場合はテストセンター方式が多いですが、転職(中途採用)の場合はそこまでどちらが多いなどという印象はありません。玉手箱についてはWebテスト方式が多い印象です。
その他に、内田クレペリン検査はいくつかの大学で実施されていると報告されているので、大学職員採用試験を受ける方は、内田クレペリン検査がどのようなものかは知っておいたほうがよいと思います。
その他に特殊なものとして、転職(中途採用)では、
・STCテスト(知能、性格、意欲、興味・関心等を含めたトータルな人間像を把握できるテスト)
・バウムテスト(樹木画テスト)(一本の木を描くことによって、その人の心の内面を判断するためのテスト)
なども報告されていたり、
・アドバンテッジインサイト
なども報告されています。このあたりまで手を広げるとさらに時間が足りなくなってしまうので、応募した大学で過去に出されたという情報がなければ特に準備しないという選択肢もありだと思います。
筆記試験・適性検査については私自身もまだまだ情報を集めきれていないので、今後も情報が得られ次第、情報の更新をしていきたいと思っています。
試験の種類・受検形態(試験方式)別の筆記試験・適性検査対策ができる書籍の紹介
筆記試験・適性検査対策は、基本的には専門の書籍を購入して、筆記試験・適性検査の仕組みを理解したうえで、問題を解くというのが原則になります。
ここでは試験の種類別にオススメの書籍を紹介するのと合わせて、受検形態(試験を受ける方法)別にオススメのものがあれば併せて紹介します。なお、最近は以下に紹介しているもの以外でも、ピアソン社のWEBテスト、アドバンテッジインサイト、TAL、TAPなど、大学によってはあまり聞いたことがないようなテストが出されたとの報告も受けています。
SPI(リクルートキャリア社)
★【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・Webテスティング〉対応】これが本当のSPI3だ!2022年度版★
3つの受検形態(試験を受ける方法)に対応していますので、SPIを全体的に対策したい方にオススメです。
★これが本当のSPI3テストセンターだ! 2022年度版★
SPIのテストセンター方式に特化した対策本になります。テストセンター方式を集中的に対策したい人にオススメです。
★史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集(2022最新版)★
テストセンター&ペーパーテストの「最新頻出問題」を意識して作成されているので、問題をたくさん解きたいという人にオススメです。
★【テストセンター・SPI3-G対応】転職者用SPI3攻略問題集★
転職者用のSPI対策本で、ペーパーテスト方式とテストセンター方式に対応しています。新卒者向けのSPIと転職者向けのSPIの違いなどの解説もあります。Kindle電子書籍版もあるので、電子書籍版であれば購入後すぐにスマホなどで利用することができます。
玉手箱(日本エス・エイチ・エル(SHL)社)
★【玉手箱・C-GAB編】これが本当のWebテストだ!①(2022年度版)★
玉手箱の対策本です。玉手箱のテストセンター方式であるC-GABにも対応していますので、玉手箱対策を行いたい人にオススメです。
TG-WEB(ヒューマネージ社)
★【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】これが本当のWebテストだ!②(2022年度版)★
TG-WEBの対策本です。テストセンター方式にも対応しているため、TG-WEB対策を行い人にオススメです。
GAB・CAB(日本エス・エイチ・エル(SHL)社)
★CAB・GAB完全対策(2023年度版)
GAB・CABの対策本です。Kindle電子書籍版もあるので、電子書籍版であれば購入後すぐにスマホなどで利用することができます。
内田クレペリン検査(日本・精神技術研究所)
★内田クレペリン検査 完全理解マニュアル★
内田クレペリン検査を作成している日本・精神技術研究所が出版している解説書になります。内田クレペリン検査対策を行い人にオススメです。
▼大学職員転職・就職向けサポートサービスの紹介▼
スキルの販売サイト「ココナラ」では、大学職員を目指す方に向けて、大学職員のエントリーシート(ES)・応募書類作成にあたってのサポートや、面接試験対策のサポートなど、採用試験対策をサポートするための様々なサービスが提供されています。また、私自身も「大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします」というサービスを提供し、これまでに50人以上の方のサポートをさせていただいております。様々なサービスがありますので、よりよいESを作成したい方や、面接対策をより深めたい方などは利用してみるとよいと思います。
<提供されている主なサービス>
★大学職員の就職・転職を目指す方にアドバイスします(出品者:山田隆司)
★大学職員応募のためのエントリー書類の添削をします(出品者:リフレクション工房さん)
★大学職員のよくある質問100個と回答を提供します(出品者:0から始める大学職員さん)
★私立大学職員の面接対策マニュアルを提供いたします(出品者:Christopher Wrightさん)
★大学職員への就職をサポートします(出品者:akirahei@就活アドバイザーさん)
★内定続々!大学職員への転職をサポートします(出品者:大学職員@教務課(大教さん)さん)
★大学職員へのなり方、伝授します(出品者:キャリアコンサルタント コウさん)
★勤務20年!国立大学 事務職員の本音教えます(出品者:ぱりっとさん)
