現役大学職員面接官が伝える大学職員採用試験の面接対策【事例編】(その1)

現役の大学職員の面接官として、面接で実際に出される質問をもとに、面接官が見るポイントや参考回答例をご紹介します。

皆様の面接対策の参考にいていただければ幸いです。

大学職員に採用されたらどのような仕事がしたいですか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
やりたい仕事については人それぞれになるので、自分でやりたいと思う仕事を正直に答えても大丈夫です。

私がこれまでに行った面接の中では、学生支援(就職支援含む)、グローバル化、産学連携、広報をやりたいという受験者がほとんどです。

ただ、大学職員の多くは、ジェネラリストとして育成されることが多いので、1つの仕事にこだわり過ぎず、様々な仕事をしたいと伝えるとよいと思います。

イメージとしては、「○○のような仕事をやりたいと思っています。ただ、幅広い仕事を経験することで、自分自身を成長させることができ、組織にも貢献できると思うので、様座㎡な仕事の経験もしていきたいです。」というような回答がよいと思います。

<回答例①>
学生支援の仕事に携わっていきたいと思っています。

私は大学時代に教職免許の取得をしましたが、取得にあたっては、担当の職員の方にサポートしていただくことで何とか取得することができました。

特に、教育実習のときは、不安が大きい中、職員の方にアドバイスをいただいたことで何とか単位を取得することができました。

もともとは教員を目指していましたが、このような経験から大学職員を目指し、自分自身もが学生を支援する仕事を行いたいと思っています。

ただ、大学職員の仕事には、学生支援だけでなく、広報、財務・会計、産学連携など様々仕事があるので、幅広い経験をして、大学改革を進められるような人材になっていきたいと思っています。

【考えられる追加の質問】
・職員の方にどのようなアドバイスをもらいましたか。
・将来的にどのような職員になりたいと思っていますか。
・なぜ教員をやめたのですか。

大学職員には様々な仕事があり、精神的に辛い仕事や体力が必要な仕事もありますが問題ありませんか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
具体的なエピソードを添えて問題ないことを説明しましょう。

大学職員の仕事は一般的に「楽」という印象がありますが、実際には精神的にも体力的にも辛い場面が多々あります。

体力面で言うと、例えば、入試などのイベントの仕事では、重い荷物をたくさん運ぶ必要がありますし、夜遅くまで勤務して、早朝に出勤ということもよくあります。

また、部署によっては連日深夜まで勤務するということもあります。

精神面では、どの組織でもそうですが、説明してもわかってくれない人に粘り強く説明する必要があったり、クレーマー的な学生への対応があったりします。
最近は保護者への対応も増えています。

面接官としては、大学職員の仕事に耐えられかという視点と大学職員の仕事を理解しているか(楽なイメージしかもっていないわけではないか)などについて見ています。

<回答例①>
体力的にも精神的にも問題ないと考えております。

高校生の頃は、サッカー部に3年間所属しており、辛い練習にも耐え抜いてきました。

特に、大会前には朝練もやるようになりますが、ほとんど休まずに練習を行えました。

また、大学時代にはファミレスや引っ越しのアルバイトを経験し、最初はうまく仕事をこなすことができず悔しい思いもしましたが、大変なときも粘り強く働くことで、それぞれの勤務先でしっかりと戦力として勤務することができました。

【考えられる追加の質問】
・サッカー部ではどんなポジションでしたか。
・最後の大会ではどのような成績でしたか。
・アルバイトで特に大変だったことはありましたか。
・アルバイトでミスをしたことはありますか。それを改善するために自分自身でどのような工夫をしましたか。

<パターン②>
これまでの約5年の職務経験の中で多くの厳しい仕事を経験してきているので、大変な仕事でも耐えることができると思っています。

前職(現在の仕事)では、営業担当として勤務しており、毎月の売り上げノルマを厳しく管理されています。

新人職員の頃はノルマを達成でいないことがありましたが、成功パターンを必死に勉強し、2年目以降はノルマを達成するだけでなく、全体を通じて5%以上の売上アップを達成することができました。

また、プロジェクトのリーダーを任された際には、異なる考えをもつチーム内の調整で苦労したこともありましたが、コミュニケーションをしっかりとりながらプロジェクトを成功させることができました。

【考えられる追加の質問】
・ノルマを達成するために工夫したことはありますか。
・成功パターンの勉強とはどのようなことをしましたか。
・どんなプロジェクトのリーダーをまかせられましたか。
・リーダーとして失敗したと思うことはありますか。それをどのようにすればよかったと思っていますか。

大学職員として働くうえで健康面に問題ないですか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
健康面に多少問題があったとしても、嘘のない範囲内で健康をアピールするようにしましょう。

もし、健康面に問題があるようでしたら、健康を保つために「ジョギングをしている」、「毎日ストレッチをしている」などと、健康のための活動を面接までに始めておくとよいと思います。

最近の大学では、仕事が高度化していることもあって、精神面に支障をきたして休職に入ってしまう職員もいたりします。

休職に入る前段階では、体調を崩して休暇をとるようになり、休暇をとることで仕事はうまく進まなくなり、そうなることで周りの職員に迷惑をかけてしまい、最終的に休職につながるというケースも多かったりします。

このような状況から、面接官としては、健康面については見た目や話しぶりでも確認しますが、本人がどのような認識を持っているかという点にも注目しています。

<回答例①>
大学時代は、勉強だけでなくサークル活動やアルバイトも行っていましたが、体調を崩すことは4年間で1~2回程度であり、健康面には問題がないと考えています。

<回答例②>
体調をくずしてしまうとアルバイトや趣味ができなくなってしまうため、健康には気をつけています。現在は、週に1回程度ジョギングをするようにしていますが、健康面に不安はありません。

