大学職員コラム

大学職員コラム「嫌われる大学職員とは」

大学職員として何年か勤務していると、嫌われる大学職員の傾向が見えてきます。面接の場で嫌われる大学職員の傾向が見えてしまうと、面接官にマイナスな印象を与えてしますので、これから大学職員の面接を受ける方は事前に知っておいていただけるとよいと思います。

嫌われる職員になると仕事がうまくいかなくなる

これはどんな組織でも同じだと思いますが、大学職員の職場では、職員同士が協力して進める仕事が多くあります。

また、職員同士がそれぞれの仕事内容を共有しておくことができないと、学生や教員から質問があった際に、すぐに対応することができないなど、業務に支障をきたすことになります。

このため、大学職員はは他の職員と良好な関係を築くことが重要になります。

つまり、大学職員としてうまくやっていくためには、「嫌われない職員」になる必要があります。

他の職員から嫌われてしまうと、必要な情報が共有されないことになり、業務に影響をきたすだけでなく、大学現場の知識量が増えていかないため、自分自身の成長も阻害されることになります。

嫌われる大学職員のタイプとは

私がこれまで大学職員として働いてきた中で、職員との関係がうまくいっていないタイプをいくつかに分類して紹介してみたいと思います。

自分としては真面目に働いていたとしても、気が付かないうちに「嫌われる職員」になってしまうかもしれません。

そうならないために、どんなタイプの職員が嫌われるかをしっておくとよいと思います。

①やる気がない職員・働かない職員

どんな組織にも存在する人種ですが、大学にも当然に一定数存在します。

「この仕事は私の担当ではない」、「この仕事はあの人のほうが向いている」、「あの人の仕事は私よりも少ないのでは」、「この仕事は若手にやらせたほうがいいよ」など、このような発言をしだしたら要注意です。

もちろん、もともと嫌われてもいいからできるだけ仕事をしたくないというスタンスの職員もいるので、そういう人はいいのですが、職場でうまくやっていきたいと思っている人は気を付けたほうがよいと思います。

また、大学職員として働いていると、このような職員と出会うことがあります。

そうなると、自分より仕事をしてないのに自分より高い給料をもらっていて、怒りがこみ上げてくることもあります。

ただ、この場合、イライラしても何の得にもなりません。

上司に文句を言っても、ほとんどの場合は、やる気のない職員の心が入れ替わることはありません。

たとえ、仕事量が多くなったとしても、多くの仕事を行うことは、必ず自分の成長につながるはずなので、ぐっとこらえて、組織に貢献するようにしましょう。

②やたらとやる気がある職員

やる気がない職員に困るのは当たり前ですが、やる気があり過ぎる職員にも困ったりします。

一定のやる気はもちろん必要なのですが、やる気があり過ぎると嫌われる職員になる場合があります。

「仕事は楽しくしようよ!」、「大学を改革しようよ!」、「そんなんじゃ大学がつぶれちゃうよ!」、「常に改善しないと!」、「なんで勉強しないの!」などが口癖の人は要注意です。

何事もバランスよくできればよいのですが、やり過ぎるのは危険です。

大学職員には、子育て中の方、親の介護をやっている方など様々な職員がいます。

上記の発言も相手を見て言うのはもちろんよいのですが、相手も間違えると単なるうざいヤツになってしまいます。

自分は責任感があるつもりかもしれませんが、それによって職員の輪を乱すことは望ましくありません。

相手やその場の雰囲気を見て、発言するようにしましょう。

③口だけは調子のよい職員

さきほどのやたらとやる気のある職員と似ているのですが、「これはこうしたほうがよい!」、「これはこうすべきだ」と口だけでは調子がよいけど、実際に行動に移せない職員は嫌われます。

やる気があって、なんとか改善しようと頑張る人はまだよいのですが、口だけで体を動かさない職員はものすごく嫌われます。

よくあるパターンとしては、外部の職員の勉強会に参加して、○○大学ではこうやっていたので、自分の大学でもできはずだと言ったりするのですが、自分の大学での改革プロセスすらわかっておらず、改革できないのは周りの職員のせいにしたりして終わってしまったりします。

特に職員になりたての若手に多いので、そうならないように注意したほうがよいです。

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④だらしない、不衛生な人

これは男性職員に多いのですが、だらしなかったり、不衛生な人は嫌われます。

特に、大学職員には女性の方が比較的多かったりするので、一度この理由で嫌われてしまうと、すぐに他の女性職員にも伝染し、大変なことになってしまいます。

私がこれまでに見たケースだと、ほとんど毎日同じスーツを着ていたり、体臭がキツイ、髪の毛が常にボサボサだったりする職員です。

男性職員は忙しくなってくると、気を抜きがちなので、意識して気を付けるようにしましょう。

以上、簡単にまとめてみました。

当たり前のことが多いかと思いますが、働き始めるとあまり意識しなくなってしまうこともあると思います。

多くの職員と良好な関係を築き、多くの情報を得て、多くの仕事をこなすことが自分の成長につながると思いますので、ちょっとだけどんな職員が嫌われるかを意識して働くことも大切だと思います。

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