部署名としては、学生支援課や学生課などの名称がついていることが多いです。ここでは、履修相談などを行う教務の仕事とは区別して説明をいたします。

学生支援の主な仕事内容には以下のようなものがあります。
 

学生生活全般の相談への対応

学生支援部門には学生からかなり幅広い内容の相談を受けることになります。

内容によっては、関係する部署に取り次ぐことになりますが、せっかく相談してきている学生が目の前にいるので、何とか可能な範囲の対応を行う必要があります。

特に入学直後は、学生生活に不安を持っている学生が多いので入学当初の学生のサポートは非常に重要になります。

最近は、メンタル的に弱い学生が増えてきており、大学としてのサポートの拡充が必要になってきていると言われています。

退学する学生が多くなってしまうと、大学の収入も減ってしまうので、退学者を減らせるようなサポートを考え出している大学も増えてきています。
 

サークル・部活などの運営サポート

学生がサークルや部活動を行っていくうえでのサポートを行います。

具体的には、サークル・部活の立ち上げ時の手続きのサポートや学内の施設を利用するためのルールを説明したりします。

また、ルールどおりに活動をしない団体があった場合は、大学のルールに則った活動をするように指導をしたり、未然に事故や問題が起きないようにする対策を考えたりします。

大学の広報的な観点から考えると、部活やサークルの活躍は、大学の広報としては非常に有効になります。

一方で、部活やサークルが不祥事を起こしてしまうと、「学生が勝手にやった」だけで済ますことはできず、だいがくにとってはものすごくマイナスイメージになってしまいます。

最近は、そうならないための対策も求められるようになってきています。

学生寮の管理・運営

学生寮を持っている大学では、学生寮の管理・運営の業務もあります。

学生寮は家賃が安く人気なので、大学によっては抽選を行うなど、入居者の選定を行う必要があります。そこでは、学生が納得する公平な方法で実施する必要があります。

また、多くの大学では、大学のグローバル化(国際化)を推進しており、大学によっては、留学生と日本人学生が一緒に住める学生寮の建設を進める大学も増えてきています。

そうなると、建設するための予算(お金)の問題やルールの策定など、多くの課題や問題を解決していく必要があります。

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学園祭などの学生が主体的に行う行事のサポート

学園祭は学生にとってはものすごく大きなイベントになりますが、事故や事件などが起こらないようにサポートするのも大学職員の仕事です。

また、学園祭では、近隣の方から騒音などに関するクレームがくることも多くあります。
そのような場合は、大学としてできる限りの対応を考えて、近隣の方に納得してもらえるよう説明することも必要になったりします。

学生によい思い出を残してもらうためには、大学職員がしっかりと裏からサポートする必要があります。

奨学金の申請受付や交付の決定手続き

現在の多くの学生が、経済的な不安を抱えて、奨学金を借りているケースが増えているため、奨学金などを受給するための手続きを行います。

一般的に奨学金といっても、日本学生支援機構のような「貸与型」の奨学金もあれば、大学独自で選ばれた学生に給付する返済義務のない「給付型」の奨学金があります。

いずれにしても、申請量も膨大で、申請ミスがあると授業料を支払えなくて退学になってしまうケースもあるため、かなり慎重に扱う必要があります。

また、他の機関が募集している奨学金に学生が応募する場合もあります。そのような場合は、学生がその奨学金に合格できるようアドバイスをしたりもします。

施設貸出の手続き

部活やサークルなどが大学内の施設を利用する際の手続きを行います。

大学には多くの部活やサークルがあるので、ルールに基づいて公平に行う必要があります。

ルールを守らない部活やサークルがあった場合は注意をし、必要に応じて使用停止にすることもあります。

また、外部の人に大学の施設を貸し出すこともあります。
外部の人に施設を貸し出す場合は、お金をいただくことも多く、それは大学としての収入になります。

最近は、学生が減ることにより、授業料収入が減ってしまうので、授業料以外の収入を増やす取組を進める大学もあります。

そのような観点から、以下に効率的に施設貸出を行うかという検討も必要になってきます。

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学生からの要望への対応

学生からの要望については、個別の学生からの場合もありますが、学生団体からの場合もあります。

単純に「職員の態度が悪い」というような要望であれば、担当部署に連絡をして改善を促すことができますが、お金のかかる要望についてはすぐに対応することができません。

そのようなときは、学生だからといって簡単に受け流すのではなく、丁寧に説明をして、誠実に対応することが求められます。

学生が大学を嫌いになってしまうと、長期的にみると大学にとってはものすごくマイナスになるので、このようなことを普段から意識して業務に取り組む必要があります。

学生支援の仕事は以上のようなイメージです。
大学職員の仕事としてはメジャーな部類だと思います。

仕事の名前のとおり、学生と接することができるので、非常に大学っぽい仕事で、私は非常にやりがいのある仕事だと感じています。

ただ、ものわかりのよい学生ばかりではなく、こちらの説明を聞き入れてくれない学生がいたり、学生が起こした問題によって対外的な対応をしなければならないところは大変なところでもあると思います。

特に権利意識の強い学生は、こちらが説得するどころか、油断すると職員側がねじ伏せられてしまうケースもあります。

最近は、保護者からのクレーム的な電話もあるようなので、やはり楽しいことばかりではないですね。


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