大学職員歴10年以上で、採用試験の面接官を担当させていただいている私が、ここ最近の大学関連のニュースで、先進的でおもしろいと感じた取組や知っておくべきと感じた事例について、分野ごとに各取組・事例の概要をまとめさせていただいています。

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2019年4月後半は計20件のニュースを紹介いたします。

このブログではその内容の一部をご紹介させていただいております。

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目次

第1章 教育改革に関するニュース
1 カリキュラム(教育課程)改革【1件】
2 特色のある授業・教育の取組【2件】

第2章 学生支援に関するニュース
1 ダイバーシティ【2件】

第3章 入試・広報に関するニュース
1 魅力的な広報の取組【1件】
2 高校生を対象としたイベントや高校との連携【1件】

第4章 社会貢献に関するニュース
1 小・中学生向けイベントの実施【2件】
2 その他社会貢献【1件】

第5章 グローバル化(国際化)に関するニュース
1 海外大学等との交流の促進【1件】
2 日本人学生の語学力を高める取組【1件】

第7章 その他のニュース
1 経済界の動向【1件】
2 新設大学・新学部等の設置【1件】
3 大学経営【1件】
4 大学間連携【2件】
5 保護者向けの取組【1件】
6 大学ランキング・統計調査等【1件】
7 その他特色ある取組やニュース【1件】

第1章 教育改革に関するニュースの紹介

1 カリキュラム(教育課程)改革

(1)専攻を選びやすくわかりやすくするための教育プログラムの再編
<実施大学>
札幌大学

<取組の概要>
札幌大学では、変化する社会環境に柔軟に対応できる多様な学びの選択肢を提供するとともに、専攻をさらに選びやすく、わかりやすくするため、教育プログラムを再編することを発表しました。

また、専攻横断的な実践型の学びとして、新たに「アクティブプログラム」を展開することとしています。

具体的には、地域共創学群(1学群13専攻)から9専攻に改組するとともに、「アクティブプログラム」では、様々なテーマによる実践的な活動の中から、興味関心に応じて選択・参加できる全専攻共通のプログラムとしています。

<取組に対するコメント>
近年の大学では、特徴的な魅力を意識づけるため、従来の学部や学科名ではなく、カタカナの特徴的な名称をつける大学が増えてきています。

一方で、特徴を出し過ぎてしまい、受験生などにとってわかりにくい状況になっているケースもあります。

このため、改めて受験生や社会にとってわかりやすい名称とすることも重要になってきていると思います。

名称を変えるということは、施設内の表示の差し替えや、広告費用の増大など、様々なコストがかかることになりますが、長期的に見てメリットがあるのであれば、教育プログラムの再編も必要になってくると思います。

2 特色のある授業・取組

(1)起業家を育成するための講座を実施
<実施大学>
長崎大学

<取組の概要>
長崎大学は、ふくおかフィナンシャルグループの協力のもと、学内にアントレプレナーシップ(起業家精神)を養成する拠点を開設することを発表しました。

これにより、学生らを対象にした寄付講座を開設するほか、実際に事業化やスタートアップに取り組むプログラムを用意することになっています。

具体的には、意欲のある学生を中心に20人を受け入れ、1チーム4~5人でビジネスモデルの開発に取り組み、国やふくおかFGの支援制度などを活用することで、最大で3,000万円以上の資金を獲得できるようしています。