<解答例③>
健康は全く問題ありません。風邪も3年くらいひいておりませんし、体も特に悪いところはありません。ただ、これから老いていくところかもしれませんが、健康のために食生活には気をつけるようにしています。

趣味はありますか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
趣味がないという方も多いと思いますが、ないよりはあったほうがよい印象を与えることができます。

例えば、「草野球」が趣味だった場合、面接官の趣味も同様に草野球だった場合は、なぜかそれだけで好印象を与えることができたりします。

本来は選考とは異なる部分ですが、面接官も人間ですので、やむを得ないのかもしれません。

また、無理にこの質問で自分自身をアピールする必要もないかもしれませんが、「映画」や「読書」などというありきたりな趣味よりは、少し驚くような珍しい趣味のほうが面接官には印象が残りやすいです。

これは、個人的な印象になりますが、趣味があると、仕事以外での交友関係も広がり、発想力も豊かになるのではないかと思っています。

<回答例①>
 趣味は「グランドホッケー」です。アイスホッケーのグランド版になりますが1カ月に2回程度ですがグループで活動をしています。

<回答例②>
趣味は「これです」と強く言えるものはありませんが、時間があるときは、ジョギングをしたり、DVDを見たり、喫茶店に行って本を読んだりすることが多いです。

ストレスが溜まってしまったときのその解消法はありますか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
上記にも記載しましたが、近年の大学職員は体調を崩してしまって休職に入ってしまう職員もそれなりにいるため、自分なりのストレス解消法をもっていると安心する部分があります。

この質問は趣味と少し重なってしまう部分もありますが、必ず聞かれる質問なので、「ストレス解消法」としての回答も準備しておく必要があります。

もし、先に趣味についての質問がされてしまった場合は、「先ほどの趣味のところでお話した〇〇もストレス解消法の1つですが、その他には・・・」という形で、趣味とは別のものをもう1つ用意しておくと、面接がスムーズにいくと思います。

面接官としては、その人自身が悩みを溜め込まないタイプなのか、もっというと、休職や退職に結びつくような人材ではないかについて見ることになります。

ときどき、それで本当にストレス解消ができるのかという回答をする方もいるので、面接官が納得するような回答をして、自分自身がしっかりと自分のことをコントロールできるということを伝えるようにしましょう。

また、「お酒を飲むこと」や「ギャンブル」など、何となくマイナスの影響を与えるような回答は、面接の場では避けたほうがよいです。

回答によっては、例えば、何かのグループに所属していて、グループでの活動がストレス解消法だったりすると、「交友関係が広い」とか、「コミュニケーション能力が高い」というような印象を与えます。

その他に自分自身がリーダー的な役割を担っているのであれば、「主体性がある」との印象を与えることがあります。

<回答例①>
私のストレス解消法は旅行です。旅行は高校時代の友人と行くことが多いのですが、旅行先での活動だけでなく、旅行の計画を立てることや旅行の移動中もすごく楽しむことができて、旅行の後は心をスッキリさせることができます。

<回答例②>
私のストレス解消法はカラオケです。昔から歌が好きで、大学時代はオーケストラのサークルに入っていたのですが、カラオケで自分の好きな歌を歌うことでストレスを解消することができます。友人

<回答例③>
私のストレス解消法はおいしいものを食べることです。大学時代には仲のよい友人とお互いに食べたいものを探してグルメツアーのようなことをやっていました。友人とは社会人になったらもっとおいしいものを食べようと約束をしているので今から楽しみです。

休日はどのようなことをして過ごすことが多いですか

◆大学職員の面接官が見るポイント◆
「趣味」に関する質問とも少し重なりますが、休日の過ごし方によって、あなた自身の人柄を見ていますが、それだけではなく、時間を有効に活用しているか、自分なりの目標のようなものを持っているか、活動的な人材なのかについて見ることになります。

よい印象を与えるためには、何らかの目的をもって活動していたり、健康的な生活を送っていたり、自己啓発をしているようなところを伝えられるとよいと思います。

一方で、例えば、「夕方まで寝ています」、「テレビを見ています」などという回答は「ダラダラしていることが多い」という印象を与えることになってしまうので、それが事実であっても面接の場では避けたほうがよいと思います。

また、大学職員の仕事では、授業期間中は土曜日に出勤することも多いですし、日曜日や祝日もイベントなどで出勤しなければならないことも多いです。

例えば、「土曜や日曜・祝日の出勤も多いですが大丈夫ですか」と聞かれた場合は、「問題ないです。特にイベントなどは積極的に関わっていきたいと思っているので、できるだけ関わっていきたいです。」というような回答をするとよいと思います。

<回答例①>
 休日は奨学金を借りている関係もあって、アルバイトをしていることが多いです。その他には1カ月に2回くらいペースでフットサルを行っています。

【考えられる追加の質問】
・どのようなアルバイトをしていましたか。
・アルバイトはどれくらいの期間していましたか。
・アルバイトで苦労したことや工夫したことはありますか。
・アルバイトを通じてどのようなことを学びましたか。

<回答例②>
土曜日は英会話学校に通ったり、洋画や海外ドラマを見て英語の聞き取りの勉強をすることが多いです。日曜日は午前中はゆっくりすることが多いですが、友人と出かけたり、ジョギングをしたり、買い物に行ったりと、割と自由に動いていることが多いです。

【考えられる追加の質問】
・語学力はどのくらい向上しましたか。
・特に好きな洋画や海外ドラマはありますか。

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大学の面接での質問を知ることができれば、その大学が求める人材像がわかったりもするので、それを踏まえて志望動機を作るのも1つのやり方だと思います。
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