筆記試験・適性検査対策ができるサイトなどを紹介
続いて、筆記試験・適性検査対策ができるサイトの紹介です。
★Study Pro「SPI無料学習サイト」(新卒・転職共通)★
SPIテストを無料で体験できるサイトです。アプリ版もあるので、外でサクッと勉強したい人にもオススメです。
⇒Study Pro(公式サイト)
★Unistyle(新卒向け)★
無料会員登録することでオリジナルのSPI問題集を解くことができます。
⇒unistyle(公式サイト)
★キャリアパーク(新卒向け)★
無料会員登録することで、筆記試験対策に活用できる「SPIパーフェクト問題集&模試」を利用することができます。
転職(中途採用)の場合は「転職用」の書籍を購入したほうがよいか
転職(中途採用)の大学職員を目指す方は、例えばSPIの対策を行う場合、通常版の書籍と転職向けの書籍のどちらを買うべきか迷う人もいると思います。
基本的には転職(中途採用)の大学職員採用試験では転職向けの書籍を購入したほうがよいと思います。
ただ、大学によっては、応募要件が新卒だけでなく「卒業後3年以内の者」などとなっている場合があり、新卒と転職(中途採用)の人が一緒に試験を受けるということもあります。
このようなときは大学側が新卒者には新卒者向けのSPIを、転職者には転職向けのSPIを使う可能性もありますが、すべてまとめて新卒者向けのSPIを利用する場合もあります。
このため、転職(中途採用)の人であっても、必要に応じて通常のSPI対策の書籍を購入しておいてもよいと思います。
効率的に筆記試験・適性検査対策を行う方法
筆記試験・適性検査対策については、できるだけ効率的に実施したいという人も多いと思います。ただ、正直なところ効率的に行うテクニックはあまりなく、地道に問題を解くことを積み重ねたり、王道的な勉強の方法をするしかないと思っています。
基本的には自分の性格のタイプに合わせて、隙間時間にちょっとずつ積み重ねるのが好きなのか、少し時間を取って一気に問題集を解くほうがよいのかなどを自分自身で見極めて、できるだけ多くの問題を解いていくことが必要になります。
ただ、通常の性格検査については、心理テストのようなものなので特に準備しなくても対応できるので、性格検査については特に時間をかけなくてもよいと思います。
ただ、大学職員の場合は、内田クレペリン検査という特殊な適性検査が出されることがありますので、内田クレペリン検査については、どのようなものかは知っておく必要がありますが、それ以外はあまり時間を割く必要はないと思います。
そうすると、SPIで言う能力検査にあたる学力や一般常識を問う問題の対策を中心に行うことになりますが、このような問題も人によってあまり対策をしなくてもできる問題と、しっかりと理解をしようとして勉強しないとわからない問題が出てくるはずです。
このため、当たり前のやり方になりますが、
①まずは軽く全体の問題を確認し解く
②苦手な問題を把握・チェック
③苦手な問題を集中して対策
というのが結局は一番効率がよい方法になると思います。
採用試験の口コミ情報を見て効率的に筆記試験・適性検査対策を行う方法
続いて、効率的に筆記試験・適性検査対策を行うという意味では、志望する大学で過去にどのような筆記試験・適性検査が出されたかを確認し、確認できた試験の種類や受検形態(試験を受ける方法)の対策をするという方法があります。
もちろん過去の情報になるので、次の採用試験も同じとは限らないのですが、筆記試験・適性検査対策を行ううえでは参考になると思います。
このような過去の筆記試験・適性検査の情報は、過去の募集要項や求人票から読み取るのが一番よいのですが、それができない場合は採用試験の口コミ情報を見ることのできるサイトを活用することになります。
採用試験の口コミ情報が見れるサイトについては、新卒の採用試験の口コミが見れるサイトと、転職(中途採用)の採用試験の口コミ情報が見れるサイトがあるので、それぞれについて紹介します。
★【新卒向け】就活生が就活生に必要な情報を発信している「就活ノート」★
「リアルな選考情報・体験談」から実際に出された採用選考の情報を確認することができます。
⇒就活ノート(公式サイト)
★【新卒向け】みんなの就職活動日記★
会社や大学ごとに掲示板があり、そこで採用試験に関する様々な情報が交換されており、筆記試験や面接の内容についても確認することができます。過去の内容も見れるので、数年遡って確認したいという場合は使いやすいです。
⇒みんなの就職活動日記(公式サイト)
★【転職(中途採用)向け】転職会議★
転職系の口コミサイトはいくつもありますが、採用選考に関する口コミ情報があるサイトは少ないです。転職会議では、筆記試験の内容や面接で出された質問、面接官の人数や面接時の雰囲気などの口コミ情報を見ることができます。
⇒転職会議(公式サイト)
★【転職(中途採用)向け】キャリコネ★
キャリコネも採用試験に関する口コミ情報が見れる数少ないサイトの1つです。
⇒キャリコネ転職(公式サイト)
筆記試験・適性検査の内容と効率的な試験対策の進め方まとめ
大学職員採用試験では筆記試験・適性検査を実施している大学が多いため、多くの大学職員採用試験を受ける方については、しっかりと対策をしておくことをオススメします。
ただ、筆記試験・適性検査と言ってもかなり幅広いものがあるため、どこまで時間をかけるかは就職活動・転職活動全体の戦略的な部分に関わることでもあり、個々の判断が必要になります。
筆記試験・適性検査対策に時間をかけ過ぎて、面接試験がうまくいかないということになっても困ってしまうので、自分自身でどのくらいまでやるかを考え、試験対策を進められるとよいと思います。