<取組に対するコメント>
国の「成長戦略」の政策の柱の1つに「産業の新陳代謝とベンチャーの加速」というものがあり、ベンチャーへの支援が必要だとされています。

このようなこともあり、大学でも「起業」を支援することは、国の政策の観点とも一致していると思います。

しかし、大学の先生は起業やビジネスの経験がない場合も多いので、大学のみで起業を支援することは難しいと思います。

今回のように、金融機関と連携して、社会貢献の観点から、学生だけでなく、地域の起業を支援することは、起業支援の方法としてはうまいやり方だなと感じました。

第2章 学生支援に関するニュースの紹介

1 ダイバーシティ

(1)LGBTなどの性的少数者等を尊重するための「対応ガイドライン」の策定
<実施大学>
群馬大学

<取組の概要>
群馬大学では、LGBTなどの性的少数者を含む多様な性を尊重するための「対応ガイドライン」を策定しました。

トランスジェンダーの学生が通称名を使えるようにするほか、大学が作成する書類で性別情報が不要なものは性別欄を廃止し、学内の相談体制も充実させることとしています。

<取組に対するコメント>
多様な性を尊重するための取組は、今後も求められることになると思います。

特に、大学には多様な人材が集まる場でもあるので、大学が率先して先進的な取組を進めることが必要になってくると思います。

現在でも、文部科学省の学校基本調査では、性別の人数を回答する必要があったりなど、国としてもうまく対応できていない状況もあります。

可能であれば、大学から国に提案をしたり、社会に対して大学の取組を提案するようにしていくとよいと思いました。

第3章 入試・広報に関するニュースの紹介

1 新たな入試制度の導入

(1)高校教員向け大学説明会の開催
<実施大学>
武蔵野大学

<取組の概要>
武蔵野大学では2019年6月に、高校教員向けの大学説明会を開催することを発表しました。

この説明会では、難関法科大学院に3年生の飛び級合格者を輩出した法学部の取組や、2020年度より全学部で必修とする新しい情報科目、2020年度入試について説明する予定としています。

<取組に対するコメント>
高校生の進路決定をする際に、高校教員の助言は大きな影響を及ぼすとされているため、そのような観点からも高校教員向けの説明会は重要になると思います。

多くの大学でも実施されていると思いますが、現場の教員から、高校生は進路決定にあたってどのようなことを気にしているのか、高校教員にとって安心して勧めることができる大学はどのような大学なのかなど、最新の情報を得ることで、効果的な広報を行うことができるようになると思います。

大学職員を目指す方で、広報の仕事を行いたい方は、受験生への広報、高校教員への広報、保護者への広報など、様々なターゲットに対して、どのような広報が適切かを考えるとよいかもしれません。

第4章 社会貢献に関するニュースの紹介

1 小・中学生向けイベントの実施

(1)小・中学校生対象の国内留学プログラム
<実施大学>
テンプル大学ジャパンキャンパス

<取組の概要>
テンプル大学ジャパンキャンパスは、2019年の夏休みに、小・中学校生対象の国内プログラムを実施することを発表しました。

具体的な取組は次のとおりとなります。

・日本でできる中学生の国内留学プログラム(中学2・3年対象)
  開講式から閉講式まですべてが英語で行われ、参加者は英語漬けの3日間を過ごします。読む・聞く・書く・話すといった個々の技能より、英語の総合力を伸ばすようデザインされたプログラムとなっています。

・中学1年生のためのサマープログラム 
  本格的に英語の授業が始まった中学1年生の夏を大いに活用する3日間「英語オンリー」の集中型プログラムで、ネイティブスピーカーの講師やTUJの学生アシスタント(TA)と英語でグループワークをしたり、アクティビティをしながら楽しく英語を学ぶことができます。

 ・日本でできる小学生の国内留学プログラム(小学5・6年対象)
小学5・6年生を対象とした3日間のサマープログラムで、「算数」、「理科」、「社会」、「音楽」、「図工」など小学校で学ぶ科目をテーマに、絵や図形を見たり、体を動かしながら参加者の単語力や表現力を伸ばし、簡単な文章を使って説明したり、アクティビティなどを通して楽しく英語を学ぶことができます。

<取組に関するコメント>
中学生向けのイベントについても、学年によって分けるなど、かなりきめ細かいプログラムになっていると思います。

日本の教育機関では、英語教育にかなり力を入れ始めているので、需要はかなり高いと思います。

同じようなプログラムは、留学生などを活用することで、日本の大学でも実施可能だと思うので、個別の小学校や中学校と連携することで、かなり幅広い取組が進められると感じました。

すべてのニュースはこちら

2019年4月後半は計20のニュースを紹介しています。
すべてのニュースを見たい方はこちらをご確認ください。

以前のニュースはこちらです。
大学関連ニュース(4月前半版)
大学関連ニュース(3月後半版)
大学関連ニュース(3月前半版)
大学関連ニュース(2月後半版)
大学関連ニュース(2月前半版)
大学関連ニュース(1月後半版)
大学関連ニュース(1月前半版)
大学関連ニュース(12月後半版)
大学関連ニュース(12月前半版)